【世界遺産】ソウル最古の王宮「昌徳宮(チャンドックン)」を歩いてみる【12月のソウル旅行記 #9】

今朝は雪が舞っていたこともあり、歩きだしが9時過ぎと遅かった。

なので「光化門」「景福宮」「三清洞」「北村韓屋村」と回ったころには、すでに14時を回ってました。

明洞には16時には戻りたい。

それは、明洞にある「ナンタ劇場」の公演を見たいからで、これが17時開始だから。

今日、土曜日の街歩きは、ソウル市街の北東に位置する「昌徳宮(チャンドックン)」と「宗廟(チョンミョ)」という2つの世界遺産を打ち止めと考えてましたが、「昌徳宮」だけで終わってしまいそうです。

ちなみに「昌徳宮」というのはここ。

明洞から歩いても行けますが、地下鉄安国駅からすぐです。

日本語ガイドは「水・金・日」の昌徳宮

現代自動車の本社かな?

その横を通り抜けて昌徳宮へ。

ハンボクをまとった韓国人女性。

チケットセンターです。

チケット自体は3,000ウオン(約310円)。

しかし、この案内はなんだろう?

昌徳宮には、庭園が併設されているというから、それのガイドツアーかな。

ほんとは、こういうの使いたいんだよね。理解が深まるから。

でも、日本語は水・金・日。今日は土曜日、残念・・

では、中に入りましょう。

世界遺産登録 朝鮮王朝時代の宮殿「昌徳宮」

入り口にあたる「敦化門(トンファムン)」。昌徳宮の正門。

1412年に建設された当時の姿のまま。韓国の王宮において最古の門。

午前中に歩いた景福宮と並んで、とてつもなく広い境内です。

その広い境内に、次々と現れる重厚な門。

私は韓国ドラマを見たことないんですが、よくロケ地として使われるそうです。

ヒロインになりきっているみたい(^^)

昌徳宮(チャンドックン)は、景福宮(キョンボックン)の離宮として建てられました。

1405年、李氏朝鮮太宗の時代になります。

ところがその後、1592年の文禄の役により、建物が焼失。

1615年に再建されたあと、約270年もの間、朝鮮王朝の王宮であり続けました。

1868年に景福宮が再建されると、再び昌徳宮は離宮となりますが、韓国国内の宮殿の中でも、創建時の姿を最も良く残しているとされ、1997年に世界遺産に登録されています。

仁政殿(インジョンジョン)は、王の即位式などの儀式が行われる正殿。

これは、その入り口の門。

石畳に並ぶ石碑は、臣下の階級を表しているそうです。

朝鮮王朝時代において、臣下たちは階級が大事。刻まれた階級の通りに並ばなくていけません。

儒教社会のなごりですね。

なんか、韓国ドラマ、少し観たくなったなw

こちらが、仁政殿の内部。写真撮ってもいいみたいです。

玉座の背後に掲げられている絵。

「日月五峰図」といい、太陽は王、月は王妃を表しているそうです。

韓国では、どこの王宮でも、この絵が飾られているようで、日本でいえば「アマテラス」と「ツクヨミ」のようなものでしょうか。

ところで、立ち止まって観察していると、足の下から寒さがわきあがってきます(^^)

宣政殿(ソンジョンジョン)への入り口、「宣政門。」

王様の執務室があった場所になります。

さて、このあたりで、一段落といった感じで、観光客がたむろしてました。

昌慶宮(チャンギョングン)の庭園を歩く

ここが、昌徳宮と昌慶宮を結ぶ門です。昌徳宮からやってきて、昌慶宮に入る場合は、1000ウオンのチケットが必要です。

昌慶宮も、昌徳宮と同じく、文禄の役で焼失した宮殿。

広い境内ですが、とりとめもなく歩いてみましょう。

ソウルのビル街と景観がうまくマッチしています。

宮殿が集まる南側からはなれ、北へ歩いていくと氷結した池が現れました。

ソウルの北緯は37度で仙台よりも南ですが、12月中旬でもこの寒さ。

大陸性気候といったところでしょうか。

陽も陰ってきて、さすがにこの寒さはこたえますw

昌慶宮の正殿となる「明政殿」ものぞいてみました。

1484年に建てられましたが、やはり文禄の役で焼失。

1616年に再建された朝鮮半島に現存する故宮の正殿としては最古の建築だそうです。

夜はライトアップされたり、人も多く集まるエリアのようですが、本日は閑散。寒いから?

「明政殿」の敷地を一通り歩いてみます。

歩いてないと寒いから(^^)

昌慶宮の東の門「弘化門」から外に出ました。

この南には、世界遺産「宗廟」がありますが、タイムリミット。次回の楽しみとしておきます。

弘化門の最寄り駅「恵化(ヘファ)」駅から、地下鉄で明洞に戻ります。

そして明洞。夕方までに明洞に戻ってきたのは「ナンタ劇場」の公演を見たいから。

ちなみに、ソウルの地下鉄を単発で乗ると、乗るたびにICカードが発行されますが、発行のつど500ウオンの保証金がとられます。

その保証金は、簡単に払い戻すことができますが、乗り放題パスのようなものを手に入れたほうが賢いでしょう。次回はそうします。

明洞駅の地上に出ると、小さなサンタクロースがいっぱい。

もうすぐクリスマスですね(^^)

今回のソウル週末弾丸一人旅の全行程・費用などはこちらです。