【廟街夜市】テンプルストリート 1品80HKDに心底驚いた香港の週末

5年半ぶりの香港の雰囲気に包まれ、気分は最高潮。

重慶大厦の前の光景が、まったく変わってないのにも、思わず微笑んでしまう。

少々おとなしめだったテンプルストリート

さて、日も落ちてだいぶ時間もたってきたので、夜市を歩いて食事でもしようと佐敦(ジョーダン)にやってきました。

佐敦は、尖沙咀の次の駅。オクトパスでMRTに乗ればすぐです。

香港の夜のストリートの雰囲気を楽しみながら、テンプルストリートへ。

テンプルストリートとは廟街。

ここ佐敦道から、南京街にいたる約100mの夜市。

期待を込めて、かつて味わった賑やかさをかぶろうと勢い込んだんですが、

なぜか、人が少ない・・・

土曜日の夜なのに、どうしちゃったんだろ???

ひょっとして、台風が近づいてるから??

たしかに、雨よけのビニールシートが随所に張られている。

並んでるブランド品(かな?)のポーチも寂しげでした。

それでも、廟街を歩いて、久しぶりの竹細工を見れたから、まいいかw

とんでもないインフレプライスに驚いた廟街の屋台

さて、廟街のはずれに店を構えていたお店に入りました。

マカオでエビワンタン、香港に入って、かるく寿司をつまんだだけなので、お腹すいてます。

では、まずビールをオーダー。

群衆の中の孤独は、私の大好きなシチュエーション。

ここのところ、イスラム圏への旅が続いたので、旅先でお酒を飲むのは久しぶり。

5年半ぶりの香港との再会に、思わず乾杯したくなる。

中華圏で中華料理を食べるのは、中華料理をこよなく愛するものとしては楽しみ。

半分路地にはみだしたような、屋内兼屋台みたいなあけっぴろげた感覚もよい。

では料理でもオーダーしようと、たいしてメニューも見ずに、酢豚と揚州チャーハンをオーダー。

それから、何の気なしに、メニューをみつめて驚いた?!

マジか・・・これ、ほんとに1品のプライス???

60HKDって、要するに1,140円(60×19円)ですよ(^ ^)

ここ数年で急激に進んだ円安を脇においても、物価そのものがすごく値上がりしてる。

当たり前だけど、高級料理店でもなんでもない。

さて、その高級な?酢豚が運ばれてきました。

高級(しつこいw)揚州チャーハンも。

ビール1本に酢豚にチャーハン。

はいこれで、180HKDで3,420円なり。

庶民風のみなさんが、談笑しながら食べてます。

このプライスをふつうに払って・・・

世界的なインフレってやつなのかな・・・

戦争や地政学リスクが縮小しない限り、この状況はしばらく続くでしょう。

ところで、味のほうは、ほんとに美味しかった。

あっさり風味の揚州チャーハンも、

こってりした酢豚も、

3,420円分の価値はありました^ ^

ちなみに、このお店の場所はここ。

中華料理は、ひとり旅には向かないけど、お腹を空かせていけばハマります。

ほろ酔いで眺める上環の夜

では、腹もくちくなったところで、ホテルに帰りましょう。

さいわい、雨は落ちてないけど、湿気を含んだ生暖かい風が身体を包みます。

物価は上がっても、綾瀬はるかさんの美しさは変わらず。

ほろ酔いで、上環まで戻ってきました。

さて、明日の天気は大丈夫かな・・・

香港のよいところは、どんな背景を切り取っても、そのまま絵になってしまうところ。

画家や写真家にでもなった気分で、歩道橋の上から、夜景を楽しみます。

ほんとに、ずっと眺めていてもあきない。

西洋と東洋が雑然と重なり合うのだから、見ていて面白くないはずがない。

明日は、どこを歩こうかな。

風も止んでいます。

トラムに描かれたモデルさんを見つめながら、このとき、接近中の台風14号のことを完全に忘れました。

さて、香港をたびたび被災させる台風。

嵐の前の静けさとは、まさにこのことかな(^ ^)