5時間ぶりに舞い戻ってきた、シラーズの街。
5時間で、60キロ離れたペルセポリスを往復。さらに近くの2箇所の遺跡まで見れたんだから上等。
これで、シラーズの街の観光の時間も確保できました。
思惑通りに事が運んで大満足です。
シラーズの街に到着
街に入る手前にあるコーラン門。旅人を見守ってくれているとのこと。
ターミナルのことをイランでは「テルミナーレ」と呼びます。ペルシャ語なのかな?
ターミナルに着くと、運転手はチップを要求してきました。
まあ想定していましたが、たった5時間で、ペルセポリスから、ナグシェ・ロスタム、ナグシェ・ラジャブと回って来れたのは、この運転手のおかげだし、トータル1,000,000リアルも決して高くはない。
と、考え、100,000リアル(約354円)渡しちゃいました。(甘かったかな・・)
そして、バスチケットを購入するために、バスターミナル「テルミナーレ・カーラーンディーシュ」へ。
ターミナルの入り口では、またまた、「タクシー、タクシー」の大合唱・・・ これには閉口します(笑)
「わかったから、ついてくるな!」と言っても「テヘラン? イスファハーン?」とまとわりつきます。
本日の予定のおさらい
ところで、今日はこれから日暮れまでシラーズの街を観光する予定ですが、ここシラーズには泊まらず、今夜おそくの夜行バスでイスファハーンまで移動してしまうつもりです。
シラーズからイスファハーンまでは、約500km。
バスで7時間くらいの道のりです。
現在14時半になろうというところ。
シラーズの街の見物は、これから日没までの約4時間。そして、夜行バスのため、イランの大地は鑑賞できない。
まさに、とほほ・・という感じですが、ここで時間をぜいたくに使ってしまうと、イスファハーン観光が削られてしまうし、旅の最終日は、イスファハーンからテヘランに飛んで、そのまま帰国するつもり。
不測の事態なども想定し、なるべく早く、イスファハーンに移動しておくべきというのが、色々考えた末での結論でした。
不測の事態とは、飛行機の欠航など。
イラン航空は、遅延・欠航よくあるらしいんですよねえ・・
イスファハーン行き夜行バスのチケット確保
と、考えを整理したうえで、バスターミナルのチケットオフィスに足を運びます。
いろんな、バス会社があるようですね。
英語で書いてあるので助かりますが、とにかく、どこの会社でもいいから、今夜のバスのチケットを手に入れることが先決。
ノウルーズで混雑が予想され、当日では手に入らないかもしれないという、一抹の不安を抱えながら、優しそうな女性がいる窓口をたずねます。(結構重要なポイントだと思います)
窓口で、「イスファハーン」と言いながら、メモ帳に「around 22:00」と書いて、指さします。
カウンターの女性は、ニヤッと笑いながら、あっさり発券。
よかった、満席じゃなかった。ノウルーズの混雑は杞憂でした(*^^)v
そして、「サーティサウザン トマン(300,000リアル(約1,060円)。テンPM プラットフォーム №8!」と指示。
簡単な英語なら通じたかもしれませんね。
それにしても、チケットを見ても、出発が何時なんだか、行先はほんとにイスファハーンなのか、まったくもって判別不明。
でも、テンPMって言ってたから、夜10時発のイスファハーン行きで間違いないでしょう。
無事にチケットを入手できて一安心です。ちなみに、バス会社はTak Safar Iranianという会社でした。
最後まで、私にまとわりついていた運ちゃんは「案内料くれ!」。
まだいたのか? 誰が案内しろと言った? ほんとどうしようもない。
ここまでくると、笑えます。
「テルミナーレ・カーラーンディーシュ」でのひととき
チケットを手に入れ、ほっとして、バス乗り場を下見。
花が咲き乱れる(まではいかないか・・)華やかなターミナルのようです。
「テルミナーレ・カーラーンディーシュ」の手荷物預かり所
そして、手荷物預かり所を探し、バスの出発まで、背中の荷物を預かってもらいます。
中にいたおじさんに声をかけると、「チケットを見せろ。」
言われたとおりに見せると、営業時間が書かれたボードを指さします。閉店は21時のよう。
それまでに、戻って来いよってことですね。了解です!
これは、預けた荷物の半券。大事に取っておかないと。
しかし、チケット同様なんと書いてあるのか、さっぱりわからない(笑)
ケバブのランチ
さて、身も軽くなったところで、歩き回る前に、腹ごしらえをしておきましょう。
考えてみれば、朝の機内食から、なにも食べてません。
バスターミナルに併設された、ファーストフード屋さんで一休み。
レシート。これまた、まったく読めません。なんかほんと、異星にいる気分・・・
ケバブとポテト。パンは柔らかいし、おいしいです。
パンと肉と野菜の調和が最高。ケバブ大好きです。
さて、満腹したところで、日没までシラーズの町をめぐるとしましょう。