山陰の小京都・津和野 「本町通り」「殿町通り」を歩いてみる

さて、山口県・萩からバスで津和野までやって来た理由は、この後SLに乗って新山口に出るため。

現在の時刻は13:40。

SLやまぐち号の出発は15:45なので、2時間ほど時間があります。

津和野の観光地というと、けっこう離れていたりするので、徒歩で全部回るのは無理。

自転車を借りようかとも思いましたが、駅の近くに、津和野の代表的な観光スポットである「本町通り」に「殿町通り」があるので、そこを歩いて時間をつぶすことにしました。

その前に、ちょっと駅をのぞいてみることに。

SL出発2時間前の津和野駅の様子

工事中だった津和野駅。駅弁も売っています。

15:45のやまぐち号は、ちゃんと運行されるようです。

そして、やまぐち号の車両を探すと、ありました。

復刻版ですが、昔懐かしい形をした車両が旅愁を誘います。

そして、ちょうど警笛を鳴らしながら津和野駅に侵入してきたのが「特急スーパーおき3号」。

なにが「スーパー」なのかよくわかりませんが、「速い」ということなのかな。

たった2両編成のかわいい特急です。

「スーパーおき」が「やまぐち号」に並びました。

ところで、肝心のSLがいません。

この時点で嫌な予感を察知しなくてはいけないんでしょうけど、鉄道マニアではない私には、そういうアンテナがたっていません。

そのうち、どこからか来て客車に連結されるのだろうと思って駅を出ます。

本町通りの散策

では、まず「本町通り」です。

津和野に来たのははじめてです。だから、有名な「本町通り」もはじめて。

「殿町通り」は、この先にあります。

小京都と呼ばれる津和野の町を歩きます。

でも、なんだかなあ・・・

萩の後に歩いたからなんだろうけど、歴史色は圧倒的に萩なので、どこかふつうの町並みに見えてしまう。

そう思ってしまうのは津和野に申し訳ない。

さきに津和野から歩くべきだったか。

これは有名な明治創業の酒蔵。

道幅が萩に比べて広いのも、「ふつうの町」に見えてしまう理由かもしれない。

公式HPによると、江戸時代から道幅は変わっていないようですが。

民家のような地方銀行。

鯉が群れ泳ぐ殿町通り

さて、このあたりから「殿町通り」になるようです。

殿町通りに入ってすぐに目にとまる「津和野カトリック教会」。

入場料無料で、中は畳敷きという珍しい教会なので、入ってもよかったかもしれません。

閑散としていた「本町通り」に対し、「殿町通り」は賑わってました。

「殿町通り」のアクセントは、なんといっても鯉でしょう。

カラフルな鯉が、泳ぎ回ってます。

そういえば、ランチを食べてない。

美味しそうだったので、からあげでもいただきますか。

藩校養老館跡を眺めながら食べるからあげ。

津和野川のほとりで遊ぶ子供たち。

殿町通りの終点にかかる津和野大橋。

弥栄神社神社の境内を歩いてみる

殿町通りの終点まで来ると、大きな鳥居が目に入ります。弥栄神社です。

山口線の線路もすぐそばを通ります。

この橋を、SLがもうもうと煙をはいて走るんですね。こりゃ、迫力あるわ。

弥栄神社の境内。

境内に入ると、いきなりけやきの大木が出迎えてくれます。

この枝を支えなくてはならないほどの大木の樹齢は600年。

弥栄神社は、7月の祇園祭の神事として奉納される「鷺舞」の舞台として知られています。

京都の八坂神社にも通じています。

では、そろそろ駅に戻りますか。

駅前に展示してある蒸気機関車。機能美に圧倒されます。

蒸気の力で重い客車を引っ張るなんて、とんでもない大発明だとあらためて思います。

今回の山口週末旅の全行程はこちらです。