Eバイクを止めた場所に戻ってきました。
チャージをしておいたおかげで満タンです。
店の女の子が、しきりに「ランチ食べていきなよ」と誘ってくれるんですが、もう13時近く。
ずいぶんのんびりしてしまいました。
シェムリアップの日没は18時。あと5時間しかありません。

中国人観光客の集団に遭遇 タ・プロームの入り口
Eバイクにまたがって、次の目的地、タ・プロームに向います。

ここでいいのかな。
看板が出てないからちょっと迷いましたが、スマホのmapsmeもタ・プロームを指してるし、間違いないでしょう。
Eバイクを止めて、中に入ります。

タ・プロームの中は、中国人の団体でごったがえしてます。
ガイドさんが一生懸命に説明。中国語なので、一切わからず。当たり前・・・

神殿へ向う通路はこの程度でしたが・・・

西門の入り口が狭いため、通勤ラッシュなみの混雑。
正直、観光地で、これほどの混雑は初めての体験。
ちなみに、西門は正門ではなく、反対側の東門から入るのが正しいらしい。

まったく身動きがとれず、時間がどんどん経ちます。
タ・プロームに着いてから、もう30分以上が経過している。少し焦りだします。

ここタ・プロームは、さっきのバンテアイ・クディとは逆で、仏教寺院として建立されたものをヒンズー教寺院として改修したとのこと。

巨大な樹木に覆われた神秘的な寺院と聞いていますが、まだその姿が見えません。

南側に回ると、崩れた瓦礫がそのままに。

巨大樹木に覆われるタ・プローム
その瓦礫を養分とするかのように、巨大な樹木が。

しかし、これは立派な木だ。樹齢何年ぐらいになるんだろう?

しばらく外壁と瓦礫が続きます。

たしかに、これはすごい遺跡だ。全部石で、よくここまで造ったものと思います。
樹木がからんでいるぶんだけ、先日見たギリシアの遺跡よりもミステリー度が高く感じる。

また出た、巨大な木の根っこ。

回廊の中も散歩して見ます。
ていうか、日なたがあまりにも暑いので、日陰に避難。

これが回廊。うーん、神秘的だ・・・

ここは、さっき見たバンテアイ・クディのように、窓に格子戸が入ってないですね。

のんびり見学したいところですが、時間がありません。
時計を見れば14時。タ・プロームに入ってから1時間も経ってしまった。
このあとアンコール・トムを見てから、アンコールワットに向うつもりですが、さっきのレンタル屋さんによれば、アンコールワットには、15時半に着くとちょうどいいらしい。
ちょうどいいというのは、中国人が少なかったり、撮影するときの光線だったりということですが、あと1時間半というのは、いかにもあわただしすぎ。
時間配分を間違えちゃったかな・・・

まあ、なんとかなるさと、出口に向います。
ああ、もう少しいたい・・・

こちらが、東門の方で、まだまだ立派な樹木が登場しそうですが、無念の思いで引き返します。

それにしても、この木もすごいな。

これもすごい・・・ ていうか、こんなの今まで見たことない。

木に圧倒されていますが、壁に描かれているレリーフも見事なもの。

こんなに美しく、細部まで彫られています。よく風化してしまわないものです。

また、すごい木・・・

じっと見てると、「ワンピース」の空島に出てきた風景が脳裏に浮かびます。
ひょっとして、尾田先生、ここをモデルにしたとか。

回廊へ向う通路は大渋滞。

後ろから見ると、中国人も日本人?
しかし、何故か、今のところ、日本人とは出くわしません。
たぶん、いっぱいいるんでしょうけど。

回廊を出ると、またまたとどめのスゴイ木。

「~歩き方」にも、樹木に押しつぶされそうになりながら、かろうじて寺院の体裁を保ってる、とありますが、その表現には納得がいきます。
ほんとにすごい・・


これもまた見事。
なんか、すごいすごいとばかり言ってますが、これ以外に表現が見つからない。
実物を見ると、ほんとにすごいですよ。

回廊をたどって・・

この木なんて、記念撮影する人が止みません。

この遺跡が造られたのが12世紀。
900年くらいで、木ってこんなに育つものなんだね。

あと、何百年かすると、ほんとに遺跡そのものが木に取り囲まれそう。

最後まで、木の祭典でした。
さすが、世界の世界遺産、アンコール遺跡です。

ようやく出口に。

そして、止めて置いたEバイクに。
しかし、時間オーバー、遅刻だ~・・・ こりゃ、ランチ食べる余裕ないな。
現在14時20分。
もう、アンコール・トムへ向っちゃいましょう。

でも、のどは渇いた(笑)
またまた、ペットボトル持つの忘れてます。