サンタクルス。
実は、サンタクルスという町は、世界中にいっぱいあります。
なので、このカナリア諸島のサンタクルスも、正式にはサンタ・クルス・デ・テネリフェです。
サンタクルスとは、「聖なる十字架」という意味。
私は、キリスト教徒ではないですが、なんか感動してしまう言葉ですね。
サンタクルスのホテルにチェックイン
地下駐車場から、外に出ると、まぶしいばかりの太陽がふりつけてきました。
今夜の宿泊ホテル、ホテル・タナウスはすぐに見つかりました。
陽気な黒人スタッフが、心のこもったおもてなしです。
街のマップをくれて、この辺りが繁華街だぞ、とか色々教えてくれました。
手で開閉する旧式のエレベータに乗って4階へ。
402号室の鍵も年代モノです。
レンタカーのキーとの対比が面白い。
これから2泊する部屋。
部屋はすっきり清潔です。エアコンがないのは、常春の島だから?
立地もいいし、これで、1泊4,500円なら、まずまずです。
最初、便器にタオルかけてるのかよ、と思いましたが、違いました。
洗濯用ですね。
スペイン語圏では、よく見かけます。アルゼンチンに行ったときは、泊まるホテルごとにありました。
テネリフェ島の観光計画
さて、黒人スタッフからもらった島のマップを見ながら、今日から3日間の行動の作戦を立てます。
テネリフェ島公認ガイドの方からのおススメは、
- 最大の見どころテイデ山国立公園
- 世界遺産ラ・ラグーナ
- 古いカナリア建築が残るオロタバ
- 秘境ともいわれるマスカ渓谷
- アナガ自然公園
- リゾート地 ラス・アメリカス
など、いくつか候補をいただきました。
そこで、明日の早朝にテイデ山に行くことを決めているため、そのままラスカ渓谷、オロタバの町と回って2日目を終え、最終日にラ・ラグーナの町を訪れてフィニッシュとすることにしました。
ちなみに、今朝散策してきたアナガ自然公園は、ラ・ラグーナの右上に当たります。
島全体が東京都と同じくらいの面積なので、やっぱりレンタカーを3日間借り切って正解だったと思います。
公共の交通機関だけで、これらをすべて回るのは、たぶん不可能でしょう。
これらの予備知識を与えてくれた、公認ガイドさんには、本当に感謝しております。
今回お世話になった、カナリア諸島公認ガイドの方のHPはこちらです。
そこまで計算したうえで、ランチをとるのを兼ねてホテルを出ました。
まずは、サンタクルスの町の散策です。
サンタクルスの町歩き
アナガ自然公園は、高地にあるため、冷たい風も吹いてましたが、サンタクルスは22度です。
さすが、常春の島。
これが、さきほどレンタカーを駐車させた地下駐車場。24時間営業なので安心です。
そして、その駐車場の先にあるロータリー。あれは教会でしょうか。
その下では、マーケットのようなものが開かれていました。
そのマーケットに背を向けると、橋があります。セラドル橋というそうです。
この橋を渡ると、町の繁華街に出ます。(と、黒人スタッフが教えてくれました)
セラドル橋を行き交う人々の群れ。今日は日曜日です。
振り返ると、教会の向こうに時計塔が見えました。
セラドル橋を渡って新市街へ。
知らない町を歩くって、ほんとにゾクゾクするものですよね。
そのまま真っ直ぐ歩くと、トラムのレールに突き当たります。
駅ですね。開放的な感じが気持ちいい。
イスタンブールやエルサレムを思い出しました。
トラムの線路に沿っているのが、お花畑と噴水。
なにかの像。
お花畑のあたりでウロウロしてたら、「カーン」という音がして、トラムが登場。
市民の足になってるようです。
対抗列車も現れました。絵になりますね。
けっこう頻繁に運転されているようです。
黒人スタッフからもらったマップによると、このトラムは、ラ・ラグーナまでつながっています。
最終日のラ・ラグーナ訪問は、これで行ってみることにしましょう。
おや、なにを撮影してるんでしょうか?
そういえば、お腹すきましたね。
新市街を、もっと奥に行ってみましょう。
オシャレな町並みと道行く人々。
地元の人たちなのか、観光客なのかわからないけど、ほんとにこっちの人たちはセンスがいいと思います。
また振り返ると、時計塔が。
ホテルに戻りながら、ランチ食べる店を物色しましょう。
あ、でも、また橋を渡ってしまった。ランチは、ホテル周辺の簡易食堂でいいかな。
オープントップバスも走ってるんですね。
あれ、さっきまでマーケットやってたのに。午後は店じまいみたいです。
サンタクルスのランチ
ホテルの通り沿いのカフェテリアでいいや。
これまた、英語がまったく通じず一苦労。
店の奥からこの店の娘さんと思われる女性が出てきても、今度は私の英語がおぼつかず一苦労(笑)
それでも、一生懸命「エニイ フード」と伝えます。何が出てきてもいいよ・・・
出てきたのは、ビーフとポテトの盛り合わせ。
いや、旨い、最高!
これで3ユーロ。この旅で、はじめて安い買い物をしました(^^)v