空港には、ホテルに依頼しておいた迎えの運転手が来ていました。
その運転手に、「ちょっと待って」と断って、三角屋根の空港建物を写真に撮ります。
バイクタクシーでホテルへ
ふつうのクルマかなと思いきや、お迎えはバイクタクシーです。
風を切って、いきなりアジアモード全開。
いやあ、気持ちいいなあ。
昨夜まで仕事してて、一夜明けてこの世界。
これだから、旅はやめられませんね(笑)
すぐ着くのかな、と思ってたら、空港と町の間は、意外と距離あります。
シェムリアップの町に入ったようです。
町に入ったとたんに、渋滞モード。これもアジア。
目指すホテル前の道は、未舗装でした。ホコリを巻き上げて、バイクタクシーが駆け抜けます。
今日と明日、2泊するチャイロン アンコール ブティック ホテル。
スタッフは、とてもフレンドリー。しかし、チェックインは12時から、これは仕方ない。
現在10時前。荷物だけ置いて、アンコールの遺跡を見に行きましょう。
でもこれは、最初からそのつもりでした。
明日は、郊外の遺跡に遠征するつもりなので、アンコールの遺跡めぐりは今日しかないんです。
この日中8時間。この時間で、どれだけ遺跡を見れるかが初日の勝負。
シェムリアップの目抜き通り シヴォタ通り
アンコールの遺跡を巡るのに、自転車にするか、Eバイクにするか悩みましたが、シェムリアップの町からアンコールの遺跡は、単純に往復するだけで10キロ以上。
遺跡をあちこち回れば、トータル移動距離は20キロ以上になるかもしれません。
時間も限られていることだし、ここは、素直にEバイクで行くことを選択です。
まずは、ホテルから200m。シェムリアップの目抜き通りともいえるシヴォタ通りに出ました。
そして、このシヴォタ通りを北のほうに3~400m行くと、「~歩き方」にも掲載されているグリーン・イー・バイクというレンタル屋さんがあるようです。
カメラを提げて歩いていると、バイクタクシーの運転手から、「乗っていかないか!」と声をかけられます。
「いや、バイクで行くから。」と答えると、そんなにしつこくありません。
だって、ほかにも観光客いっぱいいます。
シェムリアップは観光客だらけの街です。私の第一印象。
シヴォタ通りをテクテクと。
へえ、この大きさのケバブが1ドルですか。
それよりも、ほんとにドルだけで十分みたいだな。50ドル分両替したリエルは余計だったかも。
Eバイクをレンタル
そして、たどりついた、グリーン・イー・バイク。
店頭に座り込んでいた綺麗な欧米系のお姉さんが、とても親切に使い方を解説してくれました。
聞き逃しちゃいけないのが、バッテリーの充電方法。
「このメーターを見て。今、50ボルトを指していてフルよ。これが、45ボルトになったら、あと3キロメートルしか走れないわ。気をつけてね。」
タイヤロックの方法や、充電方法などひと通り教わって、出発です。
お店でくれたマップ。
バッテリーのフリーチャージ・ポイントや、本日の日没時刻までを逆算したおススメのコースなども教わりました。
最大の目玉アンコールワットは、夕方に行ったほうがよいとのこと。
今行くと逆光だし、午前中は中国人がいっぱいいるから、というアドバイスです。
さて、出発。
いやあ、ミャンマーのバガンを思い出すなあ。
でも、バガンよりも、圧倒的に交通量が多い。安全運転でいかないと。
ここでいう安全運転とは、みんなの流れに乗ること。
1台だけタラタラ走ってたら、かえって危ないのは日本だって同じ。
郷に入らば郷に従えで、みんなと同じペースで走ります。
それにしても気持ちいい!
深夜便の到着ゆえ、若干寝不足ではありますが、目の覚める思いです。
町の入り口のゲートかな。
ところで、アンコールの遺跡を見学するには、アンコール・パスというチケットが必要。
これ1つで、アンコールの遺跡はすべて(郊外は別)見学可能というすぐれもの。
ただし、売っている場所が、町の北外れにあるチケットセンターだけなので、まずはそこを目指して走ります。
レンタル屋さんのお姉さんの話だと、
「左側に大きな病院が見えたら右折して。その道を真っ直ぐ行けば交差点の左側にチケットセンターがあるわ。」とのこと。
この「大きな病院」を見つけるのに苦労しました(笑)
だって、建物にホスピタルって書いてないんだもん。
でも、なんとか曲がるポイントを見つけて、この交差点にたどり着きました。
右側に見えてる建物がチケットセンターです。
交差点のロータリーの真ん中に立っている像。これから、遺跡を巡る気分が高まります。
チケットセンターで「アンコールパス」をGET!
これが、チケットセンター。
中は、中国人の団体でいっぱいでした。
向こうは何だろう?ミュージアムかな。
チケットカウンター。ここで、顔写真が撮られ、それを貼り付けたチケットを発行しています。
1日券は37ドルでした。
最初は、こんなにいっぱい観光客がいて、しかも顔写真の撮影。
こりゃ、相当待つかな、と思いましたが、手際のよさはさすが。
50人くらい並んでいた中国人の団体も、パシャパシャ連続して撮影。
私のチケットも、すぐその場で出来上がりました。
3日券だとホルダーももらえるようですが、1日券では紙のまま。失くさないようにしないと。
これが遺跡の通行証「アンコールパス」。顔写真も添付されて厳格ですが、チェックポイントでは、ちゃんと確認しているとのこと。
中国人の団体。
1970年代ぐらいは、日本人もこんな感じでツアーしてたのかな。
チケットセンターの中は、クーラーが効いていて涼しい。
うっかり、のんびりしかけましたが、現在11時。日没まで7時間くらいしかありません。
さあ、アンコール遺跡弾丸見学に出発です。