フィンテックにほど遠い日本社会を感じた入学金の銀行振込み

娘の大学進学が2人とも決まったので、父親としては、ほんとに胸をなでおろせる瞬間。

家族で、合格祝いパーティです。

銀行の窓口に行くのって何年ぶり?

ところが、そのあとが大変でした。

私の、行きたくない場所の一つ。銀行です。

何で行きたくないかというと・・・

  • 店に入るなり「いらっしゃいませ!」の連呼(昭和ですか・・)
  • これでもか、というぐらいに伝票類が並び、なにがなんだかわからない。
  • 住所やら氏名やら、いっぱい書かされる。
  • たぶん、すいてても30分くらい待つ。
  • なにかセールスされる。

と、こんなところですが、入学金を振り込むためには、行かざるを得ない。

仕方なく、地元で一番大きい銀行の窓口に、出向きました。

平日の昼休みに、会社を抜け出してです。

銀行の中に入るのって、何年ぶりだ・・・

案の定、いろんな伝票を書かされ、印鑑をペタペタ。

この銀行は、積み立て定期預金の解約を、ATMやインターネットバンキングでできないので、その伝票も一生懸命に書く。

私の想像したとおりに、事が運ぶことに、ある意味うっとり。

ほかに、お客なんて数人しかいないのに、たっぷり30分かかりました。

しかも、入学金一括納付だと、振込みが2件になるので、手数料が880円×2で1,760円!

サギですか(゜o゜)

 

時代は令和。いや、平成の時代だって、おカネの送金はインターネットで行うのが当たり前。

それどころか、時代はフィンテック。

おカネのやり取りは、アプリで行うものでしょ。

それを、わざわざ、平日の日中に店まで来させ、伝票を何枚も書かせて、手数料を1,760円もとって、30分待たせて送金する。

もちろん、大学側の作業上、お客に勝手に振り込ませると、合格番号を入力するのを忘れるとか、余計に煩雑になるので、事務を銀行に任せているという事情はわかります。

それにしても、何年ぶりに訪れた銀行。あまりの旧態然ぶりに驚きました。

でも、行員さんの対応は素晴らしかったですよ

いらないセールスを押し付けることもなく、「合格おめでとうございます」と声をかけてくれました。

こちらも、旧態然とした区役所

続いて、いろんな証明書を取得するつもりで、区役所へ。

区役所も、来るの何年ぶり?

ここでも、30分以上待たされたあげく、住所から電話番号からいっぱい書かされ、○○記載証明書を、1通400円の手数料を払って手に入れます。

マイナンバーカード持ってるのに、活かされてない・・

最後は郵便局

結局、銀行と区役所だけで、昼休みを消化して、いったん帰社。

業後に郵便局へ。

切手を買うのも何年ぶり?

手を真っ黒に汚して、なんとか、娘の入学手続き完了。

けっこう、疲れた・・・

日本社会の縮図をみたような1日

税金をしっかり納め、マイナンバーカード(もちろん娘のも)を所有している人間が、大学の入学手続きに東奔西走。

銀行、区役所、郵便局。

考えてみれば、この3ヶ所を、前回訪れたのは、6年前の中学受験のときでした。

受験や入学など、教育に関するときしか使わない、3つの公共機関(銀行は民間ですが)。

教育システムが、日本のIT化やキャッシュレス化を阻害してるのかな・・

現場を知らない、私が大きなことは言えませんが、このIT時代に、わざと仕事を作ってるような気がしてなりません。

技術はすごいスピードで進化しているのに、古い体制が強く、活かしきれないシステム。

 

娘たちには、大学で、グローバル社会と、IT社会を学んでもらいたい。

そう思った、1日でした。