それは、私が、海外一人旅の初心者。8回目の一人旅のときのことです。
8回目というのは微妙。
ちょうど、海外一人旅にも慣れてきて、少しづつ、怖いもの見たさと油断や慢心が同居する、微妙な時期。
そんな旅人感覚の頃、ゴールデンウイークを利用して、フィリピンに行ったとき、空港到着後のタクシーで、いきなりボッタクリに出くわしました(笑)
背景
- ゴールデンウイーク3連休を利用したフィリピン弾丸旅行。
- フィリピン航空の羽田深夜便で、マニラ空港に早朝4:50に到着。
- 連休初日なので、搭乗客には学生さんも多かった。
- フィリピン渡航は2度目。一人旅でははじめて。
と、こんな感じで、眠い目をこすりながら、フィリピンに入国しました。
世界遺産バナウエに行くつもりが行けず、上の写真のバギオ止まりとなってしまったオチつきですw
状況
フィリピンペソを両替して、タクシー乗り場を探します。
というのも、マニラ空港からマニラ市街に行く手段がタクシー一択なんですよね。
なので、そういう空港に到着すると、旅行者は、まずタクシー運転手との交渉バトルをせざるを得ないんです。
しかも、マニラのタクシーは、ぼったくりだらけ。
でも、私は、最初から「クーポンタクシー」で行こうと決めてました。
その理由は、
- 空港から所定のエリア内であれば一定料金で乗れる。
- クーポンタクシーのカウンターには、行先別料金が明記されているので安心。
- チケットにはナンバープレートが書かれ、支払いは降車時。
以上のように、ぼったくられる心配がないんです。
メータータクシーよりは、若干割高のようですが、それでも、パサイバスターミナルまで150ペソ(2016年当時)、つまり約300円ですから。
パサイのバスターミナルとは、バギオなど、ルソン島の北方面へ向かうバスのターミナルです。
警官とグルだった・・・
予備知識を詰め込んで、準備万全と思って、タクシー乗り場に行きましたが、早朝ということで、ガランとしたタクシー乗り場。
そばにいた警官に「クーポンタクシー?」と聞くと、「ヘイ、こっちだ」と案内されました。
そして、提示された金額が、なんと1,000ペソ!
パサイのバスターミナルまで1000ペソ。
1000ペソといったら2,600円。
相場を知っている人なら、とんでもなく高いことがわかるはず。
しかし、クーポンタクシーの乗り場にも1000ペソと書かれている。
警官の持っているボードにも「空港 ⇒ パサイ 1,000ペソ」と書かれている。
つまり、乗り場のサインも、警官が持っていたボードも、どちらも偽造だったんですね。
両替直後で、相場観がわからなかったということもありましたが、うかつにも払ってしまいました。
「地球の歩き方」には、降車時に払うとあったのに、完全に騙されてしまいました。
ちなみに、ドライバーはこいつ↓ですが、私はこいつには、払ってないんですよね。
こいつも、グルだったのかな・・
空港に到着するやいなや、痛い失策でしたが、バスターミナルでバスに乗った直後にスラム街を目の当たりにして、しんみりとした気分に。
貧富の差が拡大している国は、そのまま治安にも反映する。
今回のフィリピンでは、その後の行動を十分に気をつけました。
Grabタクシーの登場
Grabタクシーとはアプリを通じてタクシーサービスを提供する会社です。
本社はシンガポールですが、Uberのように、アプリで連絡すれば気軽にタクシーを呼べるので、人気が出ています。
この、Grabタクシーが、フィリピンにも参入したので、これからはGrabタクシー一択になるのではないでしょうか。
実際に利用したら、またレポートしたいと思います。