台湾週末旅スケジュール&MRTを乗り継ぎ龍山寺から淡水へ【台湾旅行記2023 #3】

さて、牛肉麺で腹ごしらえしたところで、時刻は12時。

台湾週末旅のはじまりです。

派手な広告のバスが目の前を横切り、台湾にいる実感がさらに高まる瞬間。

台湾週末旅 予定してるスケジュール

日付

午前

午後

宿泊地

3/18(土)

羽田5:55発

台北(桃園)8:55着

台北〜淡水 観光

台北

3/19(日)

台北 ⇒ 嘉義(高鐡)

嘉義 ⇒ 奮起湖

奮起湖 観光

奮起湖 ⇒ 嘉義

嘉義 ⇒ 台南

台南

3/20(月)

台南 観光

台南 ⇒ 旗山

旗山 観光

旗山?

3/21(火)

旗山 ⇒ 高雄

高雄 観光

高雄 ⇒ 桃園(高鐡)

台北(桃園)20:55発

羽田0:50着

ところで、今回の旅の予定をおさらい。

飛び石連休の狭間に休暇をとってよかった。

これで4連休。LCCの非有効時間帯にかかるフライトスケジュールのおかげで、4日間を丸々行動にあてられます。

だいたい上記のようなスケジュールを予定してますが、ガチガチに予定が固まってるのは明日だけで、これは奮起湖を訪れるため。

人気の阿里山鉄道に乗らなくてはならず、チケットは予約が無難。

で、webでおさえておきました。

出典:阿里山森林鉄道HPより

あとは、ゆるいスケジュールですが、泊まる場所が決まってないのが月曜日と火曜日。

旗山という小さな街を訪れるつもりでいるんですが、webで予約可能なホテルがひとつもありませんでした(^ ^)

ていうか、そもそも宿泊施設があるのか・・・

もし、泊まれなかったら、夜のバスで高雄に出れば大丈夫という代替手段はあり。

 

火曜日の「?」は、羽田に着いた後、たぶん空港で野宿でしょうw

今年は、毎月の海外渡航を目標にしてるので、LCCの多用が予想される。

すると、早朝&深夜便が多くなるので、必然的に空港ベンチでの寝泊まりも増えます(^^)

 

MRTで忠孝復興から龍山寺のホテルへ

さて、「林東芳牛肉麺」で汗が出てきた私は、早く背中のリュックを下ろしたい。

MRTの忠孝復興駅に向かい、今夜の宿をとってある龍山寺に向かいます。

おお・・・このバイクのシグナルグランプリは、まさに台湾だw

交差点に立ちどまって、しばし台湾の雰囲気に浸ります。

日本では風前の灯の百貨店は、台湾ではどうなんだろ?

MRT板南線の忠孝復興駅。台湾の漢字を見ると、力強い字面が並んでることに感心します。

この板南線に乗れば、龍山寺まで乗り換えなしで行けます。

土曜日の昼下がり。台北のMRTは賑わってました。

台北駅を通り過ぎて龍山寺へ。

降りる乗客もすごく多かった龍山寺駅。私も降りるの初めての駅。

龍山寺といえば、台湾屈指のパワースポット。

でも、いまはホテルに荷物を下ろすだけ。本日の午後は淡水に行きたいんだよね。

駅からホテルは近い。グーグルマップ見ながら、アーケード下を進みます。

おお・・いいなこの雰囲気。まさしく台湾。夜は何を食べようかな・・・

おや・・・熱海って、熱海?

めざすホテルに到着。

ホテルといってもドミトリー。

台北のホテルがすごく値上がりしてて、いい場所のホテルは軽く2万円とかする。

前回のブルガリア&ルーマニア旅で、ちょこっとお金を使いすぎたので、今回は節約嗜好。

このドミトリー、1泊2,000円です^ ^

龍山寺から淡水へ

時刻は13時。ドミトリーにはまだチェックインできないし、荷物だけ置いて、また出かけます。

目指すは淡水。淡水へは、MRTで台北で乗り換えて、1時間弱です。

淡水に何があるのか? と聞かれても困ってしまうんですが、なぜか行きたくなったw

台湾のエスカレータは左側を開けます。関西のようです。

台北駅で淡水行きを待ちます。

私は台湾への渡航は5度目であるが、実は台北や台中、高雄、太魯閣、阿里山、日月潭といった有名観光地しか訪れたことがない。

台湾は、かつてはオランダに統治され、清にも統治され、日本にも統治されている。

だから、ガイドブックにも載らないような町をたずねると、当時を偲ぶような歴史地区があったりする。

名もないような町から町へたどっていく。

今度台湾を訪れる際は、そんな歩き方をしてみたいと、つねづね思ってた。

台湾は九州ほどの大きさがあり、人口は2,300万人。九州の人口は1,400万人。

台湾は、訪れれば楽しそうな町が事欠かない。

 

ところで、鉄道紀行作家として名を馳せた故宮脇俊三氏の著作に「台湾鉄路千公里」があり、台湾の鉄道に乗り、小さな町に足跡を残していく様子がとても面白い。

しかも、1980年に旅した紀行文である。

43年前当時のどことなく野暮ったさの残る、発展途上時代の台湾のにおいを感じ取ることができる名作である。

この「台湾鉄路千公里」でも、訪れている町のひとつが淡水。

当時は、ディーゼル機関車が超満員の乗客を載せた古ぼけた客車を引っ張る描写。

それから43年たった現在では、同じ満員ではあるけれど、エアコンが気持ちよく効く快適なMRTだ。

淡水行きのMRTは、地上に出て、ひとつひとつの駅に止まっていく。

あれはなにかの寺院か王宮か、と思えば、グランドホテルだった。

台湾が、まだまだ発展していることを思わせる光景も。

駅ごとに乗客が降り、私もようやく座れた。

左側に展開するのは台湾海峡に注ぐ淡水河。

終点が近づくと、乗客もまばらに。

いっぽうで、自転車が持ち込まれるなど、観光的雰囲気が出てくる。

終点の淡水に到着。

先ほどの「台湾鉄路千公里」から、ひなびた終着駅を想像してたけど、大都会のようだ。

しかも、淡水駅の構内を出ると、淡水河岸の公園に繋がってて、旧市街である老街もすぐそこのよう。

さっそく、散策を楽しむとしましょう。

今回の台湾4泊6日ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。