【イラン旅行記 #9】ペルセポリスからナグシェ・ロスタムへ

ペルセポリス見学の後編。

のんびりとは歩いていましたが、レリーフの一つ一つを食い入るように見ていたわけではありません。それでも、あっというまに1時間がたってしまいました。

私レベルの素人観光客でも、2時間はあったほうがいいペルセポリスの見学です。

ペルセポリス南側の宮殿群

これは、博物館のようです。

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中央宮殿(会議の間)

中央宮殿を遠巻きに謁見。

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博物館の周りには、お土産屋さんも。

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ハディーシュ(クセルクセス1世の宮殿)

ハディーシュ。宮殿という意味。

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クセルクセス1世のプライベートな宮殿だったとのこと。

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でも、そんなこと、なんでわかるのかな・・

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ライオンが牡牛を襲っています。

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タチャラ(ダレイオス1世の宮殿)

タチャラ。ダレイオス1世の宮殿。

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かつては、宝石などで装飾されていたとのことですが、アレクサンダー大王が、ここを滅ぼしたときに、全部持って行ったとのこと。

はなしが、現実ばなれしすぎて、ついていけません(笑)

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ここでもライオンが襲っています。

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ペルシャに、ライオンがいっぱいいたってことなんでしょうか。

って、約束の12:30まで20分切りました。急ぎましょう

百柱の間(王座の間)

丘の上からも見下ろした、百柱の間。

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急ぎ足で見ることになってしまったペルセポリス。時間がないんだから、仕方ない。

百柱の間に失礼して、ゾロアスター教の神殿、ナグシェ・ロスタムへ目標を移動します。

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そんなに急いでどこへ行く。立派な柱に笑われているような気がします。

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ペルセポリスともお別れ。

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大階段を下ります。

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また、来ることがあるかな・・

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運転手と約束した12:30まで5分ほどあるので、のどを潤します。

歩き回った体にコーラがうまい!

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すると、足元にネコが。ペルシャ猫なんでしょうか。動物音痴な私です。

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 しっかり待っていてくれました。運転手さん、ありがとう。

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サーサーン朝時代のレリーフ ナグシェ・ラジャブ

ペルセポリスから、今度は目標転換。ゾロ・アスター教の2つの遺跡を訪れます。

目指すはナグシェ・ロスタムですが、途中にあるナグシェ・ラジャブに先に寄ります。

クルマは、乾いたペルセポリスの脇の路地を進みます。

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それにしても、ほんとに乾ききった大地です。

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こんな道を数分走ると・・

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ナグシェ・ラジャブに到着。

ナグシェ・ロスタムは向こうですよ、と。

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ここ、ほんとにナグシェ・ラジャブなんですかね。

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あっ、しっかり書いてありました。

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誰もいないし、レリーフなんて、どこにあるんでしょう。

一応、入り口にチケット売り場があって、80,000リアル(約280円)でした。

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サーサーン朝時代の戴冠

おっと、これですね。

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サーサーン朝時代の戴冠とのことですが、それにしても、よく風化しなかったことで・・

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アケメネス朝の王墓 ナグシェ・ロスタム

ナグシェ・ラジャブは10分で見学は終わりました。次は、ナグシェ・ロスタムを目指します。

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運転手は街道沿いでクルマを止め、ザクロか何かを買って食べはじめました。

この「道の駅」のおじさんが、「ミスター!ミスター!撮れ!撮れ!」というので、撮ってあげました。

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けっこうタクシーの中は暑いです。

しかし、運転手はエアコン付けるそぶりなし。

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なので、窓全開。おっ、乾いた大地にも緑が。

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何やら見えてきました。あれが、ナグシェ・ロスタムでしょう。

しかし、すごい岩山にくりぬいたものです。

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運転手に駐車場で待っててもらって、中に入ります。

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しかし、あんなに綺麗にくりぬけるものなんですか。

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ほんとデカい。人間の大きさと比べてみてください。

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馬にまたがるシャープール1世

騎馬戦勝図。馬にまたがるのはシャープール1世。捕虜にしているのは、なんと、東ローマ帝国ヴァレリアヌスとのこと。スケールの大きな話です。

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記念写真を撮る人も絶えません。

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ほんとに細部まで、とてもていねいに描かれています。

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ゾロアスター教の神殿

アケメネス朝ペルシャの時代は、全土にわたって、ゾロアスター教が信仰されていたといいます。

その神殿と言われる建物がこれ。

ゾロアスター教は、火を重んじる拝火教と言われます。この中で、聖なる火を燃やしていたんでしょうか。

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眺めているうちに、ぺトラ遺跡を思い出しました。

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こっち側から撮った方が、顔がよくわかります(笑)

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やっぱり風化も進んでしまうのでしょう。一生懸命修復しています。

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駆け足だったけど、古代遺跡を存分に堪能しました。

こんな短時間で、こんなにいっぱいの遺跡を見るのは初めてです。

さて、そろそろ、シラーズの街に帰ろうかな。

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青空もいいけど、こういうファンタジーな空もまたいい。

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シラーズの街にとんぼ返り

じゃ、運転手さん。シラーズの街まで、ひとっ走り頼みますよ。

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おや、羊の大群ですか。ていうか、羊でいいのかな。

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考えてみれば、今朝はまだテヘランにいて、5時起きだったんだ。

快適なドライブで眠くなってきます。(快適とはいっても、軽く時速100キロ以上は出しています)

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ちょっと、うとうと・・・

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ひと眠りしちゃったら、もうシラーズの街に近づいてました。

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