陽炎に揺れるブルジュ・ハリファ&ドバイ・モール【北欧旅行記 #43】

長い連絡通路を歩いて、ようやくドバイモールの入り口に到着。駅からは15分くらい。空港からは1時間くらいです。

ドバイモールの外に出るのに苦労する?

いきなり目に入ったのが「紀伊国屋」? なぜ、紀伊国屋?って感じです。どんな本を売ってるんだろ?

しかし、朝早くてまだ開いてません。まだ9時なんだよね。

なので、人通りも少ないモールの中。

ところで、私は、いったん外に出たいんですよね。

外に出て、ブルジュ・ハリファや、乱立するビル群の写真を撮りたいんです。

 

外は暑いことは覚悟していますが、写真が大好きな私。写真が撮れないと、なんのためにドバイに来たのかわからなくなってしまう。

そう思って出口を探すんですが、ありません。本当にないんです。

いやあもう、完全に迷子になりました。しかも朝早すぎて、スタッフもいない。

世界一の高層ビル ブルジュ・ハリファ

それでも、なんとか出口を見つけて外に出られました。モールが巨大なので、ヘンなところで外に出ると、それはそれで大変なんですが、運よく正面玄関から外に出ることができました。

外に出た瞬間、なんたる暑さ&湿気! 気温40度近く、湿度も90%以上あるでしょう。

カメラのレンズが、あっというまに曇りました。

出ました! 世界一の高層ビル「ブルジュ・ハリファ」

なんでも世界一にこだわるドバイのシンボルといってもいい建築物。

見上げると首が痛くなります。なんせ高さは828m。スカイツリーより194mも高いんです。

このブルジュ・ハリファが完成したのは2010年。それ以来10年近くたっても、世界中から訪れる観光客が絶えないという。

それは紛れもなく「世界一」にこだわった結果ですよね。「2位」じゃ、すぐに客足は遠のきますよ。

ちなみに、ブルジュ・ハリファとは「ハリファ塔」の意味。では、ハリファとは、完成当時のアブダビ首長の名前。リーマンショックで建設に苦しんでいたドバイをアブダビがサポートしたことで付けられたといいます。

ブルジュ・ハリファには、登るか登らないか、昨夜まで悩んでましたが、結局登るのはやめました。

大きな理由は、登ってしまうと時間的に旧市街を訪れる時間がなくなってしまうことになりますが、そのほかにも、

  • 高さ828mといっても、一般人が行けるのは206階の内、159階まで。そして展望台のある124階(高さは456m)への入場料が約6,500円。その上の「アットザトップスカイ」や「ラウンジ」ともなると、入場料が軽く1万円超えで、セレブそのもの。
  • 登る時間は夕方から夜にかけてがおススメで、砂漠に沈む夕日や夜景を楽しむことができる。いっぽう朝登ると、朝もやで下界の様子が霞んだりするらしい。

それらの事情を勘案して、今回は辞退しました。今回は、なんて言ってるけど、次に来るのはいつになることやら・・

でも、高いビルは、外から眺めてこそ、美しいと思うのは私だけでしょうか。ふつうに撮ると最上部が入りません。

それにしても暑い。冷房の効いたモールから出て5分とたっていませんが、もう汗びっしょり。ブルジュ・ハリファも、陽炎の中で揺らめいて見えます。

では、ブルジュ・ハリファの足元を散策。

 

アスファルトからの照り返しも強く、いままで北欧を旅してきた人間には辛い環境。

  

それでも、この未来型都市の不思議な光景に見とれます。

ブルジュ・ハリファの建設費は15億USドル(約1,600億円)と言われています。この周囲の建物の建設費をすべて合計すると、いったいいくらになるんだろう?

そして、それは、採算が取れているんだろうか。私も一応、一介のビジネスマンなので、つい詮索してしまいます。

今日は日曜日だからでしょうが、ゴーストタウンのような光景を見てるとほんと不思議。

北欧を8日間ほど歩き回った後で、こんな街に降り立っても、アタマの中が整理できません。

道路もたまにクルマが通りますが、歩行者天国のようなものです。

一人の陽気な青年がやって来て「撮ってくれ!」。

人通りもほとんどありません。それは、やっぱり暑いからだろうな。

  

建物と建物の間が、だいたい連絡通路で結ばれ、冷房が効いてるんです。

誰が好き好んで、わざわざ外に出るのか、ってまったくその通りです(笑)

  

そう思って、再びモールの中に入ろうと思いました。

世界一のブルジュ・ハリファにもお別れです。

ドバイモールの散策

朝早いとはいえ、日曜日です。普段から、モールはこの程度の賑わい?

もう、そろそろ、アル・ファヒディに向かいたい時間なので、フードコートをさがします。

フードコートは2ヶ所。1階のブルジュ・ハリファ寄りと、2階にあるそうです。

これは1階のフードコートで、一通り見てみましたが、こじんまりとしてます。

2階のほうが、巨大なドバイモールの名にふさわしく大きいと聞いていたので、2階のフードコートをさがします。

さて、その巨大なフードコートをさがすのも一苦労。

いったい、どこにあるのやら。

また迷子になりかけています。とにかく巨大なドバイモール。1日いても飽きないというのは、大げさではないかもしれませんね。

実際、ショッピングが好きな人なら天国かも。

2階の水族館前だという情報をもとにさまよいます。

ドバイモールのフードコートで食べたお弁当

ようやくフードコートの文字を見つけました。

 

さすが、世界一のドバイモールのフードコート。なんでもそろってそうですね。

まずは、お店の外観をご覧ください。

中国の進出もすさまじい。

たいしてグルメ派でもない私が目移りしてしまうほど。

イスラムの人も、いろいろと食べるようになったのかな。まあ、豚肉は食べないんでしょうけど。

日本料理店、というより弁当屋さん?

でも、なんか、この弁当がとてつもなく美味しそうに見えて、これを食べることにしました。

今回の11日間北欧3ヵ国&エストニア&ドバイ弾丸一人旅の全行程&旅費はこちらです。