11月中旬の京都&大阪週末旅で、外国人観光客がかなり戻ってきていることを実感。
観光地をインバウンド勢に占拠(^^)される前に、京都はもう一度たずねておこう。
そう思い、12月初旬の週末にふたたび出かけました。
京都は歴史ある街。だから何度訪れても楽しい街。
とはいっても、私がはじめて本格的に京都を歩いた2020年の夏から計6回の来京。
けっこう歩いている。
歩いてない町は・・・と、地図を見渡すと、
伏見の街が目にとまります。
伏見といえば、坂本龍馬の寺田屋旅館。そして酒どころ。
想像するだけで楽しみがふくらんでくるような街。
12月初頭の京都はまだ紅葉が楽しめますが、私は紅葉よりも竜馬の足跡や日本酒の利き酒をアタマにちらつかせながら、東京駅を出発です(^^)
「のぞみ」&「近鉄電車」で「桃山御陵前」へ
さて、まだまだ暖かい2022年の晩秋。12月3日の土曜日です。
最近は、新幹線はすべてグリーン車利用ですね。
でも、グリーン早得ワイドだと1,500円しか違わないからなあ・・
月一回の旅くらい、たまのぜいたく。
席はぜいたくしたけど、朝食は質素に。
伏見の街で、豪勢なランチを、と考えてます(^^)
質素って、箱は小さかったけど、中身はボリューミーなカツサンド。
でも、柔らかくて美味しかった。のぞみ277号は東京駅を出発です。
さえぎるものがなく、景色を楽しめる東海道新幹線。
リニアができたら、京都へ行くには名古屋乗り換えになるのだろうか。
東海道は各駅停車みたくなるんだろうけど、私は景色を見ながら乗り換えなしで京都まで行きたい。
それよりも、JR東海が心配だ。
ビジネスはリモートが当たり前になって、リニアへの投資、回収できるんだろうか??
なんてことを考えてると、のぞみは京都に到着。近鉄に乗り換えです。
新幹線と近鉄の乗り換えは、在来線への乗り換えよりもラク。
桃山御陵前に止まる9:09の急行橿原神宮前行きに乗りましょう。
注意! キャリーが入らない「桃山御陵前」駅のコインロッカー
さて、順調に伏見の街の中心にある「桃山御陵前」駅までやってきましたが、ここで障害発生。
なんと、キャリーがコインロッカーに入りません((+_+))
旅してると、荷物の保管場所は結構重要なポイント。
だから、近鉄「桃山御陵前」駅にコインロッカーがあることは事前に調べ、満を持して乗り込んできたんですが、カウンターパンチをくらった気分。
私のキャリーは、いちおう、機内持ち込み可能なサイズなんだけどなあ・・
皆さんも気をつけてくださいね。
ちなみに、私のキャリーのサイズは「38 x 22 x 62 cm」です(^^)
主祭神「神功皇后」の「御香宮神社」
では、ゴロゴロとキャリーを転がしながら御香宮神社に対峙。
主祭神は、なんと神功皇后(じんぐうこうごう)。
大和政権の英雄ヤマトタケルの子供「仲哀天皇」の奥さんとされています。
この見事に銀杏の葉が敷き詰められた場所は桃山天満宮。
御香宮神社とは独立していて、こちらの主祭神は菅原道真。学問の神様ですね。
酒どころの伏見らしく、「月桂冠」と「黄桜」の樽酒。中身入ってるのかな?
境内から湧き出る「御香水」。御香の語源にもなった香りのよい名水百選に認定される名水。
この水が、酒どころ伏見のルーツになりました。
マグネシウムやカルシウムを多く含んだこの泉は、口当たりのいい酒を造るのに最適だそうです。
ところで、神功皇后は仲哀天皇の崩御後、みずから陣を率いて三韓征伐。
すでに身ごもっている身体での遠征。
帰途には「仲哀天皇」の皇子が産まれそうになるのを腹に石を乗せて我慢し、筑紫の地に戻ってから産み落としたという。
のちの「応神天皇」になりました。
御香宮神社の「安産祈願」「子育て」のご利益となった背景です。
安産祈願&子育てのご利益
安産祈願や子育て。パワースポットとしても、人気の高い御香宮神社。
朝早くから、赤ちゃんを抱いたご家族が参拝されてました。
こちらの本殿は、なんと徳川家康の造営らしい。言われてみれば、屋根は東照宮にそっくりです。
私は、おおむね子育ては終わりましたが、まだひとり立ちしてないので、ご利益にあやかりたい。
きちんと参拝しました。
御香宮神社の境内には、数多くの末社が散らばっています。
その一つ一つを、キャリーをゴロゴロさせて参拝。石畳にキャリーはローラーを痛めるんだよなあ。
京都の南部にあたる伏見。まだ紅葉を拝めます。
200円で拝観できる遠州公ゆかりの石庭
気づかない方もいると思いますが、御香宮神社には社務所の裏側に石庭があります。
社務所で観たい旨を告げると、200円で参観券をくれて、案内してくれます。
私は、石庭より、寝殿造り風の和室のほうが居心地がよかった(^^)
芸術がわからない私には、石庭を眺めても、ただ美しいなと思うだけで、アートなワードが生まれてこないから(^^)
しかし、この石庭は、江戸時代の大名であり茶人である小堀遠州が、伏見奉行所に作ったという由緒深いものです。
その、伏見奉行所の石を戦後引っ越しさせたらしい。
時代が進んで幕末ともなると、この御香宮神社は、鳥羽伏見の戦いにおいて、薩摩軍が屯所をおいたところでもありました。
新選組ら旧幕府軍の陣とった伏見奉行所よりも高台にあったため、砲撃に有利だったとされます。
しかし、この場所からわずか150年前に、大砲勃発ですか。
人類の歴史は、戦いの歴史なのかもしれないですね(^^)
さて、伏見の街歩き、序章となる御香宮神社の見学が終わりました。
鳥居をくぐるうち、このキャリーを何とかしたいと思い、一度京都駅まで帰りましたww
桃山御陵前から京都は近鉄で13分ほど。
なんともマヌケな話ですが、キャリー転がしながら街歩きはできませんよ(^^)