【イスラエル旅行記 #9】イエスが生まれた聖誕教会 ~ そして、軟禁&恐喝

とにかく、無事にベツレヘムの町に戻って着ました。

本日最後のイベント、生誕教会の中に入ります。

イエスが生まれた聖地「生誕教会」

ここは、文字通り、イエスが生まれた聖地です。

入り口は、ココです。

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随所で修復工事中ですね。

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イエス聖誕の場所

聖誕の場所です。

世界中のキリスト教徒が集まって来ています。

私ものぞいて見たかったですが、すごい行列。何分かかるかわからず、あきらめました。

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キリスト教徒は、どんな思いで見ているんでしょう。

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聖カテリーナ教会

こちらは、聖カテリーナ教会です。ここで、ヒエロニムスが、聖書をヘブライ語からラテン語に翻訳していったとのこと。

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すごいところでした。

イエス・キリストのもつ影響力の強さを、十分に感じ取ることができた「生誕教会」でした。

豹変した運転手 交渉の決裂・・

時計を見ると17時近く。

ベツレヘムの町を十分に見れなかったなど、若干不本意ではあったけど、エリコも行けたし、砂漠の中をドライブなんて滅多にできないんだから、と自分に言い訳して、バスターミナルまで送ってもらう途中でどんでん返しがありました(*_*)

あと、200シュケル払えと言うんです。

は?

「ホワイ? ホワイ?」を繰り返しても、ガソリン代がどうとか、昼食代がどうとか(私は、本日ランチ抜きです)、走った距離がどうとか、しまいには自分には家族が7人もいるとか、ゾロじゃないけど、どこのガキ大将の理屈だッ! て、状態。

頭の中で一生懸命英単語を並べて、「600シュケルって言ったじゃないか!」「分離壁もラマーラも行ってくれなかったじゃないか!」などと言っても、まったく取りつく島がありません。

奴の表情は、日中クルマを走らせていた時のそれとは一転してこわばり、ついには勝手にATMの前まで車を走らせ、さすがに私も恐怖を感じました。

車の中で、完全な軟禁状態・・・

 

そして、払わないんだったら、その腕時計をよこせと、私のウデを強くつかみ、だんだんとエスカレート・・

ここで、いくらか払わないと、大変なことになりそうと察知した私は、なんとか100シュケルまで奴の要求を下げ、車内から脱出することができました。

こうやって、払うやつがいるから、日本人はカモられるんでしょうね。ほんと、申し訳ない・・

 

どこだか、わけのわからぬ場所で降ろされたので、バスターミナルの方角がわかりません。

道行く人から、なんとか聞き出し、トボトボと歩き出しましたが、悔しいのなんの。

よくもまあ、神の前でウソがつけるよな。これを英語で言ってやりたかった・・

 

自分の身に起きたことをかみしめながら、ベツレヘムの道を歩き、ちょうど止まっていたエルサレム行きのバスに乗り込みます。

なんだか、すごく疲れました

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チェックポイントの検問

しばらく、呆然と窓外を眺めていましたが、バスはチェックポイントに到着しました。

イスラエルからパレスチナは大丈夫でも、パレスチナからイスラエルは検問があるんですよね。忘れてました。

女性兵士がバスに乗り込んできて、乗客を一人一人確認していきます。

銃を突きつけながらです。

信じられないことの連続・・・

 

私は、顔がアジア人なので、何のおとがめもなかったですが、銃をこっちに向けるので怖い。

銃口を顔に向けられたのは、もちろん、生まれてはじめて・・・

正直、腰が抜けるかと思いました。

そして、パレスチナ人たちは、全員バスから降ろされました。

しかし、当の本人たちは、日常の事なのか談笑しています。

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そして、女性兵士は、パレスチナ人たちを一列に並ばせ、身分証の確認をしはじめました。

人によっては、銃を突きつけて質問もしています。これが、パレスチナの日常なのでしょうか。

女性兵士もパレスチナの女性も、かなり美人だと思います。

民族が違うということで、美女が美女を銃を使って検査する。

これは、現実なのか、違和感を覚える光景です。

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パレスチナ人にはボラれるし、イスラエル美人兵士の公務にショックを覚えるし、精神的にクタクタになって、ホテルまで帰ってきました。

まずは、一杯ジュースをいただきましょう。

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ピザとイスラエルワインの夕食

ホテルの部屋に入って、シャワーを浴びましたが、今日はもう、何もする気が起きません。

時刻も19時近くだし、近くのパン屋でピザを仕入れ夕食とします。

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イスラエルのワインも買ってきて、今日一日を振り返ります。

ま、旅をしてれば、色んなことがありますよね。

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とはいうものの、今までの旅の経験で、今日のような出来事は初めて。

旅先で、恐喝にあったのも初めて。

そして、生まれて初めて、銃を突きつけられて、正直、頭の中は真っ白になりました・・・

 

ワインをゆっくり飲みながら、旧市街に鳴り響く、教会の鐘の音を聞いてるうちに、気持ちも落ち着いてきました。

まあ、こんなことで、精神がクタクタになるってことは、まだまだ旅経験値が少ないということなんだろうな・・・

明日は、マサダ要塞と、死海に行く予定です。

とりあえず、本日の無事に感謝です。