ようやく順番が来て、4WDに乗り込みました。
しかし、まさか我々ツアー客も荷台とは、びっくり。
4WDの荷台に乗ってプリア・ヴィヘア登頂
ちなみに、この方が、日本語を自由自在に操るガイドさんです。
このガイドさんに、「4WDは、全部トヨタ車ですね。」と聞くと、この激しいピストン輸送に耐えられるのはトヨタ車しかない。ほかのメーカーの車は、3往復程度で壊れるとのこと。
ほんとかどうかは知りませんが(多少、誇張が入ってるでしょうけど・・)、トヨタの人が聞いたら喜びそうな言葉でした。
荷台の後部に、雄大な景色が広がります。
でも、急は急だけど、道はきれいじゃん。
こんなんで、クルマ壊れるの? なんて、思ってたら、この後、確かにすごい悪路。
走行ラインを慎重に選ばないと、横転してもおかしくない凹凸道でした。
プリア・ヴィヘア 入り口の駐車場に到着
その悪路を登りきり、プリア・ヴィヘアの第一塔門に通じる駐車場に到着。
まずは、第一塔門目指して、歩き出します。
こんな風になってるんですね。
第一塔門は地図の左側。そして、左側がタイとの国境です。
この世界遺産のルーツもなにも知らずに、ただ景色がいいというだけで来てしまいましたが、標高が高いだけあって、爽やかです。標高は500mを超えています。
現地住民の方たち。
近年、急に観光客が増えて、とまどってるって感じでしょうか。
現地の子供たち。
左手には、タイの大地が広がります。
そして、あれが国境警備ポイント。
緊迫していた時代がすぐそこにあったかのように、こちら側(カンボジア側)にも、警官がたっぷりいます。
実際、タイ国籍の人は入れないそう。
でも、そんなこと関係ないとばかりののんびりとした現地の家族たち。
第一塔門
第一塔門に到着。
ここの標高は、約575mとのこと。
日差しは強いですが、爽やかな風が吹き抜けます。
あちらは、タイ国境からの参道。
これが、ナーガの欄干でしょうか。蛇です。
遺跡にたたずむ少年。
けっこう風化が激しいのかな、とガイドさんに質問すると、それもあるけど、大戦直後にタイその他の国に破壊されたのを修復してたりするらしい。
たしかに、あちこちで修復しています。
それにしても、高原にいる気分。爽やかな空気。
カンボジアの国旗と、世界遺産の旗と、あともうひとつ、せっかくガイドさんに教わったのに忘れました(笑)
参道も平らなようで、けっこう急?
参道を寺院のほうに向かいます。
参道にいた犬。
振り返れば、こんな素晴らしい景色。
このあたりから、ツアー参加者の方から、「写真が趣味なの?」と声をかけられます。
そうです。下手の横好きなんです。
国境警備の人?それとも遺跡警備?
第二塔門
第二塔門を上がります。
これまた修復中の第二塔門。
ガイドさんが、石を苦労して持ち込んできた歴史話をしてくれます。
あの穴は何?とたずねると、運ぶときに空けた穴らしい。
棒を引っ掛けて、運んだということですね。
第二塔門を振り返ります。
門の上部には、見事なレリーフ。
乳海攪拌のレリーフとのこと。
しかし、うまく継ぎ合わせたものですね。
さて、あと500mも登れば、プリア・ヴィヘア寺院の頂上です。