緊急事態宣言がようやく終了した首都圏です。(2021年3月)
不要不急の外出を自粛せよ、と言っておきながら、パチンコ屋や映画館は営業??していることに、不要不急の意味がいまいちわからない一市民ですが、政府や関係者にも考えがあってのことなのでしょう。
善良な市民である私は、この2ヶ月間巣ごもりを続け、旅は一切していません。
この巣ごもりの間に、新しい楽しみ(レイアウト作り)なんてのを見つけたりしましたが、緊急事態宣言が解除されれば、感染に注意しながら旅に出ます。
そもそも、私の旅は純粋な一人旅で、旅の道中、誰かと長時間会話することなんてありません。
昨年来、何かにつけて、旅=悪、みたいな表現を目にし、正直辟易してましたが、一人旅、一人で行動することが感染を拡大させない最大の手段だと、勝手にそう思っています。
(と言ってる間に、もう次の緊急事態宣言。行動することがダメなんじゃなくて、多人数で集まったり、ペチャクチャしゃべりまくることがダメなはずなのに・・)
ときは春。春とくれば桜。桜といえば京都。
現在はまってる鉄道模型のレイアウト作りも、おおむねの地形まで組み終わり、試運転も完了し一段落。
京都は昨年から3度訪れているので、今回は奈良にも足を伸ばそう、ということで、もうすぐ4月という3月下旬の週末に、休暇をもらって出発です(^^)
のぞみに飛び乗って奈良へ! なんと緊急停止?
東京駅から新幹線に乗るのは久しぶり。
楽しみの一つ目は、東京駅の全国津々浦々多彩な駅弁。
これが目的で、品川ではなく東京駅からの乗車。
今回は、入り口に高く積まれて目立っていた、「鳥取産カニ寿司」が目に入り、衝動的に購入。
かに寿司なんて久しぶりだな・・
日曜日なのに、気の毒なほど空いている「のぞみ」のなかで、新鮮なカニに舌鼓です。
春の夜明けの空を眺めながら、旅立ち。
ここ1ヶ月。ずっと部屋の中で、ジオラマ作りという旅を楽しんでいましたが、リアルな旅もまたよし。
空がどんよりしてきましたが、順調に新丹那トンネルをぬけ、富士川を猛スピードで渡ります。
いやあ、気持ちいいなあ・・
と思ったら、突然の停電!
250km以上の速度で快走していたのぞみは、力が抜けていく感じでスローダウン。
なんと、静岡県の田んぼのまんなかで停まってしまいました(゜o゜)
い、いったい、なにが起こったぁ・・
すぐさま、停電による緊急停車のアナウンス。
しかし、原因はわからないとのこと。うわ、やれやれだぜ・・
この状況をツイッターでつぶやくと、親切なフォロワーさんが「地震の影響じゃないかな」と返信。
ほどなくして、「地震を検知したための緊急停車です。まもなく出発できます。」との情報。
よかった(^^)
しかし、新幹線の技術ってすごいね。
遠く離れた地震を検知して、自動的にブレーキがかかるんだから。
これ以上安全な乗り物はないような気がします。
20分ほど遅れた「のぞみ」は、雨の降りはじめた名古屋に停車。
雨が降りはじめたのではなく、関西方面が雨模様なのでした。
雨に煙る関ヶ原を通過。
雨はキライではなく、むしろ好きだけど、桜散っちゃわないかな・・と、少し心配。
京都から近鉄で「西ノ京」へ
ちょっとしたハプニングがありましたが、京都駅に到着。
近鉄電車に乗り換えて「西ノ京」に向かいます。
ちなみに、新幹線から近鉄への乗り換えは便利。
階段おりてすぐだし、八条口側に出れば、コインロッカーも並んでいます。
近鉄電車の、この行き止まり式のホームってカッコいいね。
今回旅する奈良県は、私の旅履歴をひもといても未開の地が多い土地。
この行き先を見て「かしはらじんぐう」と読めません。
そもそも、関西の鉄道路線図が、アタマに入ってない。
しばらくは、国内にとどまらざるをえないし、今年は、京都のほか、奈良や大阪、和歌山なんて歩いてみたら楽しそう、ふとそう思います。
京都駅を発車した近鉄電車は、すぐに右手に東寺をのぞみます。
街の家並みの中の五重塔って、迫力ある。
県庁所在地の奈良へ向かう場合は、「大和西大寺」が乗換駅。
ここでは降りません。
「大和西大寺」の次の停車駅が「西ノ京」。ここで降ります。
しかし、「西ノ京」って、カッコいい駅名だな。
橿原神宮へ向かって発車していく急行列車を見送ります。
ところで、「西ノ京」で降りたのは、「薬師寺」を歩くため。
「薬師寺」は、病気平癒でおなじみの奈良県の世界遺産。
本日の行程は、この「薬師寺」と鑑真で有名な「唐招提寺」をあわせて見学するところからはじまります。
時刻は、お昼を回ったところ。
さて、本日は、どこまで回れるかな!(^^)!