今回のテーマは、大地を見る旅。あるいは、この地球上でもっとも遠いところへ行く旅。
アルゼンチンです。
前回行ったイスラエルは、大人になってから、国際情勢を勉強してから、行きたくなった国。
アルゼンチンは、子供の頃からずっと行きたいと思い続けていた、バケットリスト最上位の国です。
(もちろん、今、可能な範囲においてです(#^^#))
きっかけは、当時見た「母をたずねて三千里」。
アルゼンチンという国を知り、買ってもらった地球儀を回してびっくり!
地球の真下じゃないですか(笑)
その恐ろしくなるほどの遠さ、奈落の底に落ちてしまいそうな、地球上の位置的な感覚に、子供ながらにゾクッときたものでした。
旅人にとっての遠い国
旅をこよなく愛する私にとって、距離はあまり関係ありませんが、よく考えてみれば、私たちは、この地球上を旅するしかありません。(当たり前です)
となれば、最も遠い国って、これ以上は遠くに行くことができない国って、
私にとって、まさに地の果て、旅の究極です。
これからの人生、一生涯を旅で埋め尽くすとしても、行きたいと思っても行けない場所もあるでしょう。この不透明な現代社会、何が起こるかわからない。
バケットリストを追い求めて、行きたいところから順に行くんです。
だからこそ、この果ての国。絶対外すわけにはいきません。
正確にいうと、最も遠い国はチリ?ブラジル? ま、そのあたりは愛嬌で(笑)
こんな自分なので、将来、月とか火星に自由に行ける時代がきたら、間違いなく行きます。
「もっとも遠い場所は外せないぃぃぃぃぃ!」などと叫びながら
1週間の休暇でアルゼンチンに行けるのか?
ところで、イスラエルの旅から帰って、まだひと月たらず。
ところが、永年勤務したことによる、会社からのご褒美休暇、1週間の休暇を得ました。一生懸命仕事をしていれば、そりゃいいこともあります。
ところで、地球の裏側アルゼンチンともなれば、往復の移動にもそれなりに時間がかかります。そもそも1週間でスケジュールが成り立つのだろうか。
パタゴニア縦断の夢
アルゼンチンに行きたいと思っていた理由は、自分にとっての最も遠い国だからですが、さらに加えるとすれば、パタゴニアの大地をバスで走り抜けたかったから。
パタゴニアというのは、アルゼンチン南部の南緯40度より南の地域を指し、その北よりは広大なパンパと呼ばれる草原が広がり、南に行けば行くほど不毛の大地となるエリアです。
すなわち、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからバスで南下すれば、次第に窓外は荒涼とした大地になっていき、さらに南に行けば、マゼラン海峡。
マゼラン海峡を越えれば、そこはもう南米大陸最南端のエリア。そしてその先は、南極ですよ!
なんか、最果てに向かってる旅って気がしませんか!
ほんと、これ、実現するの夢でした!(^^)!
アルゼンチン 5泊11日 弾丸一人旅スケジュール
そして、そのパタゴニア縦断の夢を実現するべくたてたスケジュールがこちらです。
日付 |
午前 |
午後 | 宿泊地 |
---|---|---|---|
10/27(木) |
羽田25:00発 |
機内 |
|
10/27(木) |
機中 |
ロサンゼルス19:00着 21:35発 |
機内 |
10/28(金) |
マイアミ5:45着 10:10発 |
ブエノスアイレス20:17着 | ブエノスアイレス |
10/29(土) |
ブエノスアイレス観光 |
ブエノスアイレス観光 19:00発 ⇒ バス |
車中泊 |
10/30(日) |
バス車中 |
バス車中 |
車中泊 |
10/31(月) |
リオ・ガジェゴス 朝到着 バス乗り換え |
ウシュワイア 夜到着 | ウシュワイア |
11/1(火) |
ウシュワイア観光 |
ウシュワイア観光 |
ウシュワイア |
11/2(水) |
ウシュワイア観光 |
ウシュワイア ⇒ エル・カラファテ(飛行機) |
エル・カラファテ |
11/3(木) |
エル・カラファテ観光 (氷河ツアー) |
(氷河ツアー) エル・カラファテ ⇒ ブエノスアイレス(飛行機) |
ブエノスアイレス |
11/4(金) |
ブエノスアイレス観光 |
ブエノスアイレス20:15発 | 機内 |
11/5(土) |
ダラス5:13着 10:30発 |
機中 | 機内 |
11/6(日) |
機中 |
成田14:15着 |
会社からもらった1週間のご褒美休暇をフルに使い、バスで50時間かけてパタゴニア縦断を敢行すると、こんな感じのスケジュールになりました。
1週間休暇があれば、サラリーマンでもアルゼンチンに行って来れるんですね。
これを見てあらためて思いましたが、私の旅人生において、実に壮大なスケジュールです(笑)
タイムテーブル的にも、10/27が2回あったり、実は羽田発は10/28なのでロサンゼルスで乗り継ぐときには時間が戻っていたり。
海外一人旅の経験がまだ浅いので、日付変更線をまたぐ旅、楽しみです。いったいこれは、何泊何日になるんでしょうか??
正直、会社勤めをしているうちに、このような旅に出られるとは夢にも思っていませんでした。
旅行通の方が見たら、
- 「はるばるアルゼンチンまで行って、イグアスの滝も見ないんかい?」
- 「ブエノスアイレスからウシュワイアまで、バスに車中2泊3日って、正気じゃないんじゃない?」
と、言われそうです。
どんどん、言ってください(笑)
はるばるアルゼンチンまで行くからには、とことん大地を見るんです。
パタゴニアの大地を見る、それが、私の長年の夢だったんですから。
アメリカン航空のブエノスアイレス往復フライト
乗る飛行機は、はじめてのアメリカン航空ですが、これまたすごいフライトスケジュール。
航空会社 | 便名 | フライト | 乗継ぎ時間 | |
---|---|---|---|---|
往き |
アメリカン 航空 |
AA0026 | 羽田1:00 ⇒ ロサンゼルス19:00 | 2時間35分 |
AA2471 | ロサンゼルス21:35 ⇒ マイアミ5:45 | 4時間25分 | ||
AA0999 | マイアミ10:10 ⇒ ブエノスアイレス20:17 | |||
帰り |
アメリカン 航空 |
AA0996 | ブエノスアイレス20:15 ⇒ ダラス5:13 | 5時間17分 |
AA0175 | ダラス10:30 ⇒ 成田14:15 |
このルートは、往復で、なんと38,308kmの超ロングフライト!
そして、飛行機に乗ってる時間が、往きだけで24時間14分! 乗り継ぎ時間を入れたら30時間以上です。
地球を赤道に沿って1周すると4万キロですから、とんでもない距離を旅することになります。
それも、たった10日間で。
弾丸旅行もここに極まれりと、出発まで勝手に一人で悦に浸っていました(笑)
ちなみに、アメリカン航空のチケットのお値段は空港使用料等込みで125,000円。意外と安かったのも嬉しかったです。
イスラエルに続いて、今回もまた、飛行機やら、バスやら、ホテルなどを確定。
限られた時間内に、目的を果たすためには、致しかたありません。
余分なリスクは極力避けなければならない、この悲しさ。
会社員の身で旅をしていくためには、不確実性というものを、極力排除せざるをえない。
宿で朝起きて、さあ、今日はどうしよう、と、考えられたら最高でしょう。
でも、飛行機に30時間乗ってブエノスアイレスに飛び、そこからバスで50時間かけてパタゴニア縦断。想像するだけでゾクゾクします!(^^)!
アルゼンチンへの旅の準備は、まだまだ続きますよ。