【京都一人旅 #35】「詩仙堂」 たった一人で眺める日本庭園

京都一人旅5日目、最終日です。今日の伊丹空港19時のANA便で帰ります。

逆算すると、16時ごろまでは観光できるかな。

昨日、大原の寺院を歩き回った疲れも、「民宿 大原の里」の温泉で、すっかり癒せました。

本日の予定は未定ですが、まずは大原の帰り道、白砂を敷き詰めた日本庭園で名高い「詩仙堂」に寄ってみるつもりです。

 

昨日までの4日間を振り返ると、「平安神宮」にはじまって、昨夕の「寂光院」に至るまで、30箇所以上の史跡・名所を歩いてきました。

旅程だけでなく、観光の仕方も弾丸だといわれそうですが、それでけっこう。

確保した数少ない時間を有意義に使うには、どうしても「詰め込み」にならざるを得ません。

次に、京都に来れるのは、いつになるかわからないのですから。

大原からバスを乗り継ぎ「一乗寺下り松町」へ

 

昨日と違って、雨のあがった大原の里を眺めながら、キャリーをゴロゴロ転がし、大原のバスターミナルに向かいます。

 

民宿でもらったガイドによると、「詩仙堂」の最寄バス停は「一乗寺下り松町」らしい。

なんとも京都らしいバス停の名前ですが、18番で行けば乗り換えなし。

16番や17番で行けば、途中の花園橋で乗り換えのようです。

ところが、バスターミナルに着いてみると、19番が発車準備中。

案内には19番はありませんでしたが、どうも「花園橋」は通るみたいなので、飛び乗ってしまいました。

野村別れなんて、旅情を誘うようなバス停。

そして「花園橋」です。

なるほど、この19番バスだと、バス停の場所が違う「花園橋」で下ろされるんですね。

バスを乗り継いだり、乗り継ぐバス停が異なっていたり、見知らぬ町で右往左往する。

かけがえのない旅の醍醐味だと思いますが、いかがでしょうか。

本音を言えば、これを早く海外で再開したい(笑)

そして、京都駅に向かう5番バスに乗って、「一乗寺下り松町」に到着。

 

そして「詩仙堂」に向かう上り坂を歩きます。

文人 石川丈山が造営した「詩仙堂」

恥ずかしながら、この旅に出るまで「詩仙堂」という名前を知りませんでした。

文人であった江戸時代の石川丈山が造営した草庵と聞いてます。

さて、どんなところなのでしょうか。

拝観料を払うと、すぐに座敷に通されます。

 

おお、これはすごい・・

お経の声しか聞こえない「詩仙堂」の縁側を独り占め

 

名前の由来となった「詩仙の間」。

見事なまでに参拝者のいない「詩仙堂」の縁側を完全に独占です。

じっとしてると、お経の声しか聞こえません。出家した気分。

目を開けて瞑想にふけっていると、出家する人の気持ちがわかるような気がする。

この世の雑音が、一切聞こえてこない「詩仙堂」の庭園。

時は7月下旬。真夏なのに、吹きぬける風が心地よい「詩仙堂」。

石川丈山は、59歳の時に「詩仙堂」を造営し、90歳までの約30年間、ここで悠々自適の生活を送ったと伝えられています。

この庭を眺めていれば、漢詩や歌が思い浮かんでくるのでしょう。

眺めているだけで、心が癒される感じははじめてです。

1986年には、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃も訪れたそうです。

日本とは何か、と問われたら、答えは「庭園」でよいのかもしれません。

新緑に包まれた庭園を歩く

「詩仙の間」を出て、庭園を歩きます。

静寂な庭園。虫の鳴き声と、お経の声しかしません。

サツキの刈込みで、中国の山並みを表現しているそうです。

これが、真っ赤に色づく季節にも来てみたい。

現在の「詩仙堂」は、曹洞宗大本山永平寺の末寺。

境内には永代供養塔があります。

可愛らしいお地蔵さん。私も賽銭させていただきました。

時計を見ると、1時間が過ぎています。時が止まっていたかのような「詩仙堂」。

 

京都で最高の名刹と呼ぶ人も多い「詩仙堂」。

うまく言葉にできませんが、その理由がわかる気もします。

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