さて、本日は 2023年11月4日(土)。
今回の香港週末旅の3日目。
そして、生涯でもっとも高いホテル代の買い物をした「ルネッサンス香港」での一夜が明けた朝。
告士打道の眺めが素晴らしい。
昨日は、九龍と香港島をバスとトラムで楽しんだので、今日は湾仔(ワンチャイ)や銅鑼湾(コーズウェイベイ)の徒歩散策がメイン。
夕方には、ホテルを予約してある上環に拠点を移して、西環の海岸から夕陽でも眺めてみようかと考えています。
しっとりとした早朝の湾仔
ルネッサンス香港から、まっすぐペデストリアンデッキを歩いて、昨日と同じようにジョンストンロードへ。
朝早いので、まだそんなに歩いている人がいません。
それに、空気が美味しい。クルマもそんなに走ってないから。
高層ビルに囲まれた、足元をのぞくような散策が好き。
しっとりとした雰囲気。
文字通り、これが香港の屋台村。
都会と下町が融合してるこの感覚。
いつかは無くなっちゃうんだろうけど、であれば、残っているうちに多く体験したい。
時間もたって、トラムの往来も多くなりました。
では、銅鑼湾まではトラムで行って、そこから徒歩で湾仔に戻ってくるコースを午前中の日課にしてみましょう。
銅鑼湾・ヘネシーロード街歩き
香港島で一番の商業地「銅鑼湾(コーズウェイ・ベイ)」。
このSOGOの南側には、かつてのアヘン戦争時代、倉庫が建設されたエリアらしい。
そんな銅鑼湾の起点のヘネシーロード。
ここから、いくつかの小路が出てますが、渣甸街(チャアディンバザール)もそのひとつ。
街と書いてバザールと読ませるように、ローカルフード店がたくさん並んでいたらしい。
たしかに、いまでも広東料理やカフェがたくさん並んでます。
それにしても、日本人にとって、漢字とはわかりやすい。
錠前屋なのか、カギ屋なのかわからないけど、もう日本ではみられない。
高層ビルに見下ろされながら、あてもなくコーズウェイ・ベイを散策。
勢力的に散策しても、汗が吹き出さない秋の香港。
突然、バザールに足を踏み込みます。
と思ったら、ストリートの名前が変わってた。
そんな楽しい銅鑼湾の街歩き。
いかにも、山道を行くぞ、という感じの標識。
でも、どこがhillなんだかw
街歩きだけではわからないけど、
国安法施行前と今とで、街の表情は変わってないようで、ちょっとほっとする。
でも、道ゆく人たちの表情はどうかな・・・
トラム優先の道を湾仔方面へ戻りかけます。
美しい香港女優さん(かな?)の向こうに、香港らしい斜面に立つ古いビル群。
この光景に、わけもなく感動してしまう^ ^
汗はかかないけど、早朝から4時間ばかりずっと歩き続けて、さすがに疲れた。
スタバで一休み。うすいコーヒー、いくらか忘れました。
湾仔の歴史建物群を目指して
銅鑼湾から湾仔に戻ってきて、少し内陸より、つまり斜面を登って、湾仔の古い建物が集まる歴史地区に行ってみましょう。
湾仔は、平地が少ししかありません。
だから、ちょっと内陸に進むと、すぐに斜面。
この高速道路も、すぐにトンネルに入って、香港島裏側のアバディーン方面に出ます。
すると、いきなり現れた金の龍。
なんのおまじないだろう?
海の方見てるのも気になるが^ ^
海の女神を祀る「北帝廟(パクタイ寺院)」
隆安街という立派な名前の通りは、わずか30mほどの長さ。
とにかく、湾仔の斜面をひたすら登ると、勝手につきあたります。
そして、そこにあるのが「北帝廟(パクタイ寺院)」。
けっこう登ってきたから、ひょっとして、高層ビル群が建つ前なら、ビクトリア湾が見おろせたとか?
色褪せたレンガ造りも美しいし、
なにより「虚」という文字に圧倒される。
「虚」は、人を黙らせるよ。
日も高くなってきて、秋の香港でもさすがに暑くなってきたけど、中に入るとヒンヤリするのが中国寺院。
「文武廟」や「紅磡観音廟」のように、巻き型線香はなかったけど。
かわりに、美しい提灯が並んでました。
湾仔の雑踏の中の静けさ。そんな「北帝廟」でした。
藍屋(ブルーハウス)かつての病院、今の香港故事館
「北帝廟」から下ってくると、一面ブルーの異様な建物が目に入る。
それが、藍屋(ブルーハウス)。
藍ほど青くもないとは思うけど、ここはかつての病院。
しかし、いまは、香港故事館として、香港の歴史を語っています。
湾仔の香港博物館といったとこですね。
そして、この藍屋の近くにあった餃子屋さんでランチ。
餃子の王将もびっくりの53HKD(1007円)に驚いたことは、以前書きました(^ ^)
漁民の守り神「洪聖廟」&ジョンストンロードのトラム渋滞を鑑賞する休日
さて、腹ごしらえして、皇后大道東という道を歩くと、
「洪聖廟」という古い中国寺院に出くわします。
しかし、この寺院、写真で撮るのが大変・・・
要するに、目の前の歩道が狭すぎるんです。
おまけに、車道はひっきりなしにクルマが飛び交っている。
つまり、写真を撮るには、車道を渡る必要があります。
この寺院、1847年に建てられた、香港でも古い漁民の守り神だそうです。
そして、一本道を隔てて、
ひと通り、銅鑼湾と湾仔を散策して、舞い戻ってきたジョンストンロード。
ジョンストンロードの散策が楽しいのは、ストリートマーケットがあるのもそうだけど、
ひっきりなしに行き交う2階建てトラムの様子を眺めるのが興味深いから。
2階建てトラムが、踵を接して走りまくるシーンなんて、世界広しといえども・・・
他の国の2階建てトラムを見たことないから、はっきりは言えないけどw
生活色豊かな、そして意味深な広告が貼りまくられたトラムを、のんびり鑑賞します。
私は、テレビなんて、いっさい見ない種類の人間だけど、
まるでテレビを見ているような、場面の移り変わり。
異国の広告って、本当に楽しい。
漢字混じりで、ある程度想像できるからかも。
そこに、道ゆく人々の表情が加わるんだから、この演出は素晴らしい。
香港の観光、ここに極まれり、だと私は思います(^ ^)