三蔵法師ゆかりの地 大雁塔(慈恩寺)と対面【北京&西安旅行記 #7】

西安の街は、城壁で囲まれています。駅のすぐそばにも城壁が連なっていて、城壁をくぐるかたちで市街に入ります。

西安鐘樓飯店にチェックイン

城壁は長方形の形をしていて、西安駅は上辺の東よりにあたります。

なので、地図で見れば、長方形の右上にいることになります。

予約してある「西安鐘樓飯店」は、城壁の中心、鐘楼の位置にあります。

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いきなり駅前にマックがあるのは愛嬌でしょうか。

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とりあえず、タクシーに乗って、予約してあるホテルに向かいましょう。

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西安鐘樓飯店というホテルです。約6,400円ですが、広い部屋でした。

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はっきり言って、広すぎます。広さ半分で、値段も半分の方がいいんだけどな。

これで6,400円とは、中国のホテルは安いです。

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窓の下には、鐘楼が見える好ロケーションです。この場所に建てられたのは、明の時代の1582年とのことです。

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荷物を部屋に置いて、街を散策に行きます。

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とはいっても、歩いて回れるところは限られるので、今日のところは、大雁塔に行きましょう。

タクシーで15分位です。「大雁塔」と言っても通じないので、地図を差して、ようやく理解してもらえました。

それにしても、タクシーは飛ばす飛ばす。

普通、先行車のブレーキランプが点いたら減速しますが、こちらは減速せずに車線を変更して追い抜きにかかります。はっきり言って、すごい運転技術です

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三蔵法師が経典の翻訳に生涯を捧げた大雁塔

大雁塔に着きました。霧が出てきましたが、そんなに寒くはないです。

奥に見えるのが大雁塔です。

ここも、警察の警備はすごい。自動小銃まで持ち出してきました。

まあ、やましいところのない身にとっては安心ですが。

そんな物々しさの背後には、談笑する人々。

三蔵法師の像ですね。玄奘三蔵は、経典657部、仏像8体、などをインドからここ長安に持ち帰り、大雁塔にこもって、経典の翻訳に生涯を捧げました。

仏教徒?も記念撮影です。

あの三蔵法師ですからね。仏教徒でない私も、なんだかすごいところに来たんだ、そんな気がしてきました。

 

三蔵法師がインドから持ち帰った経典を保管するために、652年に建てられた大雁塔です。

今から、1400年近くも前の話ですか。いやはや、スケールがでかい。日本からの遣唐使の面々も、この塔を拝み見たのでしょうか。

入場料50元を払って、中に入ります。ちなみに、塔の上に登るには、別途20元かかります。

大雁塔の周りには、数々の寺院が並びます。

 

さて、いよいよ大雁塔に登りますよ。

大雁塔への登頂

高さは64mとのこと。さすがに高く、フレームに入りきりません。入場料は50元ですが、20元追加して塔に登ります。

せっかく西安まで来たんです。480円くらい追加して登りましょう。

かなり急な階段です。休み休みでないと、息切れします。

しかし、登っていて、足元がいかにも頼りない。なんか、地震がきたら壊れそうです(笑)

一応世界遺産ですけどね。

 

マンションなら15階くらいに相当する高さ。

なんとか気合で登りきりましたが、キリが深く、市街を見渡せません。

 

こちらは北側(だったと思います)。

北京のような青空だったら、大パノラマだったのに、と思うとちょっぴり残念。

下に降りて、周りの展示品などを眺めます。

玄奘三蔵は、西暦629年、唐の国に仏教を広めるべく、天竺(インド)に旅立ちました。

ところが、それは唐政府の許可がおりていない状態、いわば国禁を犯した旅路でした。

玄奘三蔵が27歳のとき。まさに仏教にかけた執念ですね。

中国人観光客も、そんなことを考えながら観光してるのかな。

「西遊記」を通じて、子供の頃から知っていた長安の都「西安」を訪れ、そして三蔵法師ゆかりの大雁塔をこの目で見るだけでなく、登ることができて感無量です。

玄奘三蔵の足跡については、以下の記事もご参考にどうぞ。

さて、大雁塔を出ると、周囲は観光エリアになっています。

縁日のようになっていました。

高い大雁塔は、どこからでも見えます。

日も翳ってきて、寒くなってきました。そろそろホテルに戻りますか。

北側の広場から臨む大雁塔。

バスに乗って、城壁の中まで戻って来ました。城壁の中に入ってしまえば、ホテルまでは徒歩圏内です。

これが西安の街なんですね。

時刻は18時。西安は北京よりもかなり西に位置するので、日は翳っても、日暮れが遅いです。

ライトアップされた鐘楼

ホテルに戻って、部屋からライトアップされた鐘楼を眺めます。

鐘楼は、まさに西安の中心。唐代からシルクロードの出発点として、非常に重要な役割を持ってましたが、今見ている鐘楼は、明代の1582年に移されたものです。

なんと、本能寺の変の年でしたか。

さすが、シルクロードの起点。幻想的です。しかし、よく事故が起きないものです(^-^)

さて、日も暮れました。

明日は、早起きして、始皇帝の兵馬俑にでも、行ってみるつもりです。