さて、タイトル通りなんですが、聖徳太子が創建して、千利休が庭を改築したなんて、あまりにもスケールが大きすぎて、ピンときません(^_^)
南北朝時代の南朝皇居「吉水神社」をあとにした私は、その「竹林院」に向かって、上り坂を歩きます。たぶん、20分くらいでたどり着けるでしょう。
「吉水神社」から「竹林院」へ
ふたたび、街道を歩きはじめましたが、名物を売るお店屋が並びます。
源義経と別れた静御前が捕らえられ、社前で法楽の舞を舞ったとされる「勝手神社(跡)」。
この「勝手神社」を過ぎると、道が二手に分かれます。
「竹林院」をはじめとする神社仏閣が並ぶ通りは右。
上り坂もさらに急になりましたが、頑張って歩きます。
高台から「中千本」が見下ろせます。
これ、桜の最盛期ならば、クルマで来るのも大変そうだな。
由緒ある街道です。記念碑や神社を改装した旅館が並びます。
こちらの「喜蔵院」には、ユースホステルがあるそうです。
天武天皇が建立し、日本最古の聖天尊(歓喜天)が祀られてる「櫻本坊」。
境内を少し歩いてみます。
大和三庭園の一つ「竹林院・群芳園」
聖徳太子が開いたとされる「竹林院」に着きました。
旅館も併設されている「竹林院群芳園」。
すごく雰囲気のよい純和製旅館ですが、お値段はどのくらいなのかなと調べると、
素泊まりで15,000円前後。2食付のもっとも高いコースで30,000円前後。(2021年7月の週末)
目玉が飛び出るほどの値段ではありません。
こういう旅館にも、たまには泊まってみたいものです。
では、千利休が造園したという庭園にいってみましょう。
入場料は400円。お金は、木箱に入れるみたいです。
さて、どんな庭園なのでしょう。
庭園に宿坊が張り出しています。
夜なんか、雰囲気あるだろうな。
おお、こちらが「群芳園」。
千利休が造園した名庭と考えるだけで、芸術的に見えるから不思議。
あれが、有名な枝垂れ桜だそうです。
桜も、いちおう咲いてました。
これは、早いのかな、遅いのかな。
本日が3月30日ということを考えると、少々早いということなんでしょうね。
宿坊の娘さんか、あるいはアルバイトか、高校生くらいの女性が、いっしょうけんめい庭を手入れしていました。
桜のほかにも、つつじや椿も咲くようです。
裏山にのぼってみます。
吉野を一望、ってわけにはいかないようです。
でも蔵王堂が見えますね。
さらに上へ。花見用の小屋でしょうか。
拝観客が私一人なので、恐ろしいほど静かで、時が止まったかのような庭園の散策。
しばらく高台に腰けて、吉野の山なみを眺めていました。
そして、時計を見れば11時過ぎ。そろそろ、次の目的地に向かいましょう。
艶やかな姿の巫女さんもお見えする「竹林院」でした。