【晩秋の京都一人旅#2】幽玄な紅葉に彩られた在原業平ゆかりの十輪寺

さて、京都紅葉狩りの初日、長岡京の名刹「光明寺」の見学を終えました。

本日は、基本的に長岡京・西山に居座り、「十輪寺」「善峯寺」「大野原神社」「勝持寺」と回ろうかな、なんて考えています。

グーグルマップで見ると、この寺院は同じエリアに仲良く固まってるので、かんたんな散歩コースかな、と最初は軽く考えていました。

まずは「十輪寺」。

この静かな古寺は、「善峯寺」へ向かう途中にあります。

グーグルマップで計ると、「光明寺」から徒歩40分。楽勝でしょうと、歩き出します。

 

バスでの移動がおすすめ「光明寺」⇒「十輪寺」または「善峯寺」への道

 

歩き出して、すぐに悟りました。バスにすれば良かった。

紅葉でも眺められれば別ですが、なにもない単調な道。

 

おまけに登り坂だから、けっこう疲れる。まだあと2.6km。「十輪寺」までは0.7kmですか。

「善峯寺」までバスで行って、帰りは下り坂だから、タラタラ散歩がてら「十輪寺」に寄るという手があったかなあ。

 

ああ~、「善峯寺」行きのバスが行ってしまった。

散り紅葉が見事な「十輪寺」の「もみじ参道」

かなり体力を消耗しましたが、なんとか「十輪寺」の入り口に到着。

「光明寺」の「もみじ参道」に勝るとも劣らない参道に、気が晴れます。

「十輪寺」は、ガイドブックなどにもさほど紹介されていないこじんまりとした古寺です。

さて、どんなお寺なのか、興味が湧きます。

在原業平ゆかりの名刹「十輪寺」

あれほど賑わっていた「光明寺」とは打って変わって、静けさを楽しめます。

「奥の山のほうには、紅葉がまだ残ってますよ」と、チケットを売りながら案内してくれます。

門をくぐると、まず目に入るのが中庭。

 

「十輪寺」は、創建が西暦850年という由緒ある古寺。

文徳天皇が、染殿皇后の安産祈願のため伝教大師作の延命地蔵を安置したのが起こり。

見事な庭です。

風の音しかしない「十輪寺」。

「十輪寺」は在原業平ゆかりのお寺。

境内には「業平紅葉」「業平桜」と呼ばれる大きな古木が植えられています。

紅葉の時期だけでなく、桜や新緑など、季節によって見事は四季の風景を演出するそうです。

塩釜の旧跡からの紅葉の眺め

チケット売り場で教えられたとおりに、裏の丘に登ります。

本堂を見下ろす絶景に遭遇。

さらに登ります。

社の方が言っていたとおり、丘の上は見事な紅葉が色づいてました。

塩釜の旧跡。在原業平が、ここへ海水を運び、塩を焼いたらしい。

塩釜もなることながら、丘から眺める紅葉の素晴らしさ。

しかも、いまこの寺には参拝者が私一人。来てよかった。

本堂の廊下から眺める「三方普感の庭」

本堂にもあがらしてもらいます。

歩くたびに、きゅっきゅっ、と鳴るお寺の廊下の感触がたまらない。

こちらは、さきほど歩いた正面の庭。

 

そして、こちらが「三方普感の庭」。

 

この、本堂から茶室に向かう廊下の横に設えられた「三方普感の庭」。

見る人、 見る位置によっていろいろに形を変えるとされています。

石の形が「カエル」の姿、ある人は「熊」に見えるなど。

ちなみに、三方とは、「立って見る」「座って見る」「寝て見る」だそうです。

立ったり座ったり、いろいろな角度から眺めてみるのですが、芸術センスのない私には、なにも感じなくて焦ります。

誰もいないことをよいことに、寝てみました。

どうやったら、熊に見えるんだ???

でも、こんな静かな茶室で過ごしたら、名歌が浮かぶのかなあ。

1ヶ月くらいこもって、ブログでも書いてみたい。

季節を変えて、また来たいと感じさせる「十輪寺」。

様々なご利益があるようです。

静かに古寺を楽しみたいならおすすめの名刹でした。

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