さて、いよいよカルカッタですね。
沢木耕太郎さん、蔵前仁一さんの本を読めば、カルカッタは、とてつもなくスゴイ街として、描かれています。
19世紀のイギリス人は、カルカッタを、「この宇宙で最悪のところ」と呼んだらしい。
しかしまあ、
アヘンは作らせるわ、そのアヘンを清に売りつけるわ、アヘンを買わないといった清に戦争を仕掛けるわ、しかもその戦争も強欲者の暴走ではなく、しっかりと賛成多数の国民意見で始めるわ・・・
どっちが最悪ですか?
と、突っ込みたくなりますが、英国人論はさておき、蔵前さんの本などを拝見すると、褒めてるんだかけなしてるんだか、その批評振りがすさまじく、インドに行くのであれば、絶対に訪れたい街でありました。
そのカルカッタに行く。
武者震いがして(相変わらず大げさ・・)、デリーのラウンジで、悶々としています。
キンドルで、沢木耕太郎さんの「深夜特急」を読みふけり、これから向うカルカッタに、思いを馳せます。
さっきから、ずっとカルカッタと書いてますが、現在は、インドでの正式名称コルカタに改称されています。
でも、カルカッタは、ベナレスとともに、なじみ深い記憶があります。
ベナレスと訳したのは日本人でも、カルカッタは世界的にも、そう呼ばれてきたこともあり、カルカッタと書いてもいいでしょう。
もちろん、空港スタッフなどには、「コルカタ」と話しますが。
一晩過ごしたデリー インディラー・ガーンディー国際空港
悶々とするうちに、午前3時。ボーディング開始は6:10。
ひょっとしたら、チェックインはじまってるかな、とデリー国際空港のアライバルエリアのラウンジを出ます。
そして、出発ロビーへ。
すると・・・
なんと、ちょうど、チェックイン開始したところでした。ラッキー(^^)v
これで、保安検査を通れます。
いつもながら、厳しいボディチェックですが、そんなことどうでもいい。
私のような、一介の旅人でも容赦せず、身体をまさぐりまわり、荷物の中をグチャグチャにかき回します(笑)
(仕方ないよね、仕事だから。容赦なく、ガンガン検査してください。)
ラウンジは、すぐに見つかりました。
プラザ・プレミアムラウンジ。プライオリティパス、OKです。
プライオリティパスで、サインしなかったのは、はじめて。
早朝というより、まだ未明ですが、それなりにいるパッセンジャー。
国際線のトランスファーは、こちらの保安検査後のエリアで過ごせるのかな。
食事もちゃんとあるじゃないですか!
機内食も出ると思いますが、しっかりいただいちゃいましょう。
こんな、軽食程度ですが、温かくておいしいです。
エアインディア デリー ⇒ カルカッタ
食後は、1時間ほど眠り、ほんのちょっとばかり睡眠不足を回復させます。
いよいよ、カルカッタ。気合が入ってきました。
気合が入るなんて、相変わらず大げさすぎですが、正直な心境。
どうしたって、超猥雑な街という先入観があります。
これからカルカッタに乗り込みます。
機内食は単純素朴。ラウンジで食べておいてよかった。
大変失礼ではありますが、あまり美味しくはありません(笑)
デリーを飛び上がって、2時間あまり。
下界にカルカッタの街が見えてきました。
上空から見下ろす分には、恐ろしげな街という感じはしません。
いよいよカルカッタです。
インドに来て、何回目かの武者震いを再び感じました。