【シルクロード】7日目(その2)雪山を映す絶景の白沙湖

さて、クルマはどんどん登ります。軍事要素の強いカラコルム・ハイウエイですが、景色は絶景。こんな快適なドライブも、めったに経験できないでしょう。

「世界の屋根」へ続くカラコルム・ハイウエイ

絶景であるだけでなく、相当険しいカラコルム・ハイウエイ。 

今でこそ、きちんと舗装されていますが、かつては砂利道だったとのこと。観光バスで、大きく揺られながらカラクリ湖へ向かった、旅行記なども見かけます。

あの万年雪らしき山は、カラコルム山脈か? クンルン山脈か?

地滑りのあと? しょっちゅう、地滑りあるらしいんですよ。 

 

集落の名前かな。ちゃんと、ウイグル語でも書かれています。しかし、漢字とウイグル語では、大違いだな。

 

まだまだ、険しい山間に分け入っていきますよ。

標高は、今のところ2,000m。カラクリ湖の湖面は、3,600mです。

標高2,000mを超えたあたりから、急に草木が姿を消しました。 

 

さっきの地名は、休憩所の名前だったのかな。

休憩所の超開放型トイレ

広々とした休憩所で、一休みです。

休憩所とはいっても、売店や食堂があるわけではありません。それでも、カシュガルから2時間半の地点です。観光バスから降りてきた中国人たちも、思い思いに身体を伸ばしています。

びっくりしたのは、このトイレ。

これで、大と小兼用です。しかも、汚い(笑)

中国の辺境の地のトイレ事情が、あまりよくないとは聞いていましたが、女性用はどうなってるんだろ?

トイレはさておき、冷たい空気が気持ちいいです。

天気に恵まれてよかったです。このエリア、天気がよく変わるらしい。

 

標高3,000mを超えて

さて、再び出発です。迫りくる崖が、ますます険しい。 

歓迎のアーチ。

お、トンネルですね。このドライブではじめてのトンネル。長さは2,635mですか。

 

トンネルを抜けると、岩と砂の世界が待っていました。

谷を高架橋でまたいでいます。

崖を削ったり、けっこうたいへんな工事と費用のような気がします。

  

標高も、3,000mを超えました。

標高3,000m超えは、人生2度目の体験。1度目は、今年はじめのカナリア諸島にて。高いところ好きだなあ(笑)

  

3,000mを超えて、万年雪も迫ってきます。

谷と谷を高架橋でつないでいます。この地を大動脈とすべき、共産党の強い意志でしょうか。古代の旅人は、谷を上がったり下がったり、大変な道中が察せられます。

近くに火山がある?

 

運転手が、「もうすぐだよ」。このときは、カラクリ湖がもうすぐなのかと思いましたが、カラクリ湖は、もう少し先です。

もうすぐ、と言ったのは、これですね。おお、なんという美しい風景・・・   

白沙湖というようです。運転手は、その展望台にクルマを止めました。

運転手は、「オレは、その辺で休憩してるから、好きなだけ写真撮ってこいよ」。

了解です!

「白沙湖」の静かな湖面

おお、これは、すごい・・・ 

パーキングから湖面まではすぐです。

 

自分で言うのもナンだけど、絵葉書のような風景。

「労働節」をカシュガル郊外観光で楽しむ中国人たち。

ウルムチからでも、蘭州からでも大旅行だよね。

 

この絶景、言葉は要りません。

     

 

場所によって、水の色が違うんです。

もうここは、タジキスタンとの国境まで50キロほど。あの山の向こうは、タジキスタンです。

 

せっかくなので、撮ってもらいました。中国人のCANON愛好家がなんと多いことか。みんな、私よりもグレードの高い5Dとかですけど。

冬は、雪の面積がもっと広がるのかな。いや、もっとすごいことになるんでしょうね。

 

冬は、湖面が凍るんじゃない?

砂利のスロープを下って、湖面に近づいてみました。

 

白沙湖。近くに白沙山もあるそうなんですが、どれなのかわからない。

白沙湖って、いい名前じゃないですか。気に入りました(笑)

 

白沙って、白い砂という意味かな。すると、向こうの鳴沙山のような山が白沙山のような気がする。

 

水に触れると、とても冷たい。私自身、標高3,000m超の場所での湖との対面は初めて。

運転手の言葉に甘えて、のんびり散策します。休憩しながら来たので、ここまで3時間。ちょうどお昼の12時です。

そういえば、お腹すいてきた(^_^)

考えてみれば、昨日の列車の中で食べたパンとピーナッツとソーセージ以外、口にしていません。

花より団子というけど、私は逆です。こんな透き通った湖を見るのは初めてです。

 

「あの日本人、まだ帰ってこないな、物好きな奴だな。」と、運転手は思っていることでしょう。そろそろ、戻ります。

まだ、この先にカラクリ湖がありますから。

 

パーキングに戻りました。それにしても、なんて無骨なお土産屋さん。

おまけに警官だらけ。被写体に入らないように写しているので、実は、まわりは警察車両がいっぱいです。

 

どこか、不思議な光景ですね。

アイスクリーム屋さん、という意味かな。

和田玉(ホータン玉)というのが売られています。

ホータンでしか取れない貴重な玉らしい。ホータンは、明後日訪れる予定です。

辺境の警備ご苦労様です、と言いたいところだけど、一瞬たりとも、ウイグル人の不穏な動きを見逃さないぞ、という殺気のようなものも感じます。

こんな景色のいいところで、そんなに神経とがらせなくてもいいのに、と思うのは、日本人の勝手で、「一帯一路」構想の重要拠点は誰にも邪魔させない、という国家の意思そのものなんでしょうね。

これは、たぶん、古代に遡っても同じ。交通や交易の要衝を狙うのは、戦闘の常套手段。

玄奘三蔵が歩んだ、それこそキャラバン隊が往来していた頃も、方法は違えども、厳とした警備が敷かれていたはず。

雪を抱いた山と、緊張の面持ちの警官が、妙に釣り合って見えてくるから、不思議なものです。

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