古都めぐりというよりは、アクティビティといった感じの世界遺産「ニンビン」のツアー。
ランチの後は、さらにアクティビティ色が強くなります。
気温40度の炎天下でツアー参加者の体力はもつでしょうか?
すでに2人リタイアしています・・・心配
サウナのようなチャンアンボートクルーズ
さて、ツアーの一行は、ランチのあと、再びバスに乗って、「世界遺産チャンアンの景観関連遺産」の名称にもなっている「チャンアン」へ。
バスを降りると、もわ〜という感じで、熱気と湿気に包まれます。
このATM、直射日光にさらされて平気かな・・・気温は40度です。
水を手に入れて、臨戦体制。
ボート乗り場に行くために、地下道をくぐるみたいです。
美しい地下道。さすが世界遺産。
地下道を抜けると、いきなり目に入ったこの景色。
世界遺産「チャンアン」は、約2億4000万年前にできたとされるカルスト地形。
奇岩の景観を眺めながら川下りを楽しむ、アクティビティです。
ガイドさんのすすめで、ツアー客全員帽子を装着。
持ってない人には、麦わら帽子が借り出されます。
そのくらい危険な暑さ。ガイドさん曰く「異常な暑さ」・・・マジですか(^ ^)
そして、ボート乗り場です。
船頭さんは、みんな女性みたいです。
大事な大事なライフジャケット。しっかりと装着。
私のボートには、ベトナム人女性2人が同乗。
では、カルスト地形の洞窟をくぐるチャンアンボートクルーズスタート。
ハロン湾のボートより、少々小ぶり。
ボートに乗ってる人数も、2人か3人です。
しかし景色は、陸のハロン湾と言われるのもうなずける雄大さ。
2億4000万年前 世界で最も新しいカルストの洞窟
ボートクルーズの目玉、洞窟くぐり。
ハロン湾より、天井の岩が近いので迫力あります。
天井だけでなく、両サイドも迫ってくるので豪快そのもの。
おや、上陸できるのかな・・・
素通りでした・・・残念。
ツアーでなく、個人で利用していたら、上陸できるみたいでした。
それにしても暑い・・・ついに気温は41度に。
この炎天下のなか、何事もないように進んでいくボートツアー。
何事もないように見えるのは、参加者の多くがベトナム人で、暑さと湿気に強いからです。
欧米人旅行者などは、かなり参っている様子・・・私を含めてw
川中島の鳥居。
今度は、さらに天井の低い洞窟。くぐれるのかな・・・
女先頭さんが、頭を低くして、の合図。
ほんと、スレスレですw
見上げれば、すごい石灰岩です。
途中で降りることもできるようですが、私のようなツアー参加者は、30分ほど進んだところで折り返し。
ふたたび、天井の低い洞窟。
これだけのボートを動かすわけだから、女先頭さんの数もハンパないでしょ。
と、思って、船を降りたあと、ガイドさんに聞いてみたら、1000人以上いるとのこと。
コロナ中は、観光客が完全にと絶え、大変だったらしい。
終点です。ベトナム人の女先頭さん、ありがとうございました。
いやあ、のど乾いたぞ。
ファンタなんて、久しぶりだw
登るのはよく考えてから・・ムアケイブの石段500段
さて、お次は、本日最後のアクティビティ「ムアケイブ」です。
世界遺産「ニンビン」においても、こんなわかりやすいスポットはない。
要するに、石段を登るだけの絶景スポットです(^ ^)
登る前に、ガイドさんが、再三注意を促します。
- 足がもつれて、転ぶ方が多いですよ、きをつけて
- 水分補給はこまめに
- 往復40分はかかります
- 体力に自信のない方はレストルームで休んでましょう
と、こんな感じ。
ツアー参加者の半数が離脱しましたが、私はもちろん登る組。
500段くらい、なんてことないだろう・・・
甘く考えてましたが、一段一段の高さが高いので、けっこう足に負担がきますw
その疲れを忘れさせてくれる絶景。ニンビンって、けっこう都会なんだな。
ムアケイブには、山が2つあって、低い山と高い山。
500段は高い山の方。これは、高い山に登っている途中で見下ろした、低い方の山。
低い方の山を眺めながら、体力の回復を待つ。時計を見ながらですw
でも、天空の寺院って雰囲気マックス。
ミャンマーのタウン・カラッに登ったことを思い出しました。
白い石壁が、ところどころむき出している。
このあたり、というかベトナム全土が石灰岩なのかな、ハロン湾もそうだし。
中腹の休憩所。ここで引き返す人も多数います。暑いし、気持ちはわかる。
私は、さらなる高みを目指します。
ムアケイブ頂上の龍にタッチ
さて、気力をふり絞って、なんとか頂上に到達。そして女神様にご挨拶。
ん? しかし、まだ先があるぞ・・・?
このベトナム人女性についていってみよう・・・
実は、これ危険。足を踏み外したら大変なことに。
でも、立ち入り禁止とは書いてないんだよなあ。
なるほど・・龍ですか。これが名実ともに、ムアケイブの頂上のようです。
まさか、龍のアタマに乗るわけにはいきません。
龍のほっぺたをタッチして、指紋を残させてもらいました(^ ^)
ムアケイブ頂上からの絶景。
この景色の見え方を、登る前に知っていたら、中腹で引き返す人、もっと多くなりそうw
とはいえ、世界遺産「ニンビン」を構成するムアケイブ。
その頂上に立つことができて、ちょっとした達成感です。
さて、アクエリアスを飲み干して、一気に下るとしましょう。
下りは下りで、気をつけないと危ない。
登る時に足腰使ってるから、ただでさえガクガク。
だから、踏ん張りきれなくて、余計に危ない。
下るだけでも苦闘だわ、こりゃ。
ガイドさんが言ってた往復40分は、健康優良児の平均タイムのようです。
下まで下ると、ガイドさんはじめ、ツアー一行がバスの中で待機してました。
あらら・・みんな行かなかったのかなw
でも、私、遅刻してませんよ。
集合時間17時の5分前には、きっちり帰還です(^ ^)
そして、夕暮れに包まれる道を、ハノイに向けて帰ります。
無事にツアー終了です。
そして、私にとっては、GWのベトナム旅が無事に終了。
楽しかった旅を回想しつつ、無事に帰れることに安堵するという、旅最終日特有の気持ちになって、流れ去る景色を眺めてます。