旅に出ると、早く行動を起こしたくて、いつも朝早く目が覚めます。今朝も、夜明けの30分ほど前、つまり午前6時に起床。
この何もない町でなんで早起き? ラモン・クレーターのサンライズを見るためです。
それにしても、昨夜は、静かな夜だった。
エルサレムが騒がしかったから、というわけではありませんが、昨夜はその反動で、かえって寝つきが悪かったです。とにかく、何の物音一つしないんですから。
人の話す声も、祈りを呼びかける放送も、クルマの音も、動物の鳴き声も一切しない夜なんて、今まで経験したことあっただろうか。そんなミッペ・ラモンの夜でした。
本日の行動予定
今日の日程は、今回の旅において、もっともラクな日程。バスでエイラットへ行くだけ。
昼頃にエイラットに着いて、死海に続いて、今度は紅海の海水を味わいます。
ルート的にはこんな感じになります。バスで、おそらく2~3時間くらい。
ラモン・クレーターに昇る太陽
では、クレーターのサンライズを見てきましょう。
ホテルの玄関を出て、暗がりの道を展望台に向かって歩きます。
そして、展望台に近づいたときに目に入った光景がこれ。
自画自賛のベストショット!
コブクロ/蕾のpvにありそうな影絵ですね
大量の霧で演じられる自然現象
このエリアでは、日の出の時間帯に、大量の霧がクレーターに舞い降りる自然現象が起こるそうです。
この現象が見られるのは、年間でたった30日ほど。
比較的発生しやすい時期は、春と秋とのことで、今は秋です。
なので、若干の期待をこめて、展望台にアプローチしましたが、本日は残念ながら、その自然現象はなし。
それでも、十分すぎるほど幻想的な光景です。
この旅で、はじめて上着を羽織りました。日中のあれほどの暑さが、信じられないほど涼しいです。
おそらく20℃ないでしょう。
そんな中、わがもの顔で歩き回る野生動物たち。
かすかに、街の明かりが見えます。どこの街かな。まさかエイラットではないと思うけど。
エイラットは、ここから150km以上離れています。
野生動物にとっては、崖なんてへっちゃらですか。
バスが走り去りました。眠っていた町も起きようとしています。
毎朝のエクササイズですね。
砂漠の中の文明社会で生活するって、どんな感じなんでしょうね。
けっこう真剣モードです。
観光客が来ても、わき目もふらずにエクササイズ。
おおっと、あれはツアー客の連中でしょうか。さっきのバスか・・
ようやく明るくなってきました。
この、地球の溝とも呼ばれるラモン・クレーターは、1億年以上前の地殻変動と、雨水の浸食によってできたクレーター。
幅9キロ、長さ40キロというネゲヴ砂漠最大のクレーターです。
このクレーターは、実際に4WDで駆け回る事が可能で、そのようなツアーも組まれています。
でも、私はこのあとエイラットに向かうバスに乗る予定。
エイラットへのルートは、国道40号線で、まさにこのクレーターの中を通るんですね。
ならば、バスの中からクレーターの景色を楽しめるかな、と考えた次第です。
子供まできましたよ。毎日見れるんでしょうけど、美しいものは美しいよね。
町の人たちも。
太陽が顔を出しはじめました。
みんな、思い思いの場所でご来光です。
これは、半年前に、マニラ湾に沈む夕日を見たけど、それに匹敵する太陽の演出です。
まったく、よく怖くないものです(笑)
兵士の卵たちもご来光でしょうか。
ホテルの朝食&出発準備
ホテルに戻りました。
この「ラモン・スイーツ・ホテル」。部屋もロビーもプールも清潔。おまけにスタッフは親切。最高のホテルでした。
さらに、クレーターにも近い。ミッペラモンに泊まるなら、おススメのホテルです。
朝ごはんをいただきましょう。
旅に出ると、食欲がわきます。いつもの倍は食べます。
また、これがおいしいんだなあ。パンも卵もフルーツも、最高です(*^^)v
「ラモン・スイーツ・ホテル」は朝食もgoodでした。
フロントで、エイラット行きのバスの時間を調べてもらいました。
最も早いのは9:47で、それにします。
バスの路線ナンバーは392、バス停はガソリンスタンドの前とのこと。
ほんとに親切なホテルでした。チェックアウトまで、部屋でくつろぎますか。