朝4時半に起床。今私は満州国の奥地ハルビンにいますが、これから新幹線で大連へ出て、ANA便に乗り継いで日本に帰ります。
さて、4時半に起床し、チェックアウト。タクシーを呼んでもらいます。
ホテルスタッフの皆さん、本当にお世話になりました。
未明のハルビン西駅の風景
タクシーは15分ほどで、私をハルビン西駅に運んでくれました。
もちろん朝食はまだ。どうしようかな。
ハルビン西駅は新幹線駅。すごく広い、そして清潔なコンコースです。
早朝で人気があまりなかったので撮影しちゃいました。駅ごとにある手荷物検査です。
これが、新幹線だけでなく、地下鉄にもあるのが中国。
日本もそうすべきと思うのは、私だけでしょうか。
しかも、乗車チケットは、すべて実名で身分証が必要。
手間がかかるという意見もあるようですが、日本よりも圧倒的に人口の多い中国が実施してるんですから、できないことはないと思います。やる気とやり方の問題ですね。
新幹線が爆破されてからじゃ遅いですよ。
ところで、trip.comというサイトは本当に便利です。
日本に居ながらにして、中国各地の鉄道や飛行機を予約でき、アプリで内容も確認できます。
願わくば、いちいちプリントアウトせずに、これを見せるだけで発券してくれたら完璧ですね。近い将来そうなるでしょう。
まあ、情報は、すべて中国共産党に渡ってしまうんでしょうが(笑)
ゲートの前で、しばし休憩。
朝食にビールにパン。
なぜビール? 砂糖の入っていないお茶を選ぶのが難しかったから。
中国版グランクラスで大連へ
改札がはじまりました。
駅ホームには不審者は絶対侵入させない徹底ぶり。私には好感が持てます。
さて、今日は、このまま一気に大連まで駆け抜けて終わりですが、奮発して特等席。
特等室は、先頭車両の一番前です。
JRのグランクラスみたいなものでしょうか。手数料を入れても14,000円以下。
まあ、食事は出ないでしょうけど、ハルビン~大連は、東京~新函館より距離は長いのに、たぶんグランクラスの半分以下。
ちなみに、1等席なら約11,000円。2等席なら約6,500円。安いよね。
だれのスーツケースかな。乗客は私一人です。
前方の景色が見れることを期待してましたが、かなわず(笑)
列車は、満州の大地を高速で駆け抜けます。
太陽が昇ってきました。
農村の方は、雪も積もってるんですね。
それにしても、かなりのスピードで走っているはずなのに、全然揺れません。
ちょっと、車内を見学。
先頭の8号車は乗客ゼロですか。(いや、私がいるから1人)
おおー、時速304キロ!
「地球の歩き方」によると、冬はスローダウンすると書いてありましたが、もっと真冬の話かな。
正確な距離はわかりませんが、大連まで900キロはあるでしょう。
所要時間は4時間20分ですから、表定速度は207キロ。一流の速さですね。
trip.comのアプリは、時刻表までもガイドしてくれます。
途中の駅。
後方の普通車にはかなりの乗客が乗り込んでいるようですが、依然として特等席の乗客はなし。
シェンヤン北駅。このルートで、唯一の大都市です。
大都市というより、工業都市。
すごい勢いで高層ビルを建設してますね。
南下してきたので、川は完全には凍ってないようです。
往きは寝台列車で10時間かかったところを、4時間20分で走破。
結局、特等室は、私一人の独占状態でした。ちなみに、お菓子のサービスはありました。
ほら、けっこうな乗車率だったんです。
大連北駅。大連の新幹線駅ですね。
大連空港でのひととき
そして、タクシーで空港へ。
新幹線が遅れたらヤバいかななんて思ってましたが、定時運行。
これで、中国の列車に乗ったのは5度目ですが、いまのところ文句のつけようがありません。
ANAの窓口を見て、なんかホッとします。
まあ、これで、無事に帰れるでしょう。この4日間、日本、特に日本海側は大荒れだったようです。
今日は12月25日です。
荷物は機内持ち込みにしました。安物のワインオープナーどうかな、って思ったけど、咎められず。
空港の中は暑いくらい。私はTシャツ1枚になりました。
なんか、急にサンドイッチが食べたくなって、サブウエィで昼食。
ANA便 今年最後のフライト
短い旅だったけど、楽しかったです。満州国の雰囲気をひと目味わえて、満足です。
ほんとに旅って楽しい。
今朝ハルビンにいて、その日のうちに東京。満州国で暮らしていた人が聞いたら驚くだろうな。
当時も、飛行機の定期便ってあったんだろうか。
おそらく、大連や旅順にでるだけでも、十何時間かかったはず。
大連空港にさよなら。
大連の街や旅順にもさよなら。
一路、成田へ向かいます。
これ、はじめてみました。窓のシェードが調節式になってる。
ほんとだ、光を通さない。
しかし、雲で眼下は見えません。
これです。
機内食で日本そばははじめてです。
砂糖の入ってないお茶が飲みたくて「ウーロン茶」と言ったのに、何故か緑茶。
今回の旅は、食に関して、意思の疎通を欠きましたね(笑)
夕暮れを向かえます。
おお~、富士山!美しい・・・
今年の最初の旅も中国でした。中国に始まり、中国に終わった2016年でした。
もうまもなく、到着します。
今年初めのフライトも北京に行く途中、富士山を見ましたね。
1年が終わりました。
2016年の旅は、海外渡航合計6回、滞在日数33日。いずれも、初めての経験。
ほんと、いろんなことがありました。
来年は、どんなことがあるんでしょうか。
とにかく、無事に終わった2016年の旅に感謝です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。