いよいよ、エルサレムを離れます。
今日は、バスに乗ってイスラエルを南下し、ネゲブ砂漠の真ん中にある、ミッペ・ラモンという街まで行って泊まります。
エルサレム ⇒ ベエル・シェバ バスの旅
3日間お世話になったニュー・インペリアル・ホテルを出ると、なんか物々しい雰囲気。
重要人物の訪問でしょうか。

バスターミナルまで行く途中、LRTを待ってる間、扇子を持ち出して扇いでいると、イスラエル人たちが好奇の目でこちらを見ます。
扇子って、そんなに、珍しいのかい?

当方にとっては、自動小銃をぶらさげて、公共交通機関に乗ってる方が、よっぽど珍しいんですが。

バスターミナルに到着。二度目なので、もう勝手はわかってます。

べエル・シェバまでチケット購入
ミッペ・ラモンへ行くには、途中ベエル・シェバという街まで行って、乗り継ぐ必要があります。
ベエル・シェバまでは、27シュケル(≒756円)でした。
ちなみに、このバスチケット。乗るときに、バスの運転手から直接買ってもいいようです。
あらかじめ買っておいた方が安心、と、その時は思いましたが、予約をしているわけではないので、満員ならいくらチケットを持っていたって乗車はできません。

ベエル・シェバへは、プラットフォーム8の470番バスです。

自動小銃をぶら下げて、ジュースを飲む女性兵士。というより、徴兵中の生徒でしょう。

ほかにも、スマホをいじる女性兵士。


その女性兵士らとともにバスに乗り込み、エルサレムを離れます。イスラエルの農地の中をバスは走ります。

すぐに郊外に出ました。

車内は、8割ぐらいの乗車率でしょうか。

南下するにつれ、景色が渇いてきました。
ベエル・シェバは、ネゲブ砂漠の入り口の町です。


砂漠の中に、忽然と街が現れてびっくりしますが、ベエル・シェバの街に入ったようです。

ベエル・シェバの広いバスターミナルに到着。エルサレムから1時間半ぐらいでした。

自動小銃だらけ!? ベエル・シェバのバスターミナル
ネゲブ砂漠の観光の拠点ともいうべき、ベエル・シェバに到着。
すぐに、バスを乗り継いで、今夜の宿泊地、ミッペ・ラモンへ向かう予定です。
バスターミナルの中は、兵士だらけ、自動小銃だらけです。これは、日本では見られない光景だ。

いったい、この建物の中には、銃が何丁あるのでしょう![]()

訓練所の中にいるようです。

ミッペラモン行きのバス乗り場はすぐわかりました。出発まで、小一時間あるみたいので、マックで腹ごしらえです。
ここは、ふつうの場所のようです。

そういえば、今回の旅でマックははじめてですが、デカい。

腹ごしらえして、ミッペラモン行きのバスを待ちます。
バスの路線ナンバーは60番。しかし、暑い・・

本当に多い兵隊たち。砂漠に訓練所でもあるのでしょうか。

この旅ではじめての職質
こいつは、訓練中じゃなく、本物の兵士。
バスを待ってると、私に職務質問してきました。「腹の中になに入れてんだ?」
私がパスポートケースを出してみせると、ふーんって感じで去っていきました。
今回の旅で職質ははじめて。さすがに、ちょっとびっくりしました。人を見たら疑えって感じですね(笑)

砂漠を縦断 ミッペラモンへ
14時ちょうどに発車です。今度はけっこう空いてます。

と思ってたら、通路を挟んで反対側に座った兵士。
銃口をこっちに向けるな!って言いたいんですが・・まさか、弾入ってないよね。
国防というのはよくわかりますが、自動小銃と一緒に公共交通機関に乗る習慣のない日本人にとっては、落ち着きません。
精神に異常をきたして銃乱射、なんて事件など起こらないんでしょうか。

窓の外は、乾ききった砂漠。そして、のどもすぐ乾きます。

こんな乾き切った大地を見るのは、生まれて初めて・・

乾いた大地をひた走るバス。
今回乗ったバスは、今までのより少し豪華で、天井にUSBケーブルがありました。


あれは、なんだろう?
砂漠のオアシス? 軍事演習の拠点?

ミッペ・ラモンの標識が見えてきました。
この40号線というのが、イスラエルを南北につなげている国道。紅海沿岸のエイラットまで続いてます。

ミッペ・ラモンの街に到着
ベエル・シェバから1時間半。エルサレムから、トータル4時間弱。
ミッペ・ラモンの街に入ったのかなと思ったら、運転手が何やら叫び、何人かの兵隊と一緒に降ろされました。
これは多分、徴兵の学校か合宿所で、バスもここが終点だったようです。

べエル・シェバからずっと乗ってきた女性訓練兵。訓練頑張ってくださいね。
