すっかり日の落ちたモスク。
でも、サウジアラビアは夜型社会。
まだ宵の口とばかり、ますます煌びやかに光るモスクとそれを映す大理石。
夜の「預言者のモスク」にお別れ
メディナ滞在時、もう幾度となく敷地に入らせてもらった「預言者のモスク」。
私のような異教徒というか無宗教者が、こんな神聖な場所をふらふらするのは、本当に申し訳ない。
でも、こんな美しい光景。お別れギリギリまで眺めていたい。
夕食の時間が22時ごろ。
そして就寝時刻は0時から2時というサウジアラビアの人にとって、20時なんて時刻はまさに宵の口。
もう、1日5回のお祈りの時間は終わってますが、余韻を楽しんでおられるイスラム教徒の方々。
モスクも美しいけど、信じられるものがあるって、美しいな。
さて、さすがにこれ以上引っ張ると新幹線に乗り遅れます。
夜の「預言者のモスク」を目に焼きつけて、さようなら。また来ることあるかな・・・
Uberでメディナをあとに&新幹線駅でのひととき
サウジアラビアにおいては、Uberがとても便利。
交渉せずとも、しっかりと私を拾ってくれ、きちんと駅まで送り届けてくれました。
夜になり、昼とは雰囲気の違うメディナ駅。
モスクを見た後なので、もっときらめいてるかな、と思ったら、意外とおとなしめ。
コンコースには、こんな時間からでもジェッダやメッカへ向かう人がちらほら。
私が乗るのは21:30のメッカ行き。
メッカまでは行けませんから、途中のジェッダで降ります。
少し時間があったので、ベンチに腰を下ろして休憩。
考えてみれば、バスを使ったとはいえ、メディナ滞在8時間の間、ほぼ歩き回ってました。
またのどが渇いたので、開いていたスタバへ。
サウジアラビアでも、グローバルチェーンは健在。
さっきカブサを食べたばかりなので、なにか飲み物を・・・
さきほどのレストランで奢ってもらったマンゴージュースがとても美味しかったので、自腹でも買ってみました。
16リアル(630円)、けっこう、ていうかかなり高い。
メディナ駅 ホームでのひととき
メディナの新幹線駅。
私の経験では、中国の新幹線のように、出発階と到着階が分けられています。
空港のようですが、そのほうが、混雑回避できるんでしょうね。
しかし、この時間、さすがにガランとしています。
21:30発の列車のジェッダ着は23:11。
私まで夜型人間になってしまうw
でも、いくら夜型人間といっても、この時間からわざわざ街を移動することはないみたい。
したがって、エコノミークラスで十分だったんだけど、今回の旅は奮発してビジネスクラス。
いわゆるグリーン車のビジネスクラスは、先頭から2両目。
先頭車両は機関車です。
機関車にも、いろんなカラーリングがあるみたい。
機関車というと、万国共通に力強い無骨さや機能美を感じるものですが、この機関車は文字通り流線型。
素直にかっこいいです^ ^
夜の砂漠を突っ走る新幹線
さて、21:30定刻の発車です。
列車は、ジェッダを経由してのメッカ行き。ジェッダまでノンストップで1時間41分。
将来は、メディナからリヤドやヨルダン方面にレールが伸びる計画でもあるのかな。
そんなことを考えていたら、いつの間にか発車してました。
ビジネスクラスです。来るときと同じように食事が提供されます。
カブサを食べてから、もうかれこれ2時間。
夜食のつもりでペロリとたいらげてしまいました(^ ^)
そして、夜の砂漠を突っ走る新幹線に乾杯。
夜の砂漠って、ほんとに何も見えないんです。
なので、車両の探検に出かけました。おや?カフェかな。
車両なかほどで営業していたカフェ。
設備からすると、いろんな軽食を売っていそうです。
お菓子やパンも。
私は、またのどが渇いたw
ひょっとしたら、脱水症状気味になっていたのかもしれない。
なんたって、気温43度の下を、ずっと歩き回っていたわけですから。
さすが8月のメディナだな、と思いましたが、砂漠だから夜は気温下がるんだろうか?
20時の時点で、まだ気温35度。とても下がるという雰囲気ではありません。
新幹線は、夜の闇の中をひたすら飛ばし続けます。
そして、到着したジェッダ駅。
5分ほど停車して、列車はメッカに向かうんですね。
いつか、メッカを訪れることがあるんだろうか。
帰ってきたジェッダ さすがに疲れた・・・
12時間ぶりに帰ってきたジェッダ。
さすがに疲れを覚え、コンコースの明かりが眩しく感じます。
では、またUberを呼びましょう。
こんな時間でも、簡単に配車してくれるUber。でも、割増料金かな。
Uberの運ちゃん、走行中にスマホいじるのやめてくれないかなー
夜中でも交通量すごいし、乗ってて怖い・・・
いつぶつかっても不思議でない、そんな運転。
そして、ホテルに帰ってきました。
今夜で3泊目のホテル。散らかってるよー^ ^
もう0時過ぎ。シャワー浴びて、ドロのように眠ってしまいましょう。
明日は移動日です。