ハノイの世界遺産「タンロン遺跡」で熱中症初期症状に襲われる【ベトナム旅行記2023 #10】

学問の神様「文廟」の見学を終えて、時刻はちょうど12時。

この時点では、まだ本日の日程、4分の1ほどの消化。

暑いけど、汗ダラダラ流しながら歩く感覚が気持ちいい。

ぶっ倒れるまで歩き回ろう。

そんなバカな決意を固めていたところ。

とりあえず、地理的順序に従って、次の目的地は「タンロン遺跡」になります。

「文廟」から「タンロン遺跡」へ

Googleマップにしたがって、「文廟」から「タンロン遺跡」へ、炎天下の下を歩きます。

しかし、驚くのがハノイの人たちの服。

これ、完全に真冬の出たちですよw

汗もかかず、37度レベルでは、暑いとは感じないらしい。

DNAレベルでそんなに日本人と違うのかと思った瞬間。

 

そんなことに感心していると、いきなり飛び込んできた金日成の生写真。

そして、レーニン像が立つレーニン公園。さすが、というか社会主義国。

そして、軍事歴史博物館が見えてくると、「タンロン遺跡」に着きます。

ハノイの世界遺産「タンロン遺跡」

さて、こちらが2010年に世界遺産登録された「タンロン遺跡」の入り口。

エントランスは、さすがに世界遺産でエアコン効きまくりでほっとする。

チケットを買いましょう。

世界遺産だけに、なんとなく厳かな雰囲気。

実際、この地域一帯は、軍の管理下に置かれているみたいです。

チケットは3万ドン(183円)。文廟と同じだ。

うわ、一度エアコンルームに入ると、さすがにきついw

湿気を含んだ熱気に、ふたたび身体が包まれます。

ちなみに場所はこちらです。

さて、意を決して歩き出します。

これは風鈴? 風がなく、まったく揺れてませんw

提灯というか、ランタンは、アジアの風物詩ですね。

そして、城の南門(端門)の正面に立ちます。

ベトナム王朝の旧門から城の敷地を眺める

11世紀から19世紀初頭までは、ベトナム王朝は、タンロンが首都。

この場所に、タンロン城が築かれ、歴代の皇帝が居城していたわけです。

この提灯はもちろん後付けですが、城壁は当時のままでしょうか。

まだまだ、敷地内の随所で遺跡の発掘が繰り返されているみたいです。

城壁の上に上がってみましょう。

城壁の上に上がると、まず目に止まるのが黄色い壁の楼閣。

これも、当時のものでしょうか。

タンロンとは、昇龍という意味とのことで、それに相応しい威厳を放ってます。

城壁の上から見下ろす中庭。

さきほど見かけた軍事博物館の塔。

今も昔も、この一帯は軍事拠点のようです。

このあたりからです。私の体調に少し異変が・・・

めまいがして、楼閣の下に避難しました。

そのときは、ふりそそぐ太陽光に目がくらんだくらいにしか思わず・・

気温39度で脱水症状気味に・・

気温38度の下で、汗をダラダラ流して歩き回る快感。

これぞ東南アジア。

歩きながら、流れる汗が、石畳に落ち続け、あっというまに乾いていきます。

この暑さにも飢えてたんだよね・・・だから気持ちいいんだ。

旅しか趣味のない人間が、3年間も海外の旅を封印された気持ちわかりますか(^ ^)

この死ぬほどの暑さを気持ちいいと思ってしまうんだから、完全にイカれてるw

汗を出し尽くして、3年分の新陳代謝をしちまえ、そんな気分。

 

でも、さすがに水分取らなきゃだめだろ・・・

ところが、私の持ってる紙幣が使えませんでした。

この炎天下で、見事なほど涼しげなポーズ。

ほんとにお見事です。素敵すぎます。

ところで、私の身体からは、想像以上に水分と塩分が流出していたみたいです。

気温39度の表示を見たからではないですが、めまいを起こして、かるく倒れてしまった・・・

ちょっと、自分の身体ではない感じ・・

ベトナム戦争資料館の中で一休み

身体全体も、かるくしびれてきた。

危険を感じて、手近にあった資料館の中に駆け込みます。

いやあ、弱いとはいえ、エアコンが効いている施設で助かった。

熱中症の前兆だったんじゃないだろうか・・なったことはないんだけど。

エアコンという文明の利器を借りて、扇子で身体に冷気を吹き込むうち、少しづつ落ち着いてきましたが、早く水分をとった方がいいでしょう。

しかし、資料館の中には、物珍しいものばかり。

ベトナム戦争時は、これで戦局を連絡しあっていたんでしょうね。

作戦会議室。

当時も、こんなふうにお茶を囲んで作戦を練っていたのかな。

私も、本日これからの行動をひとりで作戦会議。

考えた末、無理しない方がいいと判断。

このあとホーチミン廟とか歩こうと思ってたんですが、あきらめます。

ベトナムは、まだまだくることもあるでしょう。

楽しみが残ったと考えることにします。

とにかく、ホテルまで戻ろう。

線路に入れるみたいだったので、ショートカット。

タンロン遺跡から、ホアンキエム湖のホテルまで、徒歩20分で帰ってきました。

サークルKで仕入れた、水分&塩分補給、そしてランチ。

大汗をかいた身体に、ポカリの一気飲みがうまい。

水分をとったところで、身体のしびれはなくなってきました、よかった。

シャワーを浴びて、ベッドに横になります。

いくら、久しぶりのアジアの街の散策が気持ちいいからと言って、倒れる寸前まで行動しちゃマズイだろ・・・反省ですw

今回のベトナム3泊5日ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。