紅葉盛りに一足早かった長谷寺をあとにします。
今夜の宿は奈良の「ならまち」の旅館を予約してますが、すでに13時過ぎなので、これからの行動は微妙なところ。
長谷寺は桜井市。
奈良の南側にあたるので、飛鳥などを回るつもりであれば地理的には近いですが、日没までには、飛鳥の見どころをすべては回り切れません。
ここは、いったん奈良に出て、宿で旅装をとき、ならまち付近のお寺でも散策って感じかな。
奈良を旅するとあって、無意識に「奈良」に宿泊を決めましたが、飛鳥を中心に回るのであれば、桜井や橿原神宮あたりに泊まるのが良かったのかもしれません。
なんせ、奈良の旅歴が浅いもんですから、桜井や橿原神宮から奈良まで小一時間かかることなどまったく知らなかった。
ま、今回の旅は、ゆるい週末旅のつもりなので、毎度毎度のガツガツとスケジュールを詰め込むのはやめて、まったりいきましょう。
長谷寺から近鉄奈良へ
長谷寺駅で近鉄の電車を待っていたら、これは逆方向の名張方面行き。
それにしても、すごい急こう配を登ってくるものです。
近鉄大阪線と橿原線の乗換駅は大和八木駅。
奈良県の交通の要衝として駅名だけは知っていたけど、通るのははじめて。
大和八木駅で盛大に売っていた「柿の葉すし」。
そして近鉄奈良駅に到着。
大和八木からは40分弱。わが家(千葉)から東京駅っていう感覚です。
めざす旅館「白鳳」は、ここから徒歩数分。
まだチェックイン時刻になってないけど、荷物だけでも置かせてもらいましょう。
立地抜群&コスパよしのならまち「旅館白鳳」
旅館「白鳳」。実は10年前に、家族で来たことのある懐かしの旅館。
ならまちの西寄りにあり、東大寺・春日大社・興福寺などへ徒歩圏内。
この立地の良さで、消費税込み6000円という安さが魅力。
もちろん素泊まりですが。
場所はこちら。
素泊まりでも、まわりにお店やコンビニがいっぱいあるので、食には困りません。
親切なことに、チェックイン時刻前なのに、チェックインさせてもらえました。
おお、やっぱり畳の和室は、心が和みますね。
今夜は酒でも飲みながら、まったりと日本式旅館の安らぎを味わうとしましょう。
ちなみに、人工温泉ですが、光明石温泉という温泉が湧いてます。
成分にイオン化作用が強いとされる「光明石」を含んで、肌をつるつるにして、湯冷めしにくいなどの効用があるそう。
まだ泊り客はいないみたいだし、せっかくなので、一浴してからならまちの散歩に行きますか。
旅館白鳳のHPはこちらです。
まったりとした「ならまち&猿沢池」の散策
旅館「白鳳」は、春日大社の春日参拝道に通じる道沿いに面しています。
すごくいい雰囲気です。ほんと、旅館が素泊まりでも、食には困りませんね。
通りから一歩入ると、奈良を感じとれる「ならまち」へ。
行政上「ならまち」という場所はないらしいんですが、世界遺産・元興寺の旧境内を中心とする一帯を「ならまち」と呼び、観光拠点としているようです。
「ならまち」は平城京の「外京」にあたり、当時の区画割をもとに再建されました。
当時をしのぶ格子戸。
中からは外の様子が見えるのに対し、外からは中が見えにくいという「知恵」ですが、1300年も前にそんな家が本当に存在していたのだろうか。
刀剣ショップもあります。
あとで知ったのですが、刀剣の所持には免許はいらず、購入してそのまま電車で持ち帰ることができるそう。
免許がいるのは販売店側ですね。
と考えたら、一本欲しくなってきた(^^)
世界遺産にも指定されている「元興寺」。
ここは、あとで寄ってみましょう。
ならまちの北端にあるのが「猿沢池」。
西日が水面を照らしいいムードに。
この角度で眺める、興福寺の五重塔を背景とする情景は、南都八景の一つだそうです。
それよりも、気になるのは、水面に飾られた数々の提灯。
美的センスのない私には、この時は、ライトアップしたらどんな感じになるのか想像できず。
夜になってから再訪すればよかったですが、今朝は早起きだったし、歩き回って疲れていたので、酒を飲んで寝ちゃいました!(^^)!
なので、ツイッターの投稿を紹介させていただきます。
奈良・猿沢池の夕景。
赤い提灯のあかりがいつもと違う猿沢池を演出してくれています。#奈良 #猿沢池 #ならまち遊歩 #EOS9000D pic.twitter.com/omm5ipHaZT— やたのからす (@NaraYukimaru) August 18, 2020
猿沢池のほとりにたたずむ鹿さんに一礼です。