ドバイ・トランジット6時間で「ドバイモール」と「アル・ファヒディ歴史地区」を弾丸観光する方法

常時きなくさい中東情勢のなか、ドバイだけは、安定のセレブ感を保ってます。

このあたりは、さすがともいうところですが、旅好きの方であれば、ちょこっとのぞいてみたくなるのではないでしょうか?

そうなんです。

ドバイは、トランジットを利用して、「ちょこっとのぞく」のに、ふさわしい街なんです。

というのも、もし、ホテルに宿泊し、何日も滞在したら、たぶん、1日数万円ペースでおカネが飛んでいくと思います。

 

我々庶民は、トランジットの間に、近代的都市ドバイの姿をさらっとみるのが最も効率がいい。

なので、エミレーツ航空などで、ドバイ経由で中東各地や欧州へ行く際は、乗継時間をうまくずらして、ドバイ観光を楽しむ方法を紹介します。

ドバイでは何を観るべきか?

 

トランジットの間の弾丸観光なのですから、ここは大きく2つのエリアに絞りましょう。

  1. ドバイモール&ブルジュ・ハリファ
  2. オールドドバイ

「ドバイモール」は世界一大きなモール。そして、「ブルジュ・ハリファ」は世界一高いビルです。

「ドバイモール」と「ブルジュ・ハリファ」は隣接しています。

したがって、ここを観るだけで、ドバイの近代都市感はつかめると思います。

そして、オールドドバイは、昔ながらのアラブ的な旧市街です。

要するに、「ドバイモール&ブルジュ・ハリファ」と「オールドドバイ」を見れば、ドバイに行った気になれるということです。

トランジットの観光に最低何時間必要か?

ズバリ4時間です。でも、やらないでください(笑)

これは、こういう風に計算しています。

  • 入国に30分。
  • ドバイ空港 ⇒ 市内:メトロで約40分。往復で80分。
  • 観光に60分。
  • 出国&チェックインに70分。

これで、合計240分。

しかし、これは、際どすぎる。

私なら、絶対やりません。そもそも、乗継時間が4時間では、入国させてくれないかもしれないし。

タクシーで、「ここと、ここと、あそこに行ってくれ」と頼むのもありでしょうが、4~5時間の乗継時間なら、巨大で賑やかな、ドバイ空港を散策したほうが、健全です。

乗継時間6時間以上が目安

では、具体的に、何時間あったら、弾丸観光が可能でしょうか。

私の経験から言うと、6時間あれば十分と考えます。

時間帯や、フライトの状況にもよりますが、ドバイ空港は、イミグレも、保安検査も、テキパキしていて、あまり渋滞しないようです。

そうはいっても、入国に30分。出国&チェックインに2時間は、みておいたほうがいいでしょう。

これで2時間半ですから、あと3時間半あります。

市内の往復に1時間半として、観光に2時間費やせます。

「ドバイモール」と「オールドドバイ」。両方見ることができますよ。

空港から市内に、メトロでかんたんにアプローチできるのも、弾丸観光をしやすくしてるといえるでしょう。

ブルジュ・ハリファには登るべき?

ブルジュ・ハリファは、完成から10年たっても、人気が高く、いまだに世界各地からの観光客で賑わっています。

世界一高いビルなんですから、当然ですよね。

なので、行く場合は、Webで時間指定予約は必須。当日券では、心もとないです。

 

しかし、私は登りませんでした(笑)

その理由は、

  • 高さ828mといっても、一般人が行けるのは206階の内、159階まで。そして展望台のある124階(高さは456m)への入場料が約6,500円。その上の「アットザトップスカイ」や「ラウンジ」ともなると、入場料が軽く1万円超えで、セレブそのもの。
  • 登る時間は夕方から夜にかけてがおススメで、砂漠に沈む夕日や夜景を楽しむことができる。いっぽう朝登ると、朝もやで下界の様子が霞んだりするらしい。

さらに、

  • 高いビルは、外から眺めたほうが楽しい。
  • 飛行機のほうが、もっと高い位置から、ドバイを見下ろせる。

と、考えたからです。

 

