ちょうど丸一日滞在したことになる萩の町。
歴史資産が多すぎて、正直見切れてない場所もあり、本来なら最低でも2日くらいかけて歩くべきだったかな、とかるく後悔しながら萩の町を去ります。
週末旅なので仕方がない。
萩の町を東萩駅へ
余韻を楽しみながら、萩の町を荷物を預けてある「萩の宿 常茂恵」に向かって歩きます。
御成道にいた「井上馨」の像。萩はどこまでも歴史の町。
商店街に入ると、もう5月15日なのに飾ってあった鯉のぼり。
萩らしい?床屋さん。
萩の台所。
取締役会で頭取の電撃解任が報道されていた山口銀行。
ボードでいきなりクーデタが起こるとは、やっぱり長州の血筋でしょうか(^^)
(すいません、冗談です)
伝統ありそうな萩焼専門店。
萩の人々は礼儀正しい。すれ違えば、必ず挨拶してくれます。
そして道はきれい。ゴミひとつ落ちてません。
ところが、ゴミ箱もありません。さて困った、これどこで捨てようか。
お、こんな宿もあるんですね。「常茂恵」の10分の1で泊まれます(^^)
その「常茂恵」で荷物を受け取り、ゴミも捨ててもらいました。
リピーターサービスなんていう券をくれたけど、再会があるかな・・
素晴らしい一夜、ありがとうございました。
そして、東萩駅に着きます。
山陰本線東萩駅の風景
萩の町の玄関口、山陰本線東萩駅。
しかし、文字通り玄関口だったのは、いつぐらいまでだったのでしょうか。
この列車運転本数では、とても世界遺産の町へのルートにすることはできないです。
こじんまりとしたコンコースも寂しいばかり。
ホームには、ディーゼルカーが所在なげに停留していました。
かつての栄光の時代だった東萩駅の写真が展示されてました。
私も、その昔、青春18きっぷや周遊券で、山陰本線を幾度も旅したことがあります。
しかし、東萩駅は降りたことがありません。
でも、こんなものが、私の旅アルバムに残されてました。
降りたことはなくても、停車時間を利用して改札口の外には出たようです。
とても、記憶にありません。それだけに、旅の記録は財産ですね。
こんな列車が、東萩駅に停まるようです。
でも、イベントトレインには興味がわかないなあ(^^)
旅ではなくて、文字通りイベントの匂いが強すぎる。
それに、いくらするのか知らないけど、そんなお金があったら、「常茂恵」のような素晴らしい旅館を泊まり歩きたい。
ところで、私が東萩駅に来た理由は、駅を見たかったというのもあるけど、この駅から発車するバスに乗るため。
11:45のバスに乗って、島根県の津和野に出ます。
津和野到着は13:30。
少し町を見学して、津和野から15:45の「SLやまぐち号」に乗って新山口に出て、山口宇部空港から帰京する。
本日午後は、そんな予定です。
なんだ、イベントトレインには興味がないと言っておいてSLかよ、と言われそうですね(^^)
ま、そのあたりは愛嬌で。
蒸気機関車は国内海外とおして、一度も乗車経験がないんです。
それどころか、煙をはいて走っている姿を見たこともない。
いずれなくなってしまうであろう蒸気機関車には、どこかで対面したくありました。
東萩駅 ⇒ 津和野駅 バス旅
さて、津和野行きのバスがやって来ました。
東萩から津和野へ向かうバスは1日5本あります。
しかし、休日であるにもかかわらず、この両観光地を結ぶバスの乗客はゼロ。
東萩駅を発車したバスは、すぐに松本川を渡ります。
松陰神社前を通過。
そして、郊外に出ます。
のどかな景色が続くバス旅。少しトロトロすると、なおさら気持ちがいい。
山口線の単線の線路を渡ります。あとで蒸気機関車で通りますね。
窓外に展開する阿武川。さっきの松本川の上流、すなわち萩の町をうるおす川です。
バスは山口線徳佐駅あたりを走行中。この辺りは水田が多い。山口県の米どころのようです。
山口線の線路も寄り添います。
田植えもしています。
そして、バスは短いトンネルで野坂峠を越えました。山口県から島根県に入りました。
すると、眼下に広がる津和野の町。
バスが下るにつれ、町も大きく見えてきました。はじめて訪れる津和野の町です。
バスは定刻13:30に津和野の駅前に到着です。
さすが蒸気機関車の町ですね。
駅前には、重量感たっぷりのⅮ51が、どっかりと構えていました。
私は、このあとのハプニングを知らずに、勝手に舞い上がっています(^^)