Uberの車窓から眺める空港への景色。
3日前にジェッダに到着したときは、空港で市街までの足に右往左往し、挙げ句の果てに、私の目の前で白タクの運ちゃんが警察に捕まるというイベントまで起きた。
それが、すでに遥か昔のような感覚。
ガソリンスタンド前を通過。
旧市街で出会ったお婆さんが「ガソリン、以前は水より安かったのに、今はすごく値上がり。みんなブーブー言ってる。」と言っていたのを思い出す。
レギュラーガソリンに相当する91オクタンは1ℓ2.18リアル(85円)。
私も日本ではクルマ運転しないんだけど、日本の半分くらいかな。
イスラム圏の白い建物を眺めながら、今回の旅はあと何日かな、と考える。
今夜の宿はオマーンに移ってマスカット。
マスカットで2泊して、機内で1泊。そして日本だから、4日後に帰国か。
迫り来るアラビア文字。中東、そしてアラビアの旅は、本当に楽しい。
空港に入る前のチェックポイントを通過。
そして、ジェッダ・キング・アブドゥルアズィーズ国際空港に到着。
Uberの運転手にスマホでチップを払ってお別れ。
特別なサービスを受けたわけではないけど、サウジアラビア旅の最後に敬意を払いました。
初搭乗「オマーンエア」にチェックイン
冷房がギンギンに効いたクルマから降りると、またたくまに湿気をともなった熱気に包まれます。
とにかく暑かったジェッダの街。
第7代サウジアラビア国王「ビン・アブドゥルアズィーズ」さんは、暑くないのかな。
さて、これから乗る「オマーンエア」はどこだろう?
ま、とにかくコンコースに入りましょう。
白装束が映り込む自動ドア。
そして、フライトボードを見上げます。
私が乗るのは、14:35のマスカット行き。
ドバイやカサブランカ、カイロなどの国際線の他に、リヤドのドメスティックまで載ってる。
このターミナルは、国内線国際線共用のようです。
3日前に到着したときは、写真なんて撮っていいのだろうかとオドオドしてましたが、だいぶ慣れてきた。
ていうか、よほどヘンなものを撮ろうとしない限り大丈夫みたいです。
みつけました、オマーンエアのカウンター。
バンコクの空港でラウンジは利用したことあるけど、乗るのは初めてのオマーンエア。
オンラインチェックインがうまくいかず、通路側のシートになってしまいましたが、仕方がない。
さて、事実上オマーン政府が運営するオマーンエア。
どんな乗り心地かな。機内食も楽しみ^ ^
ちなみに、チェックインはかなり厳重。
マスカットからクアラルンプール、そしてANAで羽田。
そのすべての航空券の提示を求められ、航空会社に電話して確認までしてました。
私の顔は、そんなにテロリストに見えるかな(^ ^)
キング・アブドゥルアズィーズ国際空港でのひととき
さて、気を取り直してサウジアラビアの出国審査。
これはあっさりクリアできました。
何が書いてあるのかまったくわかりませんが、とにかくスタンプを押してくれてます。
では、ロビーからゲートのあるコンコースに移動しましょう。
着いたときは、緊張しながら、なにがなんだかわからずに乗り込んだターミナル間トレイン。
3日もサウジアラビアに滞在してると、少しだけど、心に余裕が出てきます。
8時間ほどメディナに滞在して、イスラム教徒の敬虔さに圧倒された、というのもあるでしょう。
フライトが少ない時間なのか、3日前はぎゅうぎゅう詰めだったトレインが、ほぼ貸切。
けっこうなスピードを出す、連絡列車です。レールが1本しかない?不思議な列車。
そして、免税店が立ち並ぶ出発ロビーに出ました。
綺麗で整ってる。
そして円形のクロスポイント。
なぜか、イスラエルのベン・グリオン空港を思い出します。
生粋のイスラム教国家の免税ショップでは、なにが売ってるのかな。
ああ・・あの美味しかった木の実。
いくつか買っていきたいけど、荷物の重さがギリギリだし。
あとでアマゾンで調べたら、サウジアラビアのナツメヤシ売ってました(^ ^)
さすがに、お酒は売ってないよね。当たり前w
さて、出発までは、プライオリティパスの使える「プラザプレミアムラウンジ」で息抜きといきましょう。
シャワーはないPlaza Premium Lounge
プライオリティパスは、飛行機の旅の文字通りのプライオリティパスです。
これ1枚に、この旅ですでに3度目のお世話。
ラウンジ自体は小さいし、シャワー設備もない。
暑い街ジェッダの空港だから、シャワーくらいはあってもいいとは思うけど。
でも軽食や飲み物はそろってます。
サラダや、
パンにカブサ。
ラウンジは、料理にがっつく施設ではない。
フライト前に、ステイタスとして与えられた空間に身を置き、ゆったりとした気分でこれから赴く国に想いを馳せる場所。
なので、ケーキにフルーツ。意味がわからないがw
私は甘党ではないのに、ずっとお酒飲んでないから、その反動かな^ ^
さて、サウジアラビアを離れて、オマーンですね。
同じアラビア半島の国といっても、どう違うのか、楽しみ。
オマーンの人々は、私をどんなふうにむかえてくれるだろうか。