さて、牛肉麺で腹ごしらえしたところで、時刻は12時。
台湾週末旅のはじまりです。
派手な広告のバスが目の前を横切り、台湾にいる実感がさらに高まる瞬間。
台湾週末旅 予定してるスケジュール
日付 |
午前 |
午後 |
宿泊地 |
---|---|---|---|
3/18(土) |
羽田5:55発 台北(桃園)8:55着 |
台北〜淡水 観光 |
台北 |
3/19(日) |
台北 ⇒ 嘉義(高鐡) 嘉義 ⇒ 奮起湖 奮起湖 観光 |
奮起湖 ⇒ 嘉義 嘉義 ⇒ 台南 |
台南 |
3/20(月) |
台南 観光 |
台南 ⇒ 旗山 旗山 観光 |
旗山? |
3/21(火) |
旗山 ⇒ 高雄 高雄 観光 |
高雄 ⇒ 桃園(高鐡) 台北(桃園)20:55発 羽田0:50着 |
? |
ところで、今回の旅の予定をおさらい。
飛び石連休の狭間に休暇をとってよかった。
これで4連休。LCCの非有効時間帯にかかるフライトスケジュールのおかげで、4日間を丸々行動にあてられます。
だいたい上記のようなスケジュールを予定してますが、ガチガチに予定が固まってるのは明日だけで、これは奮起湖を訪れるため。
人気の阿里山鉄道に乗らなくてはならず、チケットは予約が無難。
で、webでおさえておきました。
出典:阿里山森林鉄道HPより
あとは、ゆるいスケジュールですが、泊まる場所が決まってないのが月曜日と火曜日。
旗山という小さな街を訪れるつもりでいるんですが、webで予約可能なホテルがひとつもありませんでした(^ ^)
ていうか、そもそも宿泊施設があるのか・・・
もし、泊まれなかったら、夜のバスで高雄に出れば大丈夫という代替手段はあり。
火曜日の「?」は、羽田に着いた後、たぶん空港で野宿でしょうw
今年は、毎月の海外渡航を目標にしてるので、LCCの多用が予想される。
すると、早朝&深夜便が多くなるので、必然的に空港ベンチでの寝泊まりも増えます(^^)
MRTで忠孝復興から龍山寺のホテルへ
さて、「林東芳牛肉麺」で汗が出てきた私は、早く背中のリュックを下ろしたい。
MRTの忠孝復興駅に向かい、今夜の宿をとってある龍山寺に向かいます。
おお・・・このバイクのシグナルグランプリは、まさに台湾だw
交差点に立ちどまって、しばし台湾の雰囲気に浸ります。
日本では風前の灯の百貨店は、台湾ではどうなんだろ?
MRT板南線の忠孝復興駅。台湾の漢字を見ると、力強い字面が並んでることに感心します。
この板南線に乗れば、龍山寺まで乗り換えなしで行けます。
土曜日の昼下がり。台北のMRTは賑わってました。
台北駅を通り過ぎて龍山寺へ。
降りる乗客もすごく多かった龍山寺駅。私も降りるの初めての駅。
龍山寺といえば、台湾屈指のパワースポット。
でも、いまはホテルに荷物を下ろすだけ。本日の午後は淡水に行きたいんだよね。
駅からホテルは近い。グーグルマップ見ながら、アーケード下を進みます。
おお・・いいなこの雰囲気。まさしく台湾。夜は何を食べようかな・・・
おや・・・熱海って、熱海?
めざすホテルに到着。
ホテルといってもドミトリー。
台北のホテルがすごく値上がりしてて、いい場所のホテルは軽く2万円とかする。
前回のブルガリア&ルーマニア旅で、ちょこっとお金を使いすぎたので、今回は節約嗜好。
このドミトリー、1泊2,000円です^ ^
龍山寺から淡水へ
時刻は13時。ドミトリーにはまだチェックインできないし、荷物だけ置いて、また出かけます。
目指すは淡水。淡水へは、MRTで台北で乗り換えて、1時間弱です。
淡水に何があるのか? と聞かれても困ってしまうんですが、なぜか行きたくなったw
台湾のエスカレータは左側を開けます。関西のようです。
台北駅で淡水行きを待ちます。
私は台湾への渡航は5度目であるが、実は台北や台中、高雄、太魯閣、阿里山、日月潭といった有名観光地しか訪れたことがない。
台湾は、かつてはオランダに統治され、清にも統治され、日本にも統治されている。
だから、ガイドブックにも載らないような町をたずねると、当時を偲ぶような歴史地区があったりする。
名もないような町から町へたどっていく。
今度台湾を訪れる際は、そんな歩き方をしてみたいと、つねづね思ってた。
台湾は九州ほどの大きさがあり、人口は2,300万人。九州の人口は1,400万人。
台湾は、訪れれば楽しそうな町が事欠かない。
ところで、鉄道紀行作家として名を馳せた故宮脇俊三氏の著作に「台湾鉄路千公里」があり、台湾の鉄道に乗り、小さな町に足跡を残していく様子がとても面白い。
しかも、1980年に旅した紀行文である。
43年前当時のどことなく野暮ったさの残る、発展途上時代の台湾のにおいを感じ取ることができる名作である。
この「台湾鉄路千公里」でも、訪れている町のひとつが淡水。
当時は、ディーゼル機関車が超満員の乗客を載せた古ぼけた客車を引っ張る描写。
それから43年たった現在では、同じ満員ではあるけれど、エアコンが気持ちよく効く快適なMRTだ。
淡水行きのMRTは、地上に出て、ひとつひとつの駅に止まっていく。
あれはなにかの寺院か王宮か、と思えば、グランドホテルだった。
台湾が、まだまだ発展していることを思わせる光景も。
駅ごとに乗客が降り、私もようやく座れた。
左側に展開するのは台湾海峡に注ぐ淡水河。
終点が近づくと、乗客もまばらに。
いっぽうで、自転車が持ち込まれるなど、観光的雰囲気が出てくる。
終点の淡水に到着。
先ほどの「台湾鉄路千公里」から、ひなびた終着駅を想像してたけど、大都会のようだ。
しかも、淡水駅の構内を出ると、淡水河岸の公園に繋がってて、旧市街である老街もすぐそこのよう。
さっそく、散策を楽しむとしましょう。