京都の花街として知られる先斗町(ぽんとちょう)。
初めて訪れた2年前は、まだ休業してるお店も多く、うら寂しかったですがすっかり賑わいを取り戻したようです。
先斗町の老舗旅館「三福」にチェックインし、京料理のお弁当をいただいた私は、お酒を飲みたいのと、雨の先斗町の雰囲気を楽しみたく、街へ出ました。
先斗町で泊まるとなると「三福」だけになるようですが、「三福」は基本的に片泊まり。
つまり、食事は朝食だけです。
でも、心配には及びません。
ジャンルさまざまなお店が、所狭しと並ぶのが、京都先斗町。
むしろ、片泊まりの方が、自分の好みでコーディネートできるので楽しみが増えます。
今回の私も、「三国」のご厚意により、京料理のお弁当を取り寄せていただき、鴨川の見える部屋で美味しくいただきましたが、旅に出ると食欲が旺盛になるのは世の常。
なにかつまめるものないかな、といった感じで、500mほどの小路を行ったり来たりします。
たまの贅沢を楽しむというのも、旅の楽しみの一つです。
先斗町の夜の賑わい
京都らしい小路はいっぱいありますが、私は先斗町が気に入っています。
クルマが入ってこれないだけでも合格ですが、京都らしい雰囲気を堪能できて、それでいて、敷居が高いわけでもない。
並んでいるお店は、ほとんど予約が可能なので、ピンポイントで来る客は、まず予約している。
だから、必要以上に人があふれるわけでもない。
(これは、私が祭りや紅葉の時期に来てないからで、そんなときに来れば、この細い路地がカオスになっている可能性あり)
それに、いろんな種類のお店があるのも魅力。
しばらくは、行ったり来たりして、雰囲気を楽しみましょう。
ウナギ屋さん。
かっぱ寿司もあります。
鴨川納涼床って、いい感じです。
さっき「三福」で飲んだ伏見の酒蔵。
雨はやみました。そして日が落ちて、ますますいい感じ。
さっき、京料理弁当を食べたばかりなので、ボリュームのあるものはちょっと。
ウイスキーも飲めます。
もう、何回も、玄関前を通り過ぎてる「三福」。今夜の寝床。
先斗町には宿は「三福」だけみたいですが、すぐ近くに寝床があるから夜の町を楽しめる。そういうものです。
歩き回っているうちに、またお腹空いてきた。酔いもさめてきた。
どこかへ入りたい・・今は、韓国はやめておこう。
結局、焼き鳥をつまむことにしました。
ここのお店です。
先斗町 焼鳥 鶏原で焼き鳥をご馳走になる
入った瞬間から感じのいいお店。
セットと単品が注文できるみたいです。
かつて、お通しで論争があったけど、ふつうに日本文化。素晴らしいと思う。
こういうお店では、日本酒だよな。
でも、さっき飲んだから、ここはワインで。
私が腰かけてるのはカウンターですが、4人用のテーブルもあります。
冷奴と焼き鳥をてきとうに注文しました。
湯豆腐もいいけど、冷奴も旨い。要するに、お豆腐が大好き(^^)
焼き鳥のタレが先に運ばれてきました。
焼き鳥は、マスターがていねいに焼いてくれてるんですが、出された後、冷えないように保温機まで用意されています。
これは、つくね?
これは忘れたけど、とても美味しい。
甘いタレが鶏肉の味を引き立てます。
こんなにいっぱいオーダーしたかな(^^)
ワインもお代わりしたので、酔っぱらったんでしょう。
いい気分になって、お店を出ます。勘定は3,300円でした。
旅先で、美味しいものを食べて、飲んで、酔って、そして宿の玄関へ。
私の旅は、いままで弾丸紀行一本やりだったけど、少しづつ、いろんな旅の味わい方がわかってきたような気がします。
旅って、楽しいよなあ・・・旅先で酒を飲むと、なんか哲学的になる(^^)
今回泊った「京のお宿 三福」の様子は、こちらをご覧ください。
先斗町の、ほかの店の様子です。