さて、台南街歩きを少し早めに切り上げ、わたしはこれから「旗山」という街に向かいます。
ところで「旗山」ってご存知ですか?
ていうか、読めますかw
「旗山」と書いて「きざん」と読むバナナの名産地らしいです。
今回の台湾週末旅にあたって、目的らしきものがあったとすれば、まさにこれ。
ふつうの旅人が訪れないような街を訪れ、そして泊まりたかった。
「地球の歩き方」にも紹介されていないような。
台南、あるいは高雄から、山間部へ向かって直線距離で約30km。
そんな場所に旗山という町はあります。
「旗山」がどこにあるのか、「旗山」になにがあるのか。
まったく予備知識ももたずにバスの時刻だけ調べておきました。
台南駅前を14:10に出る「8050」番のバスに乗れば、約2時間。
旗山の町には16時ごろ着きます。
そして、旗山の町にはwebで予約できるようなホテルや旅館が一軒もありません。
したがって、町についてから宿を探すわけですが、万一、探しあぶれたときのことを考え、18時ごろには旗山から高雄行きのバスがあることまで調べた上での行動です。
2時間あれば、宿くらい探せるだろ。
さすがに野宿はできないよな(^ ^)
安平の港を見ながらバスで出発
さて、安平古堡から降りた私は、安平のバス停に向かって歩いてます。
安平の港から見る台南の街、都会だ。
台南は180万都市。これから向かう旗山は人口3万人の町です。60分の一。
運河に見惚れているうちにバスの時間が迫ってきました。
来ました、台南駅前行きのバス。
このバスが、台南の駅前に着くのが13時40分ころ。
そして、ホテルに荷物を取りに行って14:10の旗山行きに乗る計算。
のんびり旅もしてみたいけど、トラベルミステリーばりにスケジュールを過密に組んでしまうのは私のもって生まれた性w
台南 ⇒ 旗山 乗り心地最悪なバスw
では、ほぼ丸一日いた台南にお別れです。
ほんとは、今夜も台南に泊まって、古都台南とは親睦を深めたかったんだけど、どうしても旗山に行きたかった。
1日6本あると思われる台南と旗山を結ぶバス便。乗客は、私のほか2名ほど。
見た感じは、長距離バスにふさわしい雰囲気。しかし、乗り心地は最悪。
サスペンションが壊れてるのかと思いましたw
台南の街が徐々に離れていきます。楽しい路線バスの旅。
名も知らない街を歩くのも楽しいけど、そこに向かう道中はなお楽しい。
実は、知らない史跡があったりする。
これぞ旅。まだまだ台湾には知らない街がある。
むさぼるように訪れていきたい。
台南 ⇒ 旗山のバスの様子はこちら
さて、乗り心地は最悪だったけど、2時間があっというまに過ぎて、バスは旗山のバスターミナルに到着です。
料金は2時間乗って134元(576円)。
台南から30kmほど内陸に入っただけだけど、なんかすごく遠くの街に来た、そんな気分。
でも、こういう気持ちって、大事なんだよね、旅する上で。
街から街へ移動する、これこそ旅だから。私にとって、旅の原点。
では、とりあえず、宿を探しましょう。
まあ泊まれないことはないと思うけど、宿無しになったらなったで、大変だ。