いよいよ、旅も終わりですね。
上海虹橋空港の野宿からはじまった今回の旅は、ついに終焉です。
ANA機に乗って、日本に帰国すれば、明日からは仕事が待っています。
でも、そんなこと問題じゃありません。
10連休がくれた、シルクロードの旅。
神に感謝したくなるほど、楽しい思い出になりました。
ANA機から見下ろす東シナ海
駅に着いたのが15時10分頃。
ANA便のフライトは17:05なので、ちょうどいいです。
10連休最後の日であり、夕方でもあるので、激混みかな、と思ったら、全然そんなことない。
窓際ゲット。最後の最後まで、旅を楽しもう。
免税店に、「楼蘭ワイン」あるかな、と期待してのぞいたんですが、無理でした。
かわりに、娘たちや同僚へのお土産をこまごまと買い込みます。
ANAの文字と、日本の国旗。帰国するという実感が、にわかに湧き起こります。
ほんとに、旅も終わりですね。
驚いたことに満席じゃありません。私の隣も空席。中国、嫌われちゃってるかな。
上海にもお別れ。
ANA機は、長江口を見下ろすように、舞い上がりました。
中国大陸の東の果て。古代シルクロードを旅した人たちは、この大陸の終点をどんなふうに見ていたんだろうか。
この先に、島国日本があるなんて、古代の人は、どうやって知ったんだろう?
こんな景色を見ていると、長江の中洲、あそこも歩いてみたい、そんな気分になります。
機は東シナ海へ。
東シナ海は、飛行機で何度も通過していますが、眼下に海が見えるのは久しぶり。
東シナ海を見下ろしながら、今回の旅を回想。
10泊11日で、蘭州・敦煌・トルファン・カシュガル・ホータン・上海と駆け巡った、文字通りのシルクロード、新疆ウイグル自治区の弾丸紀行でした。
いつも、帰りの飛行機の中では、旅の中で親切にしてくれた人の顔などが浮かぶんですが、今回、走馬灯のように浮かぶのは、ウイグル人の顔つきをした警官や、女性車掌の顔ばかり。
ほんとに、違和感たっぷりの旅だった。
ウイグル人の顔して(つまり欧米人のような顔をして)、あの叫ぶような中国語で命令してくるんですから。
私は、ジャーナリストではないので、新疆ウイグル自治区において、ウイグル人たちがどんな扱いを受けているのか、知る義務はない。
しかし、一旅行者として、ウイグル人の生活の表情を見れば、噂されている「弾圧」を感じとれないこともなかった。
幸いだったのは、ウイグル人の子供たちの表情が明るかったこと。道を間違えないように、大人になってくれればと思う。
機内食が配られました。11日ぶりに食べる日本食。
否応なしに、明日からの仕事のことが思い出されます(笑)
ANA機は順調に飛行を続け、房総半島上空へ。
11日に及んだ旅も終わりました。旅行日数が長かったからだけでなく、様々な点で、忘れえぬ旅になりました。
ひょっとしたら、もう新疆ウイグル自治区には、入れなくなってしまうのでは、という可能性も含めて、今回の旅は、私にとって、貴重な旅経験になりました。
こんな旅ができたのも、10連休のおかげ。
日本国民に10連休をくれた天皇陛下&安倍政権 ありがとう!
こう叫びたいです(^_^)v
※最後までお読みいただき、ありがとうございました。