水に恵まれた伏見の町には、いろいろな酒蔵や料亭があります。
ランチをどこで食べるか、グーグルマップであれこれと楽しく検索。
すると、伏見大手筋商店街から300mほど南に歩いたところにある「うなぎ 玄-KURO-」という「うなぎ」専門店に目が留まりました。
わたしの大好物はうなぎ。
ランチの後は、酒蔵で利き酒も楽しみたいとあって、この瞬間、日本酒によくあう豪勢なうなぎをごちそうになる気になりました。
この「うなぎ」が楽しみで、本来駅弁を抱えて新幹線に乗り込むはずの東京駅で、サンドイッチに抑えた次第です。
伏見大手筋商店街を歩く
目指す、「うなぎ 玄-KURO-」は伏見の街を、宇治川系の伏見運河のほうに南に歩いた場所にあります。
近鉄の駅を過ぎて、こちらは京阪電車の伏見桃山駅。
そして、伏見大手筋商店街のアーケード下を歩きます。
商店街を歩くだけでも楽しい伏見の街。
会津藩駐屯地跡がありました。
おや? これはなんの行列だ?
一瞬、「うなぎ 玄-KURO-」の行列かな、と予約してこなかったことを後悔しましたが、これは「伏見神聖酒蔵 鳥せい 本店」。
日本酒と各種鶏料理を楽しめる有名店で、今回のランチでも候補には上がってました。
しかし、11時の開店と同時にすごい人気ですね(^^)
【京の台所 月の蔵人】の中にあるうなぎ専門店「うなぎ 玄-KURO-」
目指す「うなぎ 玄-KURO-」に到着。
HPには「うなぎがなくなったら終了」とあるし、午前11時の開店と同時ならば予約せずとも入れるかな、と若干心配しながら来てみましたが、大丈夫でした。
それにしても、酒蔵の街らしく、焼き板塀がストリートによく映えてます。
ちなみに、「うなぎ 玄-KURO-」は、「京の台所 月の蔵人」という和食料理屋さんと同じ建物のようでした。
御膳料理も美味しそうですね。
私は、うなぎをチョイス。開店まで5分ほどあったので、名簿に名前を書きます。
2番目だったので、すぐに呼ばれますね。
フロントは、お土産屋さんも兼ねてました。
焼いてるところも見学できるみたいです。
「うな重」雅(みやび)1.5尾をオーダー
待ってる間にメニューを物色。
せっかく伏見まで来たのですから、一番高いやついっちゃいましょう(^^)
そして、呼ばれて中に入ります。
通されたカウンター席。なかなかオシャレです。
大人数の場合はこちらですね。
雅という、1.5尾のうな重をオーダー。
1杯つけると300円。これもオーダー。まずは乾杯!
すると、豆腐が届けられました。
へえ、なんだろ? 突き出しみたいなもの?
「味ついてますので、お塩はお好みで~」と言って、下がっていきました。
これは美味しそうだ。イキなサービスですね。
あまりに美味しいので、ペロリと平らげました。
店の様子をじっくり観察すると、バーもあるみたいでした。
「お代わりいかがですか?」え、ほんとですか?
うれしいことに、お代わり自由なようです。豆腐が大好物の私には、水を得た魚です(^^)
一人でも雰囲気を楽しめ、それでいてお店にも迷惑がかからない店。
古民家を改造したような梁が広がる天井も雰囲気抜群です。
そして、待ってました。「うな重」の登場。
メニューには、「箱の下にもうなぎがございます」とあったけど?
ふたを開けるとこんな感じ。
食べてしまうのがもったいないような金箔です。そして、香ばしいとても良い香り。
そして、それをはねると、下の箱にまた「うな重」がありました。
こんな「うな重」はじめてです。
これで5,500円て、激安じゃないですか。「うなぎ 玄-KURO-」バンザイ!
ぱりっとした焼き方に、わさびがとても合います。
よーく味わって、上段の箱が終わり。次は下段に挑戦。
伏見の酒水を料理に使用しているみたいです。
マグネシウムやカルシウムなどの成分を有する上質な水だそうです。
この、少なめの「タレ」がアクセントなんですね。「秘伝のタレ」だそうです。
だから、食感がはっきり伝わってくるので、わさびがぴったり。
「タレ」がいっぱいかかってるのが好きな方は、オーダーできるみたいです。
ごちそうさまでした。すっかりお腹いっぱいになった。
最近、上司に重箱の隅を突っつかれまくってるので、リベンジできた気分です(^^)/
人間働くばかりが能じゃないよ。追加200円でアイスコーヒー。
店を出るころには、団体さんをはじめ、かなりにぎわいはじめてました。
1.5尾の二重箱に、伏見の酒一杯、アイスコーヒーをつけて6,030円なんて、コスパ良すぎです(^^)
大満足な「うなぎ 玄-KURO-」の、「うな重」でした。
月桂冠の垂れ幕が酒を誘ってます。もちろん、これから行くつもりです。
いい街ですね、京都・伏見。
「うなぎ 玄-KURO-」のHPはこちらです。