【銚子電鉄の旅】「しおさい号」で行く生涯2度目の銚子行き

それにしても、2020年のシルバーウイークが、こんなありさまになるとは思ってもみませんでした。

本来なら、公休が4連休なので、会社の夏季休暇を組み合わせれば、11連休になる。

私は、これでイタリアを旅する予定だったのですが、飛行機が飛ばず、ご破算に。

なんとなく、気合も入らず、シルバーウイークどうしようかと、悶々としているうちに、シルバーウイークになってしまったという、そんな2020年の9月でした。

 

飛行機のキャンセル代が振り込まれ、2回分だったのでかなりの額。

それを眺めているうちに、無駄遣いはやめて、来年以降の海外一人旅にとっておこう、などと考えてしまったのも、要因の一つ。

 

でも、せっかくの休みなんだから、出かけたい。

おカネは節約したい。旅には出たい。

さてどうしようか・・・

「銚子電鉄」に乗って「犬吠崎」の旅館に泊まりに行こう

それで思いついたのが、千葉県内のプチ旅行をしようということ。

そして、どうせなら、GOTOキャンペーンの旅館に泊まってみようということ。

そこで、千葉県の地図を見渡したところ、生涯一度しか行ったことがない「銚子」に行ってみようか、ということになりました。

 

銚子といえば、「銚子電鉄」に「犬吠崎」。

私は千葉県に住んでいながら、この、過去に何度も存続が危ぶまれたローカル鉄道には、まだ乗ったことがありません。

そんな矢先、千葉日報でこんな記事を見かけました。

銚子電鉄のピンチ助けて! 銚子市、地域おこし協力隊募集
 銚子市は11日、新型コロナウイルス感染拡大の直撃を受け深刻な経営難に直面している「銚子電鉄」の活性化と、同市のにぎわい創出を担う「地域おこし協力隊(銚子電鉄)」の募集を開始した。  「市民の足」とな

出典:千葉日報(2020年8月11日)

 

乗客の約8割が観光客という銚子電鉄は、新型コロナの影響が、まさに経営に直接響いているという。

私一人が訪れたところで、経営的にどうなるものではないでしょうが、同じ県民として思いを共有したく、行ってみようという気になりました。

 

そして、「犬吠崎」の海岸沿いには、普段なら高すぎて泊まることのできない老舗の旅館が何軒かあります。

「銚子電鉄」の乗り心地でも味わいながら、太平洋を眺めるみ晴らしのいい旅館で温泉に浸かる。

こんなプチ贅沢もたまにはいいでしょう。

GOTOのおかげで、1万円そこそこで、1泊2食つきの老舗旅館に泊まれます。

楽天トラベルで「犬吠埼温泉 ぎょうけい館」という旅館を予約した私は、9月14日(月)の朝、「特急しおさい号」で銚子に向かいました。

まだ健在だった千葉駅の駅弁 万葉軒の「とんかつ弁当」

さて、千葉駅発8:11の特急「しおさい1号」に乗るために、早起きして千葉駅へ。

そして、駅弁屋さんで朝食を物色します。

先日の「青春18きっぷ」の旅で、久方ぶりに、電車の中で駅弁を食べる楽しみを味わいました。

特急しおさい号に合う駅弁はどれかな・・・

陳列されている駅弁をのぞいた瞬間、電気が走ったように驚いたのが、この「とんかつ弁当」。

万葉軒の「とんかつ弁当」は、それこそ私が学生時代に旅していたころ、何回も何十回もお世話になった駅弁。

それが、まだ健在だったとは。

懐かしさと嬉しさで、これに決定です。

当時は300円でしたが、現在は550円。

包み紙のデザインが、まったく変わっていないのも嬉しかったです。

40年ぶりに乗る特急「しおさい」号で銚子へ

駅弁をかかえて千葉駅のホームで待っていたら、定刻に入線してきました。

「しおさい1号」銚子行きです。

ちなみに、この特急に乗るのは2度目。そして銚子へ行くのも、そのとき以来2度目。

なんと40年ぶりのできごと。

小学校低学年だった私が、生まれて初めて一人で乗った特急でした。

自由席に乗車し、さっそく「とんかつ弁当」の包みを開けます。

車両は、当時より格段によくなっているのに、テーブルがなく、ひざの上で弁当を開きます。

中身も変わっていませんでした。

懐かしい「とんかつ弁当」。味も当時のまま。

総武本線の特急といい、駅弁といい、懐古趣味のような旅立ちになりました(^_^)

 

小学生当時、食べ物の好き嫌いが激しく、食べ残していた漬物類も、完食です。

年の功ですね。

満腹して、満足して窓外を眺めます。

景色は平凡な田園風景ですが、特急は快調に飛ばします。

千葉~銚子81.3kmを、1時間23分で走るので表定速度は58.8km。

佐倉から先は単線なので、これは仕方ないですね。

それでも、銚子に行くには便利な交通機関だと思いますが、車内は気の毒なほどガラガラです。

八街駅に停車。上りの「しおさい号」との交換待ちで数分の停車。

八街を発車しても、景色は平凡。

八街といえば落花生が有名ですが、あの畑はそうでしょうか。

横芝駅に停車。

木造の駅舎で、一気にローカルムードになります。

どこの地方都市も、共通の悩みは人口減少でしょうね。

 

進路を北東に変えて進みますが、景色は変わりません。

八日市場駅に停車。

ひらがなで読むと、「ようかい・ちば」ともとれますね。

このあたりまで来ると、駅構内も完全にローカルムード。

銚子駅に到着 だだっ広い千葉県東端の駅前広場

千葉から1時間20分あまり、銚子駅に到着です。

40年ぶりということになるんでしょうが、記憶にはまったくありません。

今回のミニトリップの目的の一つ「銚子電鉄」。

まあ、あわてて乗ったところで6.4kmの短い鉄道です。

沿線を歩いたり、途中駅で乗り降りしたり、じっくり楽しむつもりです。

駅の先端には、街のシンボル「醤油」の樽が。

改札口を出ました。

意外と、と言っては大変失礼ですが、モダンなデザインです。

 

駅前広場のモニュメント。

しかし、誰もいません。

銚子市の人口は、減り続け、2020年にはついに6万人を割ってしまいました。

内部はモダンだった駅舎も、外観は昔のままなのかな。

千葉県では、千葉市についで市政が施行された銚子市も、人口は減り続け、衰退の一途をたどっています。

今回の旅は、そんな銚子という町を、「銚子電鉄」という生活路線と、老舗旅館という観光産業を観察するつもりでやってきました。

まずは、銚子電鉄の隣の駅まで歩いてみましょう。

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