第三塔門へ向う途中、第二塔門を振り返ります。
爽やかな風が吹き抜けるプリア・ヴィヘアの参道
日差しは強烈だけど、風が爽やか。
タイ国境方面を眺める人々。
私も眺めたかったけど、ガイドさんが行ってしまうので・・・
第三塔門
第三塔門を解説するガイドさん。
右手で山を持ち上げている、クリシュナ神とのこと。
「これって、ひょっとして、菩提樹ですか?」と、冗談半分に質問すると、「その通り!」
ありゃ、まぐれ当たりでした。
でも、こんな日本語の会話にもついていけるガイドさん、すごい!
観光客を相手にしながらの独学。
中国語や韓国語もだいたいOK。英語はもちろん、フランス語も勉強中とのこと。
この国では、警察関係以外では、観光業ぐらいしか稼げないとつぶやいてました。
アンコール・ワットから気になっていた、窓の格子戸。
「どうやって、はめるんですか?」と質問すると、先に格子戸を組み込んだ後、上から窓枠をはめるらしい。なるほど・・・
石には穴ぼこばかり。
「これも、運ぶための穴?」と聞くと、
遺跡内部の穴は、宝石を埋め込むための穴。大戦後の混乱中に、全部持ってかれてしまったらしい。
ガイドさん曰く、盗んだのは、だいたいタイ人。
本来、タイもカンボジアも同じ民族。同じ言葉を使うのに、と嘆いていました。
第三塔門をくぐると、第四塔門は、すぐそこ。
第三塔門は、遺跡って感じがしますね。
門を抜けたところにあるナーガの欄干。頭はないですけど。
長い蛇です。
第四塔門
第四塔門に登ります。
タイ方面を眺めます。
あらためて思うけど、地球って、広いよねえ・・・
第四塔門を抜けて、いよいよ寺院の頂上へ。
この奥です。
これは、第五塔門とのつなぎ目??
倒れちゃってる石柱も。
中央祠堂
ここは、中央祠堂の中。
ここには、かつて、たいそう素晴らしい仏像が据え置かれていたらしいです。
ところが、この頭上の穴から、ヘリコプターで持っていかれたとのこと。
回廊に沿って、頂上の方角へ。
昨日見たタ・プロームのような瓦礫。
ようやく、頂上に到着しました。
頂上にある、見事なプリア・ヴィヘア寺院。
しかし、観光客は、寺院よりも、天空の絶景へ。
プリア・ヴィヘア断崖からの絶景
おお、たしかに、これは絶景です。
4WDに乗り換えた中継ポイントが、あんなに小さく。
胸が広々とするカンボジアの大地です。
こりゃ、カンボジア人の観光スポットになるのもうなずけます。
こちらは、タイ方面の展望。
実際は、もう少し左よりだけど。
頂上は、カンボジア人と中国人で大賑わい。
ガイドさんが、ツアー客のスマホでパノラマ撮り。
言葉だけでなく、iphone、アンドロイド、サムスン、ファアウエイと、世界中のスマホ端末を使いこなせるとのこと。
さすがプロ!
せっかくなので、私も撮ってもらいました。
大地は映ってないけど、いい思い出になります。
爽やかな風が吹きぬける、「天空の寺院」プリア・ヴィヘアでした。