「青春18きっぷ」の通用期間は、夏季は通常9月10日まで。
今日は9月11日(日)。
ふつうに切符を買って乗りますが、昨日からの流れで「青春18きっぷ」で旅してる感覚。
なので、タイトルはそのまま「青春18きっぷ」です(^^)
中央東線各駅停車 松本 ⇒ 小淵沢
現在、松本駅にいる私。
今回の「青春18きっぷ」の旅では、「青海川」・「親不知」・「糸魚川」・「中土」・「南小谷」・「松本」と途中下車して楽しみました。
本日は、「野辺山」「清里」「小淵沢」で途中下車する予定。
すなわち、小海線に乗るつもりです。
松本駅は、今回初めて途中下車しましたが、私の「青春18全盛期」は、新宿から夜行列車で早朝に松本についていたので、よく立ち食いそばにお世話になりました。
長いホームが貫禄の松本駅。
乗るのは11:40発の甲府行き電車。小淵沢に着くのは13:07。1時間27分の旅。
この電車、始発は長野なので、けっこう長距離です。
松本を発車し、塩尻を出ると、名古屋に向かう中央西線が右に分かれていきます。
みどり湖駅。
下諏訪駅が近づき、ほんの少し湖面をみせる諏訪湖。
下諏訪駅では、列車交換のため8分の停車。
停車時間中に、ホームを歩く感触。久しぶりに思い出します。
下諏訪は、諏訪大社をかまえる見どころの多い町。いつかまた来ましょう。
上諏訪を過ぎて、茅野でも特急に抜かれるため11分の停車。
新幹線以外で、ホームに駅弁のある駅は珍しくなったと思う。
中央本線に多い、木のベンチ。
特急が颯爽と現れて、颯爽と発車していきます。
〇〇系とか知らないんだけど、最近の特急ってカッコいいな。
茅野を出ると、長野県から山梨県の県境に向けて登りはじめます。
青柳駅。
中央本線の車窓はきれいだ。
信濃境駅。
すごくいい名前の駅だと思う。
甲斐駒ヶ岳は雲をかぶってるけど、胸が広々とする景色です。
そして、電車は小海線のディーゼルカーが停車中の小淵沢駅に到着です。
小海線の先頭車両にて 小淵沢 ⇒ 野辺山
小淵沢では、いったん改札口の外に出て、コインロッカーに背中の荷物をあずけます。
小海線なんて超久しぶりだ。20年ぶりくらい?
すでに日曜日の午後なので、これから高原に向かう人は少数です。
でも、私は先頭の窓のそばに立ちました。
これから急こう配を登るところを、前面展望で味わいたい。
発車して、さっそくの25‰の登り勾配。
そして小海線の見どころのひとつ、180度Uターンカーブに差し掛かります。通称「大曲り」。
おお、大パノラマ(^^)
もうこんなに登っちゃったんだね。
きついのぼりが続きます。
10分ほど登り続けて「甲斐小泉」駅。
まだまだ登り続けます。
「甲斐大泉」駅に到着。
坂になってるのがわかるレール。
清里駅。小淵沢駅の標高が881mなので、17.5㎞で393mも登ってきたことになります。
平均22.4‰。ほとんど登りっぱなしという感じです。
そして、さらに登り続けて、JRの標高最高地点の踏切。ここは、あとで徒歩で寄るつもり。
そして野辺山駅に到着。
旅好きの人なら誰しも知るJR最高駅「野辺山」。
通ったことは何度もありますが、降りるのは初めてです。
野辺山 ~ 清里を歩いてみる
ホームに降り立つと、さすがに涼しい。25度もないんじゃないかな。
1,345mというと、スカイツリー2つ分よりも高い。空気が美味しいわけです。
「青春18きっぷ」最終日の昨日だったら、もっと観光客がいたことでしょう。
標高が高く、空気が爽やかだと、建物とかまで清潔に見えるのはなぜ?
ゴミひとつ落ちていない「野辺山」駅の駅前でした。
さて、「野辺山駅」で途中下車してみたところで、これから「清里駅」まで歩こうと思います。
現在14時過ぎ。清里駅を15:42に出る小淵沢行きをつかまえられるでしょう。
距離は約6㎞。途中、JRの最高地点にも立ち寄るつもりです。
早速歩き出します。いやあ、とにかくいい天気。
日差しがすごく照りつけるのに、そんなに暑くない不思議な感覚。
小海線のディーゼルカーとすれ違いました。
赤岳のほうを見ていますが、山頂付近は雲をかぶっちゃってました。
高原野菜を栽培してるのかな。
景色はいいし、花は咲いてるし、楽しいハイキング(^^)
でも、背中の荷物は降ろしてきて正解だった。
JR最高地点に立つ
さて、ここも来るの初めてです。通ったことは、何回もあるのにな。
小海線って、やっぱり赤字なんだろうか。きれいに整備された道床を見てると、これからもずっと存続されると信じたい。
9月11日日曜日の午後。誰もいない「JR最高地点」でした。
では、もうひと踏ん張りして、清里駅へ。
クルマの行き交う国道を歩きます。
野辺山は長野県だけど、清里は山梨県なんだ。
気温24度。どおりで涼しく感じたわけだ。しかし、十分汗はかいてます(^^)
清里まで3㎞。
清里から小淵沢へ
ようやく、清里駅へ。さすがに6㎞は疲れたな(^^)
小淵沢までの切符。
ホームは観光ラッシュの様相。これからみなさん、自宅に帰るんですね。
スカイツリーもう少し小さくしてあげないといけないんじゃない?
清里駅も利用するの初めて。今回の旅は、初物づくしでありました。
まもなく15:42発の小淵沢行きが来ます。
車内は満員。でも小淵沢まで23分です。甲斐大泉駅からもいっぱい乗ってきましたね。
行きと違って、帰りは、軽快に下り坂を駆け降ります。
そして眺めのいい「大曲り」。
小淵沢駅に到着しました。
乗っていた満員の乗客は、ほぼ中央本線上りのホームに。特急を待っているのでしょう。
小淵沢の有名駅弁「元気甲斐」。一度食べてみたい。
しかし、私にはこのあと、小淵沢の町で豪勢な夕食が待っています(^^)
特急がやって来て発車していきます。
小諸に向けて折り返す小海線の車内をのぞいてみました。
観光ラッシュの一団が降り、宴の後のように静まり返っています。
これが小海線の本来の姿です。
赤字路線の存続は難しいとは思われますが、せめて小淵沢~野辺山だけでも残してくれたら。
高原鉄道小海線の乗車記でした。