私がアプローチした時間は午前中で、まさに靄ってる最中。

次回訪れたときの時間帯が夕方から夜にかけてであれば、大枚はたいて、チャレンジするかもしれません。

でも、その頃は、「世界一」ではなくなっていたりして・・・

いま、建設中のビルが何本かありますので、ありえますww

オールドドバイの中ではアル・ファヒディ歴史地区をチョイス

そして、アラブの国を実感するエリアとしてのオールドドバイエリア。

この中にも、いろんな見どころがあるんですが、歴史的建造物を保護している地区として、「アル・ファヒディ歴史地区」を訪れることにしました。

でも、暑い中歩くので、大汗をかく覚悟は必要です(笑)

 

お金はいくら必要か

トランジットの弾丸観光というと、必要なおカネで悩みます。

メトロのチケットとランチ程度と考えれば、20ドルもあれば十分です。クレカも使えますし。

でも、急にタクシーに乗る必要がでたりとか、安心したいなら50ドルくらい両替すればいいんじゃないでしょうか。

残ったら、空港でお土産を買う資金に充てれば、無駄になりません。

弾丸観光 実際の行動スケジュール

では、実際に行動したルートをみてみましょう。

時刻 行動スケジュール

7:50

ドバイ国際空港に到着。

8:20

イミグレ通過、入国。両替。

8:40

メトロ・レッドラインで出発

9:20

「ブルジュ・ハリファ&ドバイモール」駅に到着。

10:00

・連絡通路で「ドバイモール」へ。(15分)

・外に出て、ブルジュ・ハリファを撮影。(25分)

11:00

・ドバイモールを見学

・フードコートでランチ

・ドバイモール出発

11:15

・ドバイモール駅を出発。

・レッドラインとグリーンラインでアル・ファヒディ駅へ

11:38

アル・ファヒディ駅到着。

12:00

徒歩20分でアル・ファヒディ歴史地区に到着。

13:00

・アル・ファヒディ歴史地区を1時間見学。

・メトロで空港へ。

13:50

ドバイ空港に到着。

15:25

デリー行きのフライト。

空港を出てから、空港に戻るまで、5時間半でした。

実際の行動は、こちらの記事でも確認できます。あわせてご覧ください。

入国&両替

まずは入国。このときは、ヘルシンキからフライドバイで7:40にドバイに到着。

イミグレはガラガラで、すぐに入国できました。

綺麗なコンコースを出口方面に向かうと、途中にいくつも両替所があります。

私は、50ドルを両替しました。

メトロチケットの購入

ここで、1日乗車券を買います。係りの人が案内してくれるので、かんたんです。

3回しか乗りませんが、22ディルハム(約700円)です。その都度買うのと、200円くらいしか差がありません。

時間を節約するためにも、1日券がおススメです。

レッドラインで「ドバイモール」へ

空港に乗り入れているのは、2本のメトロのうち、レッドライン。

メトロの路線図。ドバイモールは、空港からレッドラインで12個目の駅です。

車内はこんな感じ。

「ブルジュ・ハリファ&ドバイモール」駅に到着。空港から40分弱でした。

駅からは、「ドバイモール」まで、長い連絡通路がつながっています。

ドバイモールの様子

私みたいに外に出ようとすると大変です。出口がわかりませんので。

  

水族館もあります。

 

フードコートも。

 

アル・ファヒディ歴史地区の様子

メトロで、「ブルジュ・ハリファ/ドバイモール」駅から、「アル・ファヒディ」駅に移動します。

歴史地区は、駅から徒歩20分。大汗をかきました。

  

お土産をここで買うというのもいいかも。

   

時間があれば、渡し船にも乗ってみたかった。

 

まとめ

以上、約6時間で行った、ドバイ・トランジットを利用した弾丸観光でした。

個人的には、ドバイという街は、弾丸観光で十分。これで満足です。

なお、ドバイモールやブルジュ・ハリファだけですませるなら、常時冷房の効いた場所を歩きますので、汗はかかなくてすみます。

でも、ドバイの空港には、プライオリティパスで入れるラウンジがあるので、そこでシャワーも浴びれますよ。

とにかく、いろんな選択肢を楽しめる、有意義な弾丸観光です。