Eバイクで巡るアンコールの遺跡 ~バンテアイ・クディ~【カンボジア旅行記 #4】

さて、あらためて地図を見ます。

アンコール遺跡の代表建築物はアンコールワットなんでしょうが、その北側にもアンコール・トムという遺跡の町があり、それ以外にも無数の遺跡が点在しているのがアンコール遺跡。

当然、1日いや半日で見ることのできる範囲は限られます。

ここは、素直に、あのレンタル屋さんのアドバイスに従って、オレンジ色のショートコースをチョイスします。

ショートコースとはいっても、アンコールワットにアンコールトム。
その他にバンテアイ・クディ、タ・プロームなども見れるのでよしとします。

ていうより、アンコールの遺跡を半日で見学してしまおうなんて、誇り高きカンボジア人に怒られそうですが、こちとらショートバケーションなので、仕方ありません。

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スラ・スラン 王様の沐浴池

まずは、バンテアイ・クディ。チケットセンターの横の道路を、北に向います。
体力のある欧米人は自転車ですか・・・ すごいな

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しばらく行くと、チェックポイントが現れます。
さっき買ったばかりのチケットを提示。サングラスを外してくれ、とか、なかなか厳重。

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そして、さらに行くと、バンテアイ・クディが見え、その正面に湖というか池が広がります。
スラ・スランです。

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このスラ・スラン周辺は、カンボジア人たちの憩いの場所となっているようで、ロードサイドが出店で賑わっています。

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そして、この出店の中に、Eバイクのフリーチャージスポットがあるというので、そこを探します。

まだ10キロも走ってませんが、レンタル屋のお姉さんも、
「ここでのチャージはマストよ。遺跡見学している間に、チャージできるんだから。」と念を押していました。

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バイクを押していくと、店の中からスタッフが出てきて、手際よくコードを繋いでくれます。
そして、「中でランチどう?」と勧められましたが、まだ11時。辞退します。

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身軽になって、スラ・スランのほとりを散歩。

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王様の沐浴池だったそうです。

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スラ・スランのほとりで談笑するカンボジア人家族。
後で知ったのですが、今日は木曜日だけど、カンボジアの祝日だったらしい。

それにしても大家族。カンボジアの将来が楽しみですね。

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さて、スラ・スランからバンテアイ・クディに向います。歩いてすぐです。

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Eバイクを飛ばしていたときは気づきませんでしたが、すごい日差し。
亜熱帯なんだから当たり前ですが、強烈です。気温は30度前後なんでしょうが、日差しが痛いくらい。

なので、フォレストの中に入ると、爽やか。やっぱり、今カンボジアは乾季なんだね。

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広範囲に散らばってる遺跡。
時間のある人は、これらを一つ一つ見ていくんだろうな。

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バンテアイ・クディ 僧房の砦

バンテアイ・クディの正面に来ました。
ここでも、カンボジア人家族が記念撮影。

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バンテアイ・クディとは、「バンテアイ」は砦という意味で、「クディ」とは、僧房のことを指すとのこと。

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中に入ると、参道が続きます。

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見えてきました。あれが東塔門かな。

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なんか、じっと見てると、日本のお寺のようにも見える・・・

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このバンテアイ・クディは、最初はヒンズー教の僧院として建てられたらしい。
10世紀の頃。

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その後、ジャヤヴァルマン七世によって仏教寺院として生まれ変わったとのこと。

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なので、あの手がいっぱいあるヒンズー教ではなく、仏教の仏像が、静かにたたずんでいます。

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700年以上も前のレリーフ。(こういうのもレリーフというのかな?)
よく、残っていたと思います。

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石柱もしっかり。

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しかし、地震でもきたら崩れそう・・

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元は屋根があったんでしょうね。

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「~歩き方」にも写真で載ってる、踊り子のテラスのアプサラのレリーフでしょうか。
写真とは、ちょっと違う気が。こういうとき、ガイドがいないと辛い・・

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でも、石柱という石柱に、描かれています。

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敷地はけっこう広いです。

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この格子戸のようなのは、窓だったとのこと。
これは、隙間まで埋まっちゃってますけどね。

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ところどころ、屋根が残っているところも。
しかし、こういうところを徘徊するのは楽しいね。

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迷路のようです。

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これはデバターでしょうか。彫りの深さが印象的です。

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観光客だけでなく、毎日お参りに来る僧もいるようですね。

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このあたりが西側の果て。引き返します。
さすがに暑くなってきました。

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すごい立派な木。
実はこの後、もっと立派ないろんな樹木を見てびっくりするのですが、このときはたまげてしまいました。

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帰り道、私設ガイドのような若い兄ちゃんに声をかけられて上を見ると、何かがうごめいてました。

「クロウ?」と聞くと、「ノー。バット!」

こうもりでしたか。

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その兄さんが案内してくれるというので、カネは要らないというので、ついていきます。

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ここから写真を撮れ、とか、観光客に手馴れた感じ。

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日本人は多いか?と聞くと、中国人が圧倒的に多い、との答え。

でも、これなんか、ナイスアングルだね。
一人で歩いてたら、この構図は見つからなかったでしょう。

若い兄さんに感謝です。

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さて、小一時間もいて、軽く疲れ、そしてのどが渇きました。

そろそろ戻ります。

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参道に連なる出店。
ヤシの木のジュースなんかがけっこう売れてるようです。

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大家族。平和な光景です。

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バンテアイ・クディの外に出ました。

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とたんに出くわすバイクタクシーの群れ。

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池のほとりで休日を楽しむカンボジアの家族。

それとは対照的に、暑さで少しづつ体力を奪われていく実感(笑)

さて、次の遺跡に行こう。

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今回のカンボジア&アンコールワット2泊4日一人旅の全行程・費用・治安などはこちらです。