長年の夢だったパタゴニア縦断。
そして1週間の休暇が終わり、帰国のフライト。
ブエノスアイレスからの夜間飛行で、まずはダラスに到着しました。
| 航空会社 | 便名 | フライト | 乗継ぎ時間 |
|---|---|---|---|
|
アメリカン 航空 |
AA0996 | ブエノスアイレス20:18 ⇒ ダラス5:13 | 5時間17分 |
| AA0175 | ダラス10:30 ⇒ 成田14:15 |
入国するわけではないですが、ダラスは雨模様?

ダラス・フォートワース空港のトランジット
さて、トランジットに備えてコンコースに入ると、外国人は、あっちへ行け、と。

来た時にロサンゼルスでやった入国したくなくても必要な米国入国審査。
またまた、とんでもない行列です。
でも、今度は乗り継ぎに5時間あるから大丈夫でしょう。

1週間前のことが、鮮やかによみがえってきました。
来るときは、これに、バッテンが入ってたんだよね。今度はありません。

ほんと、どういうことなんだろう??
ロサンゼルスでの初めての入国時に、指紋とか取られてるから、それと一致して、こいつは問題ない、とか判断されたとか・・
でも、今回は、1時間そこそこの時間で審査をクリアしました。ゲートに向かいます。

おおーッ、さすがハブ空港、ダラス・フォートワース。
ゲートを探すにも、このフライトの数!

ありました。10:35の成田行き。
JALとのコードシェア便だからJALの表示なんだろうけど、私は、アメリカン航空に乗るつもりでいるから、一瞬戸惑います。

ゲートはターミナルDの23ゲート。
プライオリティパスで入れるラウンジが、そばにあるそうなので、そこで時間をつぶしますか。
まだ、時刻は6時半。フライトまで4時間近くあります。

まだ、朝早すぎて、人もまだらです。ラウンジも7時からみたいで、まだ開いていません。

で、荷物をシートに結び付けてトイレに行ったら事件が・・
ロック解除の番号がわからなくなりました。
いや、わからなくなったというより、荷物に紛れているうちに、違う番号にリセットされたみたいで、正しいはずの番号で、うんともすんともいわなくなてしまいました。
なんたるドジ!
空港職員に言って、バッグを切り裂いてもらおうかとも思いましたが、考えてみれば、番号は3ケタ。
相違回数でロックされないアナログ式なので、999回の総当たりを試みれば、解除できるはず。
「000」からはじめて、「420」で開きました。
この間、約20分。人気のない早朝でよかった・・
はっきり言って、馬鹿です。

ダラス・フォートワース空港のプライオリティパス・ラウンジ
長旅で疲れているからでしょうと、気持ちを切り替え^ ^
7時に開いたラウンジに入ります。

プライオリティパスが使えるラウンジは、テルアビブのベングリオン空港に次いで2回目です。
ダラス・フォートワース空港は、ターミナルDの21と22番ゲートの間にありました。

開いたばかりの時間ということもあるんでしょうが、渋滞しています。
正直、私はVIPではないし、楽天プレミアムカードの恩恵で、使えるわけですが、ラウンジ運営側の思惑はどうなんでしょう。

間違いなく、客層は庶民化し、もはや特別なラウンジではなく、普通のラウンジに成り下がってますね。

とはいうものの、ここは、完全に閉ざされた空間。落ち着くことができます。

まだ、お腹はすいていませんが、食事もとれるし、お酒も飲めます。

窓の外には、広い空港の滑走路が見えます。

赤ワインをいただきました。
まだ油断はできませんが、ここまでの旅の無事を祝って乾杯です。
ちなみに、大統領選間近の米国。後方に映るテレビモニタは、それ一色でした。
そして、帰国直後に、トランプ大統領が誕生します(笑)

そして、シャワールーム。これだけでも、ラウンジ使えるメリットあるよね。

ドライヤーがないのが玉にキズだけど、さっぱりさせてもらいました。

フライト直前までラウンジにいるのは、やっぱり怖いので、23番ゲートへ。

ブエノス・アイレスでのことがあったので、念のためカウンターの係にチケットを見せます。
問題ありません。

ダラス ⇒ 成田のフライト
ボーディング開始です。成田行きの機内は満席。

窓がデカい、アメリカン航空。
機内食はおいしくないけど、これはうれしい。
あと、前の席との間隔も広い。通常使うのが米国人だもんね。

成田まで10,332キロ。
1本で乗る飛行機としては、今のところ人生で最長じゃないかな。

地球は丸いので、なんと、アリューシャン列島の方を飛んでいくみたいですよ。

飛び立ちました。これで、ほんとに旅の最後。楽しかった旅でした。

すぐに、雲一色になってしまいました。
ちょっと、下界の様子はわかりそうにありません。

でも、また赤ワインで乾杯。

雲の隙間からみえる、アメリカの国土。

雲の形が、パタゴニアの原野を連想させます。

飛行機は、ロッキー山脈にかかろうかというところ。
グランドキャニオンではありませんが、それに似た地形です。

スケールの大きい大地、アメリカ!

上空から見下ろすロッキー山脈
ロッキー山脈の上で、機内食。

これが、また、そんなにおいしくない(笑)
決して、私はグルメでもなんでもなく、いたって庶民的な味覚だと思ってますが・・

眼下に広がるロッキー山脈。雪かぶってるところもありますね。


ロッキーを見下ろしながら、食事するなんて、夢にも思わなかったなあ

アメリカ本土とも、お別れ・・
いよいよ、太平洋上空に出ます。

機内は、食事も終わって、眠る人、映画を見る人、窓の外を見ているのは、私だけ。
でも、これからは、太平洋ですから少し寝ますか。

配られたおやつ。

軽く、ひと眠りすると、機はアラスカ上空に。

おお、富士山みたい・・

上空から見下ろすアラスカの氷河
アラスカの山々ですね。

これも、氷河かな。
なんと、地球上の南と北の氷河をいっぺんに見れるなんて、とんでもない大旅行になっちゃいました(*^^)v



ベーリング海の上空になると、また雲の海。


窓の外に、一喜一憂しているのは私だけ。

2度目のおやつ。アイスクリームはおいしかったです。

千島列島、見えるかな・・

無理でした・・・

到着まで1時間を切ってから、2度目の食事。

CAも疲れてるのかな。なんか、放り投げるように出されました(笑)
焼きそばです。

利根川です。

そして、犬吠埼。
日本に帰ってきましたね。ようやく、それを感じました。

そして、第2ターミナルに到着。
14時間近いフライト。さすがに、少し腰にきたかな。


総移動距離、4万4千キロ以上の弾丸旅行。無事に終了です。

税関では、私のパスポートをペラペラめくりながら「行ったのはアメリカだけですか?」
「いや、アメリカではなく、アルゼンチンです。」
「ふえ~、ずいぶん遠くに行ったんですねぇ。」
その通り、アルゼンチンは遠かった。
私にとっての最果ての国、ほんと行ってよかった・・
そして、その税関職員。お土産を調べ、笑いながら
「お土産は家族?職場? ひょっとして、明日から仕事ですか?」
その通りです。明日から仕事。頑張ろう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。