コフトウッツァ&パットクリ 2つの展望台から見下ろすタリンの街【北欧旅行記 #33】

聖ニコラス教会付近でウロウロ。

展望台までの道で迷いました。

この細い階段がmapsmeに載ってなくて、なかなか見つけられませんでした。

タリンの町を見下ろす展望台への道

細い階段を登りきって振り返ります。上から降りてくる人が多いのは、この先に展望台があるからですね。

さらにその上、細い路地を上がると、

聖母マリア教会の広場に出ます。この右手のほうに、2つの展望台があり、そこがタリン旧市街のハイライトです。

 

広場に面したおみやげ屋さん。

北極圏から南下してきたとはいっても、タリンも北の街。空気が冷たくて気持ちいいです。

だから歩き回っても、汗をかかずにすむのは助かりますね。

でも、喉は渇いてきたな。

 

コフトウッツァ展望台

ようやく、展望台にたどり着きました。

三角屋根の街並みが美しい。

右手遠くには、タリンの新市街も見えます。

さっき下から見上げた聖ニコラス教会。

 

いきなり一羽の鳥が飛んできました。なんの警戒感も抱かない開放的な鳥。

 

望遠レンズで新市街を狙います。

さっき通ってきた路地。

ちなみに、背後からはけたたましいばかりの中国語。中国人の団体が来たようです。

さて、もう一つの展望台にも行ってみましょう。

 

mapsmeのアプリがあるとすごく助かる。こっちですね。

パットクリ展望台

出ました。さっきのコフトウッツァ展望台より少し西よりのパットクリ展望台です。

こちら側のほうが、聖オレフ教会や円筒型の城壁の様子がよくわかります。

いいなあ、こういう景色は、ずっと眺めていても飽きません。

たしかに、これは中世の景色ですね。

眺めているうちに、これがエストニア訪問の答えだったような気もしてきました。

ヘルシンキから、2時間かけて船で来て、3時間滞在してとんぼがえり。

ふつうの旅行者なら、こんな行程は組まないでしょうが、やはり来てよかったです。

さて、タイムリミットまで、あと1時間くらいありますね。

暑くはないけど喉は渇きました。

さっきの、コフトウッツァ展望台の入り口に設えられた露店。

さて、何を飲もうかな。

  

やっぱりビールでしょう(笑) 喉の渇きとともに、2時間歩き続けてきた足の疲れが癒されます。

時刻は17時を回っていますが、昼下がりのような雰囲気。

エストニアは、言うまでもなくバルト三国の一つ。

バルト三国は、一まとめに訪問するのかな、なんておぼろげながら考えてましたが、エストニアだけ来てしまいました。

残りの2つ、ラトビアとリトアニアを訪れる機会が果たしてあるかな。

ビールを飲みながら、そんなことを考えます。

さっきのトリが、羽の音をたてながら、飛んできました。まったく無警戒なんですね。

さて、あと2つ、3つの見どころを巡ったら、埠頭に直行です。

風のように見るだけだったエストニアの首都タリンでしたが、街の全容を展望台から見下ろすことができて、とても心に残りました。

 

「地球の歩き方」によると、この展望台を降りた先には、まだいくつかの見どころがあるみたいなので行ってみます。

ここまでで2時間。

あと1時間もあれば見物して港まで帰れるでしょうから、ひょっとしたらタリン旧市街の観光は3~4時間で十分なのかもしれません。

これは、展望台付近のスーベニアショップ。

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

展望台からの坂を駆け下りて、ロシア正教教会であるアレクサンドル・ネフスキー大聖堂に行ってみます。

石畳の道を歩いているうちに、足の裏が痛くなってきました。

お、見えました。あれが大聖堂ですね。

   

アレクサンドル・ネフスキーとは、昔のロシアの王子の名前。

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂という名前の教会は、ブルガリアのソフィアにもあり、宗教目的以外にもロシアの影響を示す建物だそうです。

そのため、エストニア人の中には、あまりいい感情を持っていない人もいるらしい。

 

でも、タリン旧市街の観光名所としては名高く、タリン旧市街に来た人は必ず訪れる場所になっています。

大聖堂の前は広場になっていて、政府機関やトームペア城などが並んでいます。

 

これは政府機関? でも、裏側でトームペア城につながっているような気が。

トームペア城

あの塔はトームペア城でしょう。mapsmeだけに頼った散策も限界。

 

みんな由緒ありそうな建物なので、どれがトームペア城なのかわかりません。

でもあれは「のっぽのヘルマ」でしょう。

城壁も連なっています。

城壁の外側に。

ここにも展望台がありました。

これは、さっき見た聖ニコラス教会? ほんと位置関係がわからなくなってしまった。

しばらく付近を散策。

そしてタイムリミット。そろそろ港に向かわないと。

来たときとは違うルートで「ふとっちょマルガレータ」を目指します。

   

短い時間だったけど、楽しいタリン旧市街の散策でした。

でも、後で調べてみると、「ヴィル門」など、ほかにも見どころがいくつかあったようで、気づかなくて残念でした。

西日を浴びるふとっちょマルガレータに別れを告げて、タリン弾丸観光終了です。

さあ、フェリー埠頭に急ぎましょう。

今回の11日間北欧3ヵ国&エストニア&ドバイ弾丸一人旅の全行程&旅費はこちらです。