【イスラエル旅行記 #18】幻想的な夜明けのラモン・クレーター

旅に出ると、早く行動を起こしたくて、いつも朝早く目が覚めます。今朝も、夜明けの30分ほど前、つまり午前6時に起床。

この何もない町でなんで早起き? ラモン・クレーターのサンライズを見るためです。

それにしても、昨夜は、静かな夜だった。

エルサレムが騒がしかったから、というわけではありませんが、昨夜はその反動で、かえって寝つきが悪かったです。とにかく、何の物音一つしないんですから。

人の話す声も、祈りを呼びかける放送も、クルマの音も、動物の鳴き声も一切しない夜なんて、今まで経験したことあっただろうか。そんなミッペ・ラモンの夜でした。

本日の行動予定

今日の日程は、今回の旅において、もっともラクな日程。バスでエイラットへ行くだけ。

昼頃にエイラットに着いて、死海に続いて、今度は紅海の海水を味わいます。

ルート的にはこんな感じになります。バスで、おそらく2~3時間くらい。

ラモン・クレーターに昇る太陽

では、クレーターのサンライズを見てきましょう。

ホテルの玄関を出て、暗がりの道を展望台に向かって歩きます。

そして、展望台に近づいたときに目に入った光景がこれ。

自画自賛のベストショット! 
コブクロ/蕾のpvにありそうな影絵ですね

大量の霧で演じられる自然現象

このエリアでは、日の出の時間帯に、大量の霧がクレーターに舞い降りる自然現象が起こるそうです。

この現象が見られるのは、年間でたった30日ほど。

比較的発生しやすい時期は、春と秋とのことで、今は秋です。

なので、若干の期待をこめて、展望台にアプローチしましたが、本日は残念ながら、その自然現象はなし。

それでも、十分すぎるほど幻想的な光景です。

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この旅で、はじめて上着を羽織りました。日中のあれほどの暑さが、信じられないほど涼しいです。
おそらく20℃ないでしょう。

そんな中、わがもの顔で歩き回る野生動物たち。 

 

かすかに、街の明かりが見えます。どこの街かな。まさかエイラットではないと思うけど。

エイラットは、ここから150km以上離れています。

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野生動物にとっては、崖なんてへっちゃらですか。

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バスが走り去りました。眠っていた町も起きようとしています。

毎朝のエクササイズですね。
砂漠の中の文明社会で生活するって、どんな感じなんでしょうね。

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けっこう真剣モードです。

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観光客が来ても、わき目もふらずにエクササイズ。

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おおっと、あれはツアー客の連中でしょうか。さっきのバスか・・

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ようやく明るくなってきました。

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この、地球の溝とも呼ばれるラモン・クレーターは、1億年以上前の地殻変動と、雨水の浸食によってできたクレーター。

幅9キロ、長さ40キロというネゲヴ砂漠最大のクレーターです。

このクレーターは、実際に4WDで駆け回る事が可能で、そのようなツアーも組まれています。

でも、私はこのあとエイラットに向かうバスに乗る予定。

エイラットへのルートは、国道40号線で、まさにこのクレーターの中を通るんですね。

ならば、バスの中からクレーターの景色を楽しめるかな、と考えた次第です。

子供まできましたよ。毎日見れるんでしょうけど、美しいものは美しいよね。

町の人たちも。

 

太陽が顔を出しはじめました。

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みんな、思い思いの場所でご来光です。

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これは、半年前に、マニラ湾に沈む夕日を見たけど、それに匹敵する太陽の演出です。

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まったく、よく怖くないものです(笑)

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兵士の卵たちもご来光でしょうか。

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ホテルの朝食&出発準備

ホテルに戻りました。

この「ラモン・スイーツ・ホテル」。部屋もロビーもプールも清潔。おまけにスタッフは親切。最高のホテルでした。

さらに、クレーターにも近い。ミッペラモンに泊まるなら、おススメのホテルです。

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朝ごはんをいただきましょう。

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旅に出ると、食欲がわきます。いつもの倍は食べます。

また、これがおいしいんだなあ。パンも卵もフルーツも、最高です(*^^)v

「ラモン・スイーツ・ホテル」は朝食もgoodでした。

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フロントで、エイラット行きのバスの時間を調べてもらいました。

最も早いのは9:47で、それにします。

バスの路線ナンバーは392、バス停はガソリンスタンドの前とのこと。

ほんとに親切なホテルでした。チェックアウトまで、部屋でくつろぎますか。

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