サマルカンドで食べるラグマン&足を引きずり病院を探す新市街【ウズベキスタン旅行記 #1】

さて、2025年8月2日の土曜日の朝に日本を出て、いったんウズベキスタン・タシケントに入り、そのあとドウシャンベ、ペンジケントと回って、ふたたびウズベキスタンに入りました。

今日は8/5の火曜日。

結局、タジキスタンはわずか2日と半日で、風のように走ってきてしまいましたが、ドウシャンべからペンジケントまで陸路移動したし、ペンジケントではシルクロードらしい街並みや遺跡も見れたので大満足。

2日半が1週間くらいに感じる充実さでした。

42度の暑さで人の少ないレギスタン広場

時刻は13時過ぎ。気温はおそらく40度近く。

あきらかにペンジケントより暑い。

とはいっても、サマルカンド滞在も、今日と明日の1日半しかないので、ホテルに荷物を置いたら、さっそく街歩き開始です。

ホテルは、サマルカンド観光の中心レギスタン広場のすぐそば。

だからこうして、すぐに街の中心部にやってこれる。

街歩き中心のスケジュールの場合、ホテルは市街中心部一択ですね。

それにしても、うわさには聞いてたけど、ほんとに青に染まった光景だ。

このモザイク模様が絨毯にも活かされてるんですよね。

バスマットでも、1枚くらい買って帰りたいところなんだけど。

それにしても暑い・・・

顔と腕に当たる日差しの力が尋常ではないので、気温はいかにとみると42度。

しかも44度まで上昇する予報・・・

まあ、暑い国に真夏に来たんだから仕方ない^ ^

あまりにも暑過ぎるせいか、サマルカンド第一の観光地レギスタン広場も人がいません。

これは笑えるw

まあ、熱中症になってもおかしくないレベルだから、もっとも暑い時間は、観光客はホテルにでもこもってるのでしょう。

あまりに暑いと、空が青ではなくて黒っぽく見えてくるから不思議だ。

しばらく眺めてたら、団体の観光客が広場に入ってきました。

広場は照り返しで眩しいし、暑いんです。

みなさん日陰に避難、正解ですね^ ^

サマルカンドは明後日の朝まで滞在するから、この広場前は、何度も通ることになるでしょう。

私も団体客を見習って、涼しい時間帯にあらためて訪れ、モスクの内部の見学や、モザイク模様をじっくり観察させてもらうことにします。

広場そのものも、夕暮れとか、夜のライトアップとか、朝の淡い光だとか、いろんな表情を見せてくれそうなので楽しみ。

では、遅めのランチにでもいきますか。

サマルカンドで食べるラグマン

ちょうど、レギスタン広場の通りを挟んで反対側に、評判の良さそうなウズベキスタン料理店がありました。

ほんとに、レギスタン広場からすぐ。徒歩2分程度。

人気がありそうなレストランでしたが、時間は14時過ぎ。

ふつうに席にありつけましたが、この旅ではじめて日本人旅行者を見かけました。

日本も夏休みシーズンなんだし、中央アジアを代表するような観光地なので、日本人くらいいたっておかしくないです。

そして、レストランの雰囲気が、ウズベキスタンに入って、一気に観光地っぽくなったね。

さて、プロフ(ピラフ)のサマルカンド版にしようかな、と思ったけど、メニューを開いて真っ先に目に入ったのがラグメン。

ウズベキスタンではラグマンというみたいだけど。

では、熱い麺を食べるわけだから、冷たい飲み物を・・・と、ビールがある^ ^

イスラム教国家で、こんな大っぴらに白昼堂々ビールが飲めるとは思わなかった。

もちろん、ほろ酔いで街を歩くのは失礼に当たるので、この1杯でやめておきます(^ ^)

運ばれてきたラグマン。

私は、このシルクロード料理を、トルファンやカシュガルで食べたことがあるけど、スープの香りも具の野菜の種類も違いますね。

でも、トマトの酸味がきいたスープは食欲をそそります。

シルクロード料理は、私の口に合いすぎる。

肉の種類は、いつのまにかビーフをオーダーしてたらしい。

ペンジケントでは、ラム肉をご馳走になったから、いまのところ、いろんな種類をこなしてます。

いやあ美味しかった。

ビールもう1杯がアタマをかすめたけど、ここは自重します。

ごちそうさまでした。夜はバーにでも変身しそうなレストランでした。

お代は50,000ソモニ。10万ソモニ紙幣を出して、5万ソモニ紙幣が返ってきたシーン。

ちなみに50,000ソモニは約590円です。

ラグマンと生ビール1杯で600円なんて、観光地なのに日本の物価以下だ(^ ^)

足を引きずりながら病院を探すサマルカンド新市街

さて、遅い腹ごしらえができましたが、サマルカンドに着いたら、新市街に出向いて、やらなくてはならないミッションがありました。

足の治療です。

ペンジケントの町を歩いてる時に気づいたんだけど、ビーチサンダルを履いた私の両足のかかとがすれて出血が激しく、日本から持参した絆創膏を貼りまくって応急処置をしたんですがもはや役に立たなくなっています。

そして、痛い・・・

旅してる時って、痛みとか、暑さとか、寒さとか、我慢しちゃうんだよね・・・

いや我慢ていうか、それを上回る楽しさっていうか、例えるなら、寝不足でどうしようもないくらい眠いとき、勉強とかは無理でも、ゲームプレイとか、好きな本なら読めるでしょ、ぐらいの感覚。

しかし、素人目にも、傷口が広がり過ぎて血も止まらず、医者に診てもらった方がよいレベルに悪化しちゃってます。

そこで、病院がある場所として、サマルカンド新市街に出向いているわけです。

病院が見つからなくても、治療薬とか包帯とかが欲しいんだよね・・・

という感じで、思いがけずもサマルカンドの新市街をさまようことになりました。

歩けば歩く歩ほどに、かかとの痛みが増していく構図、そりゃ当たり前だ。

レンタルキックボードに乗りたくなる。

ところで、サマルカンドの観光といえば基本的に旧市街。

新市街を歩く観光客はあまりいないと思いますが、新市街の一部は旧ロシア街とも呼ばれ、ヨーロッパ風の建物が並んでます。

思いがけずも、サマルカンドの観光の第一歩が、新市街の散策になりました。

そして、その新市街をさまよってたら、ありました。病院です。

何病院なのかまったくわからないけど、とりあえず入ってみると、なんと本日は休診日・・・

まいった・・・では、ファーマシーでも探しますか

これは家電量販店。

これはスーパーマーケット。ひょっとしたら、治療薬とか売ってるかな。

中に入ってみると、お、なにかありそう・・・

翻訳アプリで、店のお姉さんと会話。

ところが、翻訳アプリがうまく機能せず、「治療薬や包帯」をお願いしてるのに、「靴磨きやガムテープ」が出てくる始末・・・

やっと意図が正確に伝わった時、店のお姉さんと大笑いになったことは想像に難くない。

旅は楽しい^ ^

 

結局、新市街を歩き回っても、薬局すら見つからず、アミール・ティムール座像の前を通って、旧市街に戻ります。

少しづつ、顔が真剣になってきました。

さすがに、テーピングぐらいないと、舗道上に血をばらまくことになるし、バイキンも入る。

あった!

と思ったら、改装中・・・

もうさすがに、翻訳アプリで、道ゆく人に「ファーマシーはどこ?」と尋ねました。

すると、なんとしたことか、レギスタン広場から200mも行かないところにあった薬局。

ちゃんと営業してます。 

そして足の状態を見てくれて、簡単なケア薬品と巨大な絆創膏、それに包帯を売ってくれました。

ウズベキスタン制の巨大絆創膏。

あと、旅は4日続くので、10枚購入。

ホテルに戻って、自分で処置した様子。

間抜けな話がひとつあって、なんとホテルの数軒となりに、ファーマシーがありました(^ ^)

灯台下暗しとは、まさにこういうことを言うんですね。

ちょっと、ドタバタしましたが、ふたたびサマルカンド街歩き開始です。