昨夜は、外灘から帰ったらシャワーを浴びて、酒でも飲んで爆睡の予定でしたが、ちょっと踏みとどまって、明日(つまり今日)の予定を立てました。
20年前に上海に来た時は、会社が派遣してくれたご褒美研修旅行。
団体旅行だったので、多くは覚えていませんが、「上海に来た人は必ず立ち寄る」という触れ込みで、蘇州に行きました。
行った事実しか記憶になく、アルバムに貼られた以外のことは覚えていないので、再度訪問してもよかったのですが、「地球の歩き方」を読んでいるうちに、杭州に行くつもりになりました。
特に思い入れなどありませんが、世界遺産に登録されている西湖を見たいと思ったからです。
蘇州は、半日で巡るには広すぎるし、目標が西湖だけならば、半日で十分。高速鉄道で1時間という距離も手ごろです。
trip.comで高速鉄道の手配
そこで、ホテルのwifiにつないで、trip.comで高速鉄道のチケット確保にトライ!
往きは各列車、わりとすいてましたが、帰りは軒並み満席。空いてるのは「ビジネス席」だけでしかが、それを予約しました。
料金は、往きが1等車で約2,200円、帰りがビジネスで約3,800円。
上海虹橋と杭州東の間が159キロであることを考えると、手数料、運賃込みの総額ならやっぱり安い。
それよりも何よりも、明日の列車チケットを、スマホでピッピッとやって買えて、日本円で決済まで終わってしまうなんて、便利な時代になったものです。しかも、席まで確定している。
その昔、バックパッカーの皆さんからは、中国の列車チケット入手の苦労話がお決まりでしたが、完全に過去のものとなったようですね。
これで、安心して、眠れました(笑)
地下鉄2号線で高速鉄道の起点上海虹橋駅へ
豫園の弾丸散歩からホテルに帰って、しばし休憩。
そして、チェックアウトして、地下鉄駅へ歩きます。
杭州へ行く新幹線に乗るためには、地下鉄で高速鉄道の起点上海虹橋駅へ向かう必要があります。
これは、雨上がりの南京東路駅の駅前風景。
浦東空港にもつながる地下鉄2号線。
地下鉄の車内スナップ。お年寄りが乗ってくると、みんな席譲るんですよね。さすが儒教国。
しかしまあ、みんな申し合わせたようにスマホとにらめっこ。これは日本以上かも・・・
このスマホ閲覧情報は、すべて共産党に検閲されているのでしょうか。
地下鉄の壁に設けられた動く映像にも驚かされます。(心霊写真ではありません(笑))
上海虹橋駅の風景
上海の新幹線駅ともいえる上海虹橋駅に着きましたが、まずは、チケットを手に入れないと。
チケット売り場を見つけ、並びました。
一抹の不安は、予約確認書をプリントアウトしていないこと。さて、スマホの画面だけで対応してくれるかどうか・・・
しかし、案ずることもなく、係員は、私の差し出したスマホとパスポートをチラッと眺め、無表情にキーをたたき、チケットを発券してくれました。
スマホのページをめくり、帰りのチケットも。
これって、何気にすごいこと。
1年4か月前、北京西駅で、なんだかよくわからぬ、といった顔をされたtrip.comのオンライン予約ですが、もう中国全土に浸透したのでしょうか。
スマホがつながらないので、予約確認書の画面をスクリーンショットしておく必要はありますが。
手続きが順調に進み、足取りも軽く高鉄のロビーへ。
そして、厳重な保安検査。
国情を反映してるんでしょうが、こういうのを見ると、良くも悪くも日本は平和ボケだな、と思います。
上海虹橋駅はとてつもなく大きいです。
人も多い。中国大陸は広大だけど、飛行機の便は限られる。
列車の需要はまだまだ衰えてないんでしょうね。
めざすG7511列車は13番線ですね。
座る場所は、ひとつも空いてません(笑)
上海 ⇒ 杭州 1等車の旅
ようやく改札がはじまりました。
駅構内への保安検査に、ホーム入り口のこのチェック。
不審者は、絶対に列車に入れないでしょう。日本も見習うべきだと思います。
始発駅なので、すでに入線していた新幹線車両。
きれいな新幹線車体。1等車は、どうも先頭車両のようです。
グッドコンディションです!
1等と2等って、料金にそんなに差がないように思えるんだけど、やっぱりすいてます。2等車はぎっしり。
定刻11:53に出発。
杭州東駅までは、1時間足らずの旅です。
中国の高鉄G7511列車は、時速300キロで揺れもなく、快調に走ります。
車窓は、こんな感じ。
一昔前、脱線した新幹線車両をそのまま埋めてしまうという、驚くべきニュースが流れたことがありましたが、それが信じられないくらい、快適な乗り心地。
杭州に到着
ちょうど1時間で杭州東駅に到着。
降りる客より、乗ってくる客の方が多い。
地下鉄に乗り換えて、世界遺産である西湖を見に行きます。
調べると、最寄り駅は龍翔橋という駅。中国語では、字面が全然違うので、戸惑います。