地下鉄「鶏鳴寺」駅で下車 南京城壁の弾丸見学【蘇州・南京旅行記 #8】

ようやく、中山陵ふもとのパーキングまで降りきりました。

そして、地下鉄駅行きのバスを待ちますが、なかなか来ません。

そして周辺の道路は大渋滞。

現在16時。上海行きの新幹線の発車時刻は18時。

少し焦ります。

ほんとに、これから南京城壁の上を歩けるかな・・・

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地下鉄「下馬坊」駅から「鶏鳴寺」駅へ

待てども待てどもバスは来ず。

10元のチケットを無駄にして、タクシーにしようと思いましたが、タクシー乗り場も長蛇の列。

でも、「相乗り」なので、列はどんどん進んでいきます。

途中で、「1人はいるか!」みたいに、指を1本立てて呼び込んでる運転手がいたので、「おお~! メトロ! メトロ!」と騒ぐと、「来い!」とばかりに手招きしてくれました。

よかった・・・

 

運転手、そして「相乗り」の人たちに「謝謝」と言って、駅前で降ろしてもらいます。

親切なタクシー運転手でした。

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地下鉄2号線。下馬坊駅です。

ここまで来てしまえば、南京駅にはたどり着いたようなもの。

現在16:20。南京駅に行く途中にある、南京城壁を見学することにします。

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3号線と接続する大行宮で乗り換えて、鶏鳴寺で降ります。

「鶏が鳴く寺」ですか。なんか、わかりやすい。

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南京城壁は、駅を降りて歩いてすぐとのことですが、すぐわかりました。

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その、「鶏が鳴く寺」鶏鳴寺の前を通り過ぎます。

「鶏が鳴く寺」なんて揶揄してしまいましたが、創建が西暦300年というとても由緒のあるお寺です。

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あの向こう側が城壁かな。

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入り口がありました。

よかった、迷わず来れました。ほんと、迷ったら、あきらめて駅に向おうと思っていたところです。
現在16:40。

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入場料は30元。

さっきの中山陵は100元。あの大勢の観光客全員から徴収してるわけですから、すごい売り上げでしょう。

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南京城壁の上を歩く

ここは解放門。東に行くと太平門。北へ向うと神策門。

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おお、玄武湖が広がります。

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2年前は、土砂降りで、湖面をちょっとしかのぞけなかったんだよね。
なんとなく懐かしさが漂います。

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対岸に見えるのが南京駅。
今朝降りたのが南京南駅で、こちらは昔からあるいわゆる在来線駅。
でも、もちろん、高速列車も乗り入れます。

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この城壁沿いに歩いて北に向うと、神策門。
駅にほど近いとのことですが、どれだけ時間がかかるか読めません。

自重して、予定通り地下鉄で向うとします。

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おお、さっきの鶏鳴寺。オリンピック誘致でもしてるのかな。

うわー、なんか、日本人として危機感・・・

南京で五輪なんか開催されたら、またまた色んなことを海外に向って発信されちゃいますよ。

日本政府は、与党野党問わず、外交に狡猾さがまったくないからな・・・

正論だけ言ってれば、あとはどうにかなるとでも思ってんのかな。
憲法改正に反対する国民もそうだけど。

こうして、平和な時代が続けばいいんだけどね。

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おや、結婚式ですね。お幸せに。

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あらためて見ると、鶏鳴寺、いいお寺ですね。

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壁にもたれて、城壁を眺めます。

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美しく、そして平和な光景です。

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南京城壁は、世界最大ともいわれる城壁。

1,366年に建設が始まって28年かけて築かれたとのこと。元の時代ですね。

南京は、春秋時代の越にはじまり、数々の歴史の舞台を演じてきた古都。

歴史の舞台といえば聞こえはいいけど、要するに、何度も戦いの場になってしまったということ。

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だからこそ、平和な光景に見入ります。
列車の時間を気にして、時計をチラチラ見ながら。

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あれはモスクかな。ムスリムのエリアがあるんでしょうか。

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さて、時間になりました。
日本と違って、中国は、駅の中に入るのも、警備で時間がかかります。

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美しい城壁に、さようなら。

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ほんとに平和な雰囲気だった南京城壁。

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南京の街は、また来たいです。
今度は、中国人にガイドしてもらいたいね。

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