【秋の京都 弾丸日帰り紀行#5】紅葉美しい尼寺 大原「寂光院」

早朝から順調に大原を見学しています。

「三千院」「実光院」「勝林院」「宝泉院」と見学して、時計を見れば10時半。

大原バスターミナルを11:51に出る貴船口行きのバスに乗るつもりなので、あと1時間20分。

予定通り、大原もうひとつの名刹「寂光院」に行って来れそうです。

「寂光院」以外は、すべて「三千院」の近くにあるので散策は簡単ですが、「寂光院」は、その名の通り、大原の人里の奥の奥にあります。

往復の時間に40分としても、見学に40分とれます。

今朝は、大原の前に「臥雲橋」まで見学してますから、効率のよい行動に大満足。

夜行バスで来た寝不足気味のアタマもすっきりです。

「宝泉院」から「寂光院」へ

「宝泉院」をあとにして、大原バスターミナルへの道を引き返します。

お土産も買い込みたいけど、荷物になるからなあ・・

 

「三千院」参道の紅葉は、本当に素晴らしい。

余韻に浸りながらバスターミナルへ。

 

バスターミナルに到着。ここから「寂光院」は急いで15分ほど。

念のために、チケットを売っているスタッフに声をかけ、11:51発の貴船口行きのバスがあることを確認し、「ふつうに乗れますか?」

1日3本しかないし、観光客も多いので、超満員で乗れなかったらと心配したのですが、「全然大丈夫ですよ。」との回答でした。

さて、「寂光院」へ向かいます。

コインロッカーもありますが、今回は日帰りで、背中の荷は軽く、必要ありません。

4ヶ月前に来たときは利用した、バスターミナルの食堂「やましょう」。

大原の里も色づいてますね。

前回来たときは、土砂降りの雨だったな。

 

「寂光院」までの道中も、見事な鮮やかさです。

これは期待できそうですね。

 

前回、7月に来たときに宿泊した民宿「大原の里」。

味噌を使った自家製料理がとても美味しかったです。

民宿「大原の里」宿泊の様子はこちらをどうぞ

 

そして「寂光院」の参道です。

散り紅葉も鮮やかな建礼門院ゆかりの寺「寂光院」

チケット売り場の屋根に、見事に積もる散り紅葉。

そして本門への坂を登ります。

「平家物語」における悲劇のヒロイン「建礼門院」(平清盛の娘)が隠棲したお寺です。

でも、ほんとなのかな・・

門の前は、紅葉というよりオレンジ色の黄葉。

この丸い刈り込みが懐かしい。

紛れもなく「寂光院」ですが、周囲の色模様が変わるだけで、こんなに雰囲気が変わるとは。

前回は、あの本堂の中で、尼寺の尼僧さんが、いろいろ説明してくれました。

今回は、なんと、行列ができています。

しかし、期待通りに美しい「寂光院」本堂。

新緑もよいけど、紅葉もまた見事。

新緑の「寂光院」の様子はこちらです。

この、こぶりな本堂がなんとも言えず愛らしい。

尼寺だからということではありませんが、屋根のカーブが女性の曲線のようにも見えてきます。

バスの時間を気にしつつ、時間を忘れて散策します。

本日回った大原の名刹の中で、紅葉の美しさという点では、トップです。

30分ほど散策して、帰ります。

京都の名刹は、姿形を自由自在に変える女性のようですね。

 

参道の紅葉も美しい。

夜行バスで来て日帰りの弾丸だけど、来てよかったです。

今回の「晩秋の京都5日間一人旅」の全行程はこちらです。