さて、ガルフエアのボーディングが始まりました。

帰国フライトといえど、異国と異国を結ぶエアラインだから、エキゾチックな感覚が減衰することはない。
しっかりと、読めないアラビア文字を読み取ります。

クウェート⇒バーレーン ガルフエアのフライト

窓からアラビア半島を眺めたくて、太陽光が差し込むのを覚悟で確保したF席。
バーレーン行きは、ほぼ満席のようです。

機体が動き出しました。ジャジーラ航空の機体群。

エンジンを点検している機体も。
ジャジーラとは「半島」という意味。つまりはアラビア半島をさします。

カタール航空もクウェートに乗り入れてました。

滑走路を加速します。

舞い上がりました。

砂漠の国クウェートの上空へ。

ホテルの部屋の窓から眺めた光景と同じ。

白と茶色の低い建物がずっと続く、アラビアという感じの風景。

あらためて旅情を感じる瞬間ですね。

クウェートシティの中心街上空を通過。
クウェート最大の銀行NBK(ナショナルバンク・オブ・クウェート)の本店ビルの前には、クウェートタワーもかたなし^ ^

そして、ペルシャ湾上空に躍り出ます。

地図によると、あの突き出た岬のような場所はビーチリゾート。

さらにすすむと、「アル・キラン」と呼ばれる、クウェートの高級リゾート地。
1泊10万円を超えるホテルが並んでいます。

お酒は飲めないけど、それを上回る、ダイビングやシュノーケリングで、ペルシャ湾の澄んだ海を楽しめそう。

ペルシャ湾にもリーフに囲まれた島があるみたいでした。まるで南の島のようだ。

いっぽうで、海上を行き交う石油タンカー。ここは、世界資源の要衝です。

美しいペルシャ湾とアラビア半島に感嘆していると、軽食が配られはじめました。

お水と、サンドイッチ風のパン。

この水も石油より高いのだろうか。

サンドイッチは、チキンケバブのような趣き。美味しかったです。

バーレーン国際空港に到着

幻想的なペルシャ湾上空のフライト。
ん?なんだろ?

洋上給油でしょうか。

2日ぶりにみるバーレーン島。しかし、ペルシャ湾って、ほんとに綺麗だな・・・

アスファルトなのか、砂が浮いているのか、それとも潮?

着陸です。クウェートから50分のフライトでした。

2日前にも見たバーレーンのビル群。

今回はトランジットです。

イミグレ不要のバーレーン国際空港セルフトランジット

さて、現在時刻は13時。
ドーハ行きのカタール航空のフライトは16:55。4時間の乗り継ぎ時間があります。
しかし、ここまでのガルフエアと、これからのカタール航空は、別々にオーダーしたもの。
要するに、自己乗り継ぎ。セルフトランジットです。
バーレーン国際空港における自己乗り継ぎが、いかなるものか全く調べずに来てしまいましたが、まあ4時間あればなんとなかるでしょ、といういつもの楽観主義。
とりあえず、到着ではなく、トランスファーの方へ向かいます。

3日前だけどなんとなく懐かしいアライバルホールを横目に見て、トランスファーの方角へ。

ほんとに大丈夫かな・・・と、少しだけドキドキ。

さて、エスカレータを上がって着いたところは、文字通りの出発ロビー。
ゲートが並び、ボーディングパスを持ってる人なら、そのまま飛び立てる場所です。

とりあえず、フライトの状況を確認しますか。
16:55のカタール航空は特に異常なし。
ゲートの情報は15:25に決まるとあります。

とりあえず、トランスファーのカウンターないかな・・・

と、ホールを彷徨っていると、探さないと見つからないくらい小さなデスクがあり、ここがトランスファーデスクでした。

そして、いま私の置かれている状況を簡潔に説明します。
- ガルフエアでクウェートからやって来た。
- これからカタール航空でドーハへ向かう予定。
- しかし、ボーディングパスを持っていない。
自分でも笑えるけど、上の3行ならば、中学生でも英文にできる。
私も、相変わらず英語が上達しないんだけど、旅を繰り返しているおかげで、どんな意志でも、中学生レベルの英文に置き換える技術だけは勝手に身につきました(^ ^)
ヒジャブをまとったグランドスタッフの女性は、うんうんとすぐに理解してくれたので、同様のケースも多いのだろうか。
しばらく待った結果、まだカタール航空のスタッフと連絡取れないので、少し待て、との回答。

ボーディングパスを持たずに制限エリア内を歩くのは、私の旅歴でも初めての経験。

たとえるなら、武士が刀を持たずに町を歩く、そんな感じ^ ^

そんなに心配なら、5ディナール(2,000円)払って、もう一度入国すればいいじゃん。
乗り継ぎ時間が6時間ぐらいあったなら、そうしたんだけど。

あてもなくウロウロしてると、さっきのグランドスタッフの女性が私を呼び止めて、出発ゲートに行ってくれ、とのこと。
そこでボーディングパスをもらえるらしい。ありがとう。
ドーハ行き1111便は19Aです。

そして、ゲート19A。

ここは、間違いなく、ドーハ行きのゲート。

パスポートを差し出すと、あっさり、ボーディングパスが発券されました。
イミグレを通過してないから、スタンプも押されてないきれいな状態。
そして、明日の羽田までのチケットも手に入れました。

旅の最終局面で、手続論的なものをすべて完了し、あとは身を任せるだけ。
なんとなく身軽になった気分。
旅のイベントは、残すところドーハの夜の街歩き。
これまでの旅の無事を、プレイヤールームに向かって感謝します。
