トロムソの町が見えてきました。バスは、まもなく、北極圏最大の町とされるトロムソに到着します。
時刻は17時過ぎ。そして、明日は早朝にアルタという町に飛びます。
だから、トロムソの町に到着とはいっても、今日のところは、町をかるく散歩するだけ。
2日後には、またトロムソの町に舞い戻ってくるので、町の見学はそのときに思いっきりする予定です。
トロムソ バスターミナルに到着
トロムソの町は、いくつかの島に分かれていますが、あれが、トロムソのメインランドともいえるトロムソ島です。
人口7万人のトロムソ。
あれが、大陸とトロムソ島を結ぶ、長さ1,036mのトロムソ橋。
自動車専用橋ではなく、歩道が併設されています。
そして、ナルヴィクから4時間半かかって、トロムソのバスターミナルに到着。
ストックホルムから数えると26時間近い乗り詰めなので、さすがに疲れを覚えます。
これが、トロムソのバスターミナル。
バスを降りると、さすがに空気がひんやり。Tシャツ1枚というわけにはいかず、ブルゾンを羽織ります。
「Smarthotel Tromso」にチェックイン
エクスペディアで予約しておいた「Smarthotel Tromso」は、バスターミナル、つまり港から少し丘を上がったところにありました。
エクスペディアなどで検索してみると、トロムソのホテルはどこも高い。
そのなかでも、この「スマートホテル トロムソ」は、町の中心部に近い割には、良心的な価格でした。1泊6,300円です。
ホテル代が高いのは、北欧の町すべてに言える事なんですけどね。
というわけで、トロムソの中心部で一番安いホテル(もちろん、民泊やWEBで予約できない安宿は他にあるんでしょうけど・・)を確保したんですが、フロントスタッフは親切で、ホテルもとても清潔です。
明日の朝は、オプションでブレックファストがとれるということでしたが、6時半からというので、これは辞退。明日は、朝6時のフライトですから。
125ノルウェイクローネ(1,488円)というのも辞退要因(笑)
さて、部屋はどんな感じかな。完全に一人用の部屋です。
世界各地を歩いた私の今までの経験では、だいたいホテルは2人部屋が多い。
ヨーロッパなら、特にその傾向が強くなるのかと思いきや、完全にシングルです。
2日前のストックホルムもそうでしたし、半年前にマドリードで泊まったホテルもそうでした。
私としては大歓迎。私の性格からして、空間を無駄に使うのに慣れてませんから(笑)
こじんまりとした「自分の部屋」という感覚が好きです。
トロムソの町の散歩&ATM出金
この旅ではじめて、持ってきた皮のコートを着て、トロムソの町に出ます。
明日の朝は早いし、2日後にはゆっくりこの町を歩けるから、焦る必要もないんですが、やっぱりはじめて来た町。どんな様子か、見てみたいです。
気温は12~13度くらいでしょうか。風は吹いてないので、コートが必要なほどではないですが、ほかに持ってきていないので。
まずは、ノルウェイのおカネを持っておきましょう。
キャッシュレス社会で、クレジットカードさえあれば現金はいらないと聞いてますが、いちおう小銭をおろしておきます。
ATMは町のどこにでもあります。
とりあえず800ノルウェイクローネを出金。100ノルウェイクローネが約1,190円なので、800クローネは約9,500円ということになります。
スウェーデンクローネとレートはそんなに変わりませんが、若干ノルウェイの方が高い、そんな感じでしょうか。
こちらは、いろいろ使って細かくなった後の紙幣。紙幣も硬貨もデザインが素敵だと思いますが、キャッシュレスが進んで、あまり現金が流通することはないのかな。
とりあえず、現地通貨が懐に入り、安心して町を歩きます。
カードで何でもできるとは聞いていても、現地通貨をまったく持たないというのは、やっぱり不安が残るものです。
ここが目抜き通りのストルガータとおりかな。
月曜日の夕方。道行く人はまばらでした。
港のほうに行ってみます。とても、夜19時過ぎとは思えない明るさ。
さっき渡ったトロムソ橋です。
向こう岸のノルウェイ本土に渡れば、こちら側のトロムソ島の全景が見渡せる展望台などがあるようですが、それは2日後のお楽しみ。
ノルウェイ産サーモンに舌鼓み ただし高いですが・・
さて、明るいからといって、あまり歩き回っていると、明日のスケジュールに影響があります。
明日は、今回の旅の中で、最も体力が必要な日。
ほぼ1日レンタカーを借りて、北欧の大地を走り回ります。
だから、夕食を食べて、早くホテルに戻りましょう。
港には、いろんなレストランが出ていますが、中華料理はちょっと遠慮しておきますか。
北欧といったら、やっぱりシーフードでしょう。
高いのは覚悟してますが、この感じよさそうなレストランに入ります。
まずは赤ワインをオーダー。1杯50クローネ(約590円)。何杯も飲めませんね(笑)
そして、でてきた生サーモン。これはおいしそうです。
実際おいしかったです。量が少ないので、ナイフで小さく切りながら、ゆっくり味わいます。(せこいな・・)
値段のことばっかり言って気が引けますが、ワイン1杯とサーモン料理で250クローネ(約3,000円)です。
食前酒と前菜のようなメニューで3,000円。
他の人たちは、メインディッシュを囲んで盛大に食べています。
目の前に座っている老夫婦は、海老や魚介類の盛り合わせを真ん中において、2人で仲良く食べてますが、いったい、いくらの勘定になるのか、こちらが心配してしまいます。
ノルウェイが世界一物価が高いというのは聞いてますが、これほどとは思わなかったです。
所得水準は、どんな感じなんでしょうか・・
さて、疲れを残してはいけないので、早々にホテルに戻りました。
レストランのワイン1杯では欲求不満になるので、日本から持ってきたワインを飲み直しです。
このホテル、町の中心街からは少し高台に離れているせいか、とても静かで居心地がいいです。
2日後に、トロムソに舞い戻ってきたときには別のホテルを予約してあるんですが、このホテルでもよかったかもしれません。そうすれば、キャリーバッグなどは置いていけたし。
夜21時を過ぎても、まったく暗くなるそぶりのない北緯69度38分の町トロムソ。
もっと白夜を味わいたい気持ちはありますが、明日のドライブに睡眠不足になっては大変なので、もう寝ます。
ほんと不思議です。
カーテンを閉めても、外が明るいのはわかります。だから、どこか昼寝をしているような気分。
地球上には、ほんとに不思議な現象があるよな、などと考えながら眠りにつきました。
明日は、いよいよ、今回の旅のメインイベント、ノールカップに立ちます